副鼻腔炎

副鼻腔炎とは

副鼻腔炎とは、いわゆる「蓄膿症」のことで、鼻の周りにある副鼻腔という空洞で炎症が起こり、膿や粘り気の強い鼻水がたまる病気です。

風邪やアレルギーをきっかけに副鼻腔の粘膜が腫れ、鼻と副鼻腔をつなぐ通り道がふさがることで起こります。症状が4週間以内のものを急性副鼻腔炎、3ヶ月以上続くものを慢性副鼻腔炎と呼び、鼻づまりや頭痛、匂いや味の障害などの不調を引き起こします。

副鼻腔炎で悩む人は、日本全国で約100万人から200万人いると推定されています。慢性副鼻腔炎の患者は約200万人で、そのうち鼻茸などを伴う手術対象となる症例が約20万人存在します。男性の方がやや多く、50代から60代がピークとなっています。

副鼻腔炎を適切に治療せずに放置すると、約30%の方が慢性化してしまいます。日常生活での集中力低下、睡眠の質の悪化、慢性的な疲労感などが続くようになります。

さらに進行すると、炎症が耳に広がって中耳炎を発症したり、目の神経に影響を与えて視力低下や失明のリスクが生じる可能性があります。最悪の場合、炎症が脳に達して髄膜炎や脳膿瘍、神経障害といった重篤な合併症を引き起こす危険性もあります。

副鼻腔炎の原因

副鼻腔炎の原因として次のものが挙げられます。

ウイルス・細菌感染

風邪などのウイルス感染後に続発する細菌感染が最も多い原因です。炎症により副鼻腔内に膿がたまりやすくなります。

アレルギー反応

花粉症やハウスダストなどのアレルゲンに対する過剰な免疫反応により、副鼻腔の粘膜が慢性的に炎症を起こします。

鼻中隔弯曲症

鼻の中央を仕切る壁が曲がっていることで鼻づまりが起こり、副鼻腔の換気が悪くなって炎症が生じやすくなります。

真菌（カビ）感染

空気中に浮遊するカビが副鼻腔内に定着し、真菌性の副鼻腔炎を引き起こすことがあります。

このように副鼻腔炎は複数の要因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。副鼻腔炎と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、副鼻腔炎を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

副鼻腔炎の場合、病院では次の治療法が一般的です。

抗生物質の長期投与

急性期には短期間の抗生物質、慢性期にはマクロライド系抗生物質を2～3ヶ月間という長期間の服用が必要で、胃腸障害や耐性菌の出現リスクがあります。

また根本的な体質改善には至らないことが多く、服用を中止すると再発しやすいという問題があります。

ネブライザー治療

消炎剤などの薬剤を霧状にして鼻から吸入する治療法ですが、定期的な通院が必要で、一時的な症状緩和にとどまることが多く、継続しないと再発しやすい特徴があります。

根本的な解決には至らず、通院の負担も大きくなってしまいます。

内視鏡下副鼻腔手術

薬物治療で改善しない重症例に対して内視鏡を使用した手術が行われますが、手術による身体への負担があり、術後の痛みや出血のリスクがあります。

さらに再発の可能性も完全には排除できず、手術を避けたいと考える方も多くいらっしゃいます。

副鼻腔炎を改善するために

まずはあなたの副鼻腔炎がなぜ起こってしまっているのか、その根本原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

副鼻腔炎は気づかない間に慢性化することが多く、単なる風邪だと思っていても実は副鼻腔の炎症が長期化していることがあります。当院では詳細に分析し、副鼻腔周辺のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

副鼻腔炎の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、生活習慣の改善や効果的なセルフケアもお伝えしながら、あなたの副鼻腔炎のお悩みに向き合います。

副鼻腔炎でお悩みなら一度ご相談ください。

副鼻腔炎のQ＆A

副鼻腔炎は自然に治りますか？

急性副鼻腔炎の約70%は適切な治療で完治しますが、自然治癒は難しく、放置すると30%が慢性化するリスクがあります。早期の専門的治療が重要です。

副鼻腔炎の人がやってはいけないことは？

喫煙や過度の飲酒は炎症を悪化させます。また、鼻を強くかみすぎることや、不適切な鼻洗浄は症状を悪化させる可能性があります。

副鼻腔炎と蓄膿症は同じ病気ですか？

基本的に同じ病気を指しますが、蓄膿症は膿がたまった状態を表現した俗称で、副鼻腔炎は医学的な正式名称です。

どのくらいの期間で治りますか？

急性の場合は1～2週間、慢性の場合は2～3ヶ月以上の治療期間が必要です。個人差があり、重症度により期間は変わります。

手術以外で治す方法はありますか？

薬物治療、生活習慣の改善、体質改善により多くの場合は改善可能です。当院では独自のカイロプラクティックアプローチも取り入れています。

再発を防ぐためにはどうすればよいですか？

免疫力の向上、適切な鼻のケア、アレルゲンの回避、ストレス管理などの総合的なアプローチが効果的です。

副鼻腔炎は遺伝しますか？

一部の副鼻腔炎では遺伝的要因が関与していますが、多くは生活環境や体質的要因によるものです。

食事で気をつけることはありますか？

抗炎症作用のある食品の摂取、乳製品や糖分の過剰摂取を控えること、十分な水分摂取が推奨されます。

他の病気との関連はありますか？

喘息、アレルギー性鼻炎、中耳炎などとの合併が多く見られます。また、歯科疾患との関連もあります。

完治は可能ですか？

適切な治療により完治は十分可能です。ただし、体質的要因がある場合は、継続的なケアが必要な場合もあります。

副鼻腔炎に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは副鼻腔炎と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。副鼻腔炎に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

手術に頼ることなく、自然な治癒力を高めることで根本的な改善を目指しましょう！