鼻づまり

鼻づまりとは

鼻づまりとは、鼻の通り道が狭くなることで息苦しさや不快感を覚える状態のことです。片方または両方の鼻が鼻水や腫れた粘膜、異物などによって詰まってしまい、本来の鼻呼吸が困難になります。

医学的には「鼻閉」と呼ばれ、人間が本来持つ鼻からの呼吸機能が阻害された状態を指します。厚生労働省の調査によると、アレルギー性鼻炎は国民の約4割が罹患している第1位の疾患となっており、副鼻腔炎の患者は日本全国で100万人から200万人いるとされています。

最近では小学生のアレルギー性鼻炎有病率は依然として増加傾向にあり、現代社会における深刻な健康問題となっています。特に慢性副鼻腔炎患者は約20万人が存在し、幅広い年齢層で症状に悩む人が増えています。

鼻づまりを放置すると、慢性的な口呼吸により口腔内や喉の乾燥が進行し、細菌やウイルスの感染リスクが高まります。睡眠の質が著しく低下し、日中の集中力や思考力の減退、慢性疲労を引き起こします。

さらに深刻化すると睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まり、高血圧や心疾患などの生命に関わる合併症を招く可能性があります。鼻茸などが大きくなると、嗅覚障害が永続化し、日常生活の質が大幅に低下する恐れもあります。

鼻づまりの原因

医学的には鼻づまりの主な原因は以下のように説明されています。

アレルギー性鼻炎

花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルゲンに反応して鼻腔内の粘膜が炎症を起こし、鼻の通り道が狭くなります。現代の住環境や大気汚染が症状を悪化させることもあります。

副鼻腔炎（蓄膿症）

風邪などの感染により副鼻腔に細菌が繁殖し、膿が溜まることで鼻づまりを引き起こします。急性から慢性に移行すると長期間の治療が必要になります。

鼻中隔弯曲症

鼻腔を左右に分ける鼻中隔が湾曲することで、物理的に鼻の通り道が狭くなります。生まれつきの場合や外傷が原因となることがあります。

薬剤性鼻炎

点鼻薬の長期使用により鼻粘膜が慢性的に腫れ、薬の効果が切れると鼻づまりが悪化します。市販薬の使いすぎが原因となることが多いです。

このように鼻づまりは様々な要因が絡み合って発症しており、鼻づまりと一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、鼻づまりを改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

鼻づまりの場合、病院では次の治療法が一般的です。

抗ヒスタミン薬

アレルギー性鼻炎に対して処方される内服薬ですが、眠気や集中力低下などの副作用があり、長期服用による効果の減弱も懸念されます。

日常生活や仕事に支障をきたす場合もあり、根本的な解決にはなりません。

ステロイド点鼻薬

鼻粘膜の炎症を抑える効果は高いものの、長期使用により鼻粘膜の萎縮や感染リスクの増加、全身への影響が心配されます。

しかし、あくまで一時的に症状を抑えているだけであり、使用をやめると再発することが多いのが現状です。

抗菌薬治療

副鼻腔炎に対して細菌感染を治療する目的で使用されますが、耐性菌の出現リスクがあり、腸内細菌バランスの乱れや副作用も考慮する必要があります。

さらに抗菌薬が効かないウイルス性の場合は効果が期待できず、適切な診断が重要になります。

鼻づまりを改善するために

まずはあなたの鼻がなぜつまってしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

鼻づまりは気づかない間に悪化することが多く、単に薬で症状を抑えるだけではなく根本的なアプローチが必要です。当院では詳細に分析し、鼻腔のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

鼻づまりの臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、生活指導や効果的なセルフケアもお伝えしながら、あなたの鼻づまりのお悩みに向き合います。

鼻づまりでお悩みなら一度ご相談ください。

鼻づまりのQ＆A

鼻づまりは自然に治りますか？

風邪による一時的な鼻づまりは自然治癒することもありますが、アレルギーや構造的な問題が原因の場合は適切な治療が必要です。

鼻づまりの人がやってはいけないことは？

点鼻薬の長期連用、鼻を強くかむこと、アレルゲンへの無防備な接触は症状を悪化させるため避けるべきです。

アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎の違いは何ですか？

アレルギー性鼻炎は透明な鼻水が特徴で、副鼻腔炎は黄色く粘性のある鼻水や顔面痛を伴うのが一般的です。

点鼻薬はどのくらい使っても大丈夫ですか？

市販の血管収縮薬入り点鼻薬は3日程度の短期使用にとどめ、長期使用は薬剤性鼻炎の原因となります。

鼻づまりで手術が必要になるのはどんな時ですか？

鼻中隔弯曲症や鼻茸により薬物治療で改善しない場合、または睡眠時無呼吸症候群を伴う場合に手術適応となります。

子どもの鼻づまりは大人と同じ治療でいいのですか？

子どもは鼻腔が狭く、使用できる薬剤も限られるため、年齢に応じた専門的な治療が必要です。

鼻づまりと頭痛の関係はありますか？

副鼻腔の圧迫や慢性的な酸素不足により、前頭部や頬部の痛み、頭重感が生じることがよくあります。

鼻づまりが原因で嗅覚が戻らなくなることはありますか？

長期間の鼻づまりにより嗅神経が損傷し、永続的な嗅覚障害に至る可能性があるため早期治療が重要です。

妊娠中でも使える鼻づまりの薬はありますか？

妊娠中は使用できる薬剤が限られるため、必ず産婦人科医と耳鼻科医に相談してから治療を開始してください。

鼻づまりを予防する方法はありますか？

室内の湿度管理、アレルゲンの除去、マスクの着用、規則正しい生活習慣により予防効果が期待できます。

鼻づまりに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは鼻づまりと相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。鼻づまりに悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！