手首の痛み

手首の痛みとは

手首の痛みとは、手首やその周囲に生じる様々な種類の痛みや不快感を指します。手首を動かしたときに感じる痛みから、安静時でも続く鈍痛まで、痛みの程度や性質は原因によって大きく異なります。

代表的なものに腱鞘炎やドケルバン病、TFCC損傷、手根管症候群などがあり、日常生活で手を使う動作に支障をきたすことが多い症状です。特にパソコンやスマートフォンの普及により、手首の腱鞘炎患者は若年層でも急激に増加しています。

労働環境や日常生活の変化が大きく影響しており、推定では日本全国で数十万人規模の患者が存在すると考えられています。手首の痛みは仕事や趣味に大きな制限をもたらし、生活の質を著しく低下させることが多いのが特徴です。

手首の痛みを放置すると、まず痛みが慢性化し、日常的な動作に継続的な支障をきたすようになります。腱鞘炎や手根管症候群といった症状が進行し、手首の筋肉や腱、神経に過度の負担がかかり続けるのです。

最悪の場合、手首の機能が著しく低下し、物を持つ力が弱くなったり、手を動かすのが困難になるなど、日常生活に重大な支障をきたします。さらに、痛みが肩や首、背中にまで広がり、全身の筋緊張や姿勢の悪化を招く可能性があります。進行すると手術が必要になることもあり、職業や趣味活動に長期間制限がかかることになります。

手首の痛みの原因

医学的には手首の痛みの主な原因は以下のように説明されています。

パソコンやスマートフォンの長時間使用

キーボード操作やタッピング動作の繰り返しにより、手首の腱に過度な負荷がかかり炎症を起こします。現代社会では最も多い原因の一つです。

加齢による組織の変性

年齢とともに腱や腱鞘が硬くなり、血液循環が悪化して炎症が治りにくくなります。組織の修復能力も低下していきます。

ホルモンバランスの変化

妊娠中、産後、更年期などのホルモン変動により、腱鞘が腫れやすくなり炎症を起こしやすくなります。女性に多い原因の一つです。

外傷や捻挫

転倒時に手をついたり、スポーツ中に手首をひねったりすることで、骨や軟部組織が損傷します。急性の痛みから慢性化することもあります。

姿勢不良や体の使い方の癖

肩甲骨の位置のずれや肩関節の動きの制限により、手首への負担が増加します。全身のバランスの崩れが手首に影響を与えるのです。

このように手首の痛みは様々な要因が重なり合って発症することが多く、手首の痛みと一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、手首の痛みを改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

手首の痛みの場合、病院では次の治療法が一般的です。

安静固定療法

手首の動きを制限するサポーターやテーピングを用いた固定療法が行われますが、日常生活で手を完全に使わないことは現実的に困難です。

固定期間中の筋力低下や関節拘縮のリスクがあり、根本的な解決にはつながりにくいのが現状です。

薬物療法

炎症を抑える湿布薬や内服薬、痛み止めが処方されますが、あくまで一時的に症状を抑えているだけに過ぎません。

根本的な原因の解決にはならず、薬の効果が切れると再び痛みが現れることが多く、長期服用による副作用の懸念もあります。

ステロイド注射

局所にステロイドを注射して炎症を抑える治療法ですが、効果は一時的で繰り返し注射すると組織の脆弱化や感染のリスクがあります。

根本治療にはならず、注射への不安や恐怖を感じる患者さんも少なくありません。

手首の痛みを改善するために

まずはあなたの手首がなぜ痛みを起こしているのか、その根本的な原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

手首の痛みは気づかない間に悪化することが多く、単に患部の問題だけではなく姿勢や全身のバランスの崩れが影響しています。当院では詳細に分析し、手首のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手首の痛みの臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、日常での手の使い方指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたの手首の痛みのお悩みに向き合います。

手首の痛みでお悩みなら一度ご相談ください。

手首の痛みのQ＆A

手首の痛みは自然に治りますか？

軽度の場合は安静により改善することもありますが、日常生活で手を使わないことは困難で、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると慢性化するリスクが高いため、早期の対処をお勧めします。

手首の痛みがある人がやってはいけないことは？

患部を無理に動かしたり、痛みを我慢して同じ動作を続けることは避けてください。また、患部を強く揉んだり、熱いお風呂で温めすぎることも炎症を悪化させる可能性があります。

腱鞘炎とドケルバン病の違いは何ですか？

ドケルバン病は腱鞘炎の一種で、特に手首の親指側に起こる腱鞘炎を指します。親指を動かす腱の炎症により、親指の付け根から手首にかけて痛みが生じるのが特徴です。

手首の痛みは何科を受診すればよいですか？

まずは整形外科を受診することをお勧めします。検査の結果によっては、リウマチなどの疾患が疑われる場合にリウマチ膠原病内科へ紹介されることもあります。

手首の痛みにマッサージは効果的ですか？

患部への直接的なマッサージは炎症を悪化させる可能性があります。前腕部や肩周りの筋緊張をほぐすことは有効ですが、専門家の指導の下で行うことが重要です。

手首の痛みが片手だけに出るのはなぜですか？

利き手の方が使用頻度が高いため、負荷がかかりやすく症状が出やすくなります。また、作業時の姿勢や体の使い方の癖により、片側に偏った負担がかかることが原因です。

手首の痛みは完治しますか？

適切な治療と生活習慣の改善により、多くの場合で症状の改善は可能です。ただし、根本的な原因を取り除かなければ再発のリスクがあるため、総合的なアプローチが必要です。

手首の痛みに効果的なストレッチはありますか？

前腕の筋肉を伸ばすストレッチが効果的ですが、痛みが強い急性期には避けるべきです。症状に応じた適切なタイミングと方法で行うことが重要です。

手首の痛みと肩こりは関係がありますか？

密接な関係があります。肩甲骨の位置のずれや肩関節の動きの制限により、手首への負担が増加します。逆に、手首の痛みにより代償的な動作パターンが生じ、肩こりを引き起こすこともあります。

手首の痛みを予防する方法はありますか？

正しい姿勢の維持、定期的な休憩とストレッチ、作業環境の改善、適度な運動による全身の筋力バランスの維持が効果的です。また、早期の症状に気づき適切に対処することも重要な予防策です。

手首の痛みに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは手首の痛みと相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。手首の痛みに悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！