
代表:高井お気軽にご相談ください!
こんにちは、フジカイロプラクティック・京都太秦の高井です。
抱っこしようとしたら、ぐいっと背中を反らせてしまう。しかも、いつも右側(または左側)ばかり。そんな場面に毎日向き合っていると、「どこか悪いのかな」と心配になりますよね。
夜中の授乳のあと、赤ちゃんを抱いたままスマホで「赤ちゃんが抱っこで反り返るのは向き癖と関係があるのか」と調べている方も多いと思います。
当院にも、同じ悩みで相談に来られる親御さんがいらっしゃいます。向き癖については赤ちゃんの向き癖・頭の形のゆがみでもまとめていますが、この記事では「抱っこでの反り返り」に絞ってお話しします。




反り返りの向きは、赤ちゃんの身体の使い方を知る大事なヒントです。まずは落ち着いて、様子を一緒に整理していきましょう
結論から言うと、生後数か月の赤ちゃんが背中を反らせる動きは、よく見られるものです。まずはその理由と、親御さんが不安になりやすいポイントを整理します。
赤ちゃんはお腹の中で身体を丸めて過ごしてきたので、生まれてしばらくは身体を曲げる力が強い状態です。
そこから少しずつ、身体を伸ばす力が育っていきます。曲げる力と伸ばす力をちょうどよく使い分けるのは、まだ難しい時期です。
泣いたとき、興奮したとき、眠いときなどに、勢い余って背中がぐっと反ってしまうことがあります。成長の途中で、力の加減を練習している姿とも言えます。
抱っこは、赤ちゃんにとって姿勢が大きく変わる場面です。寝ている姿勢から急に持ち上げられると、バランスを取ろうとして身体が伸びることがあります。
おむつ替えや授乳のあとで、お腹が張っていたり、げっぷが出きっていなかったりするときも、反りやすくなります。
親御さんの腕に力が入りすぎていると、赤ちゃんも緊張しやすくなります。「ちゃんと抱かなきゃ」と思うほど、お互いに身体が固くなることもあるんです。
「反ること自体は仕方ないとしても、毎回同じ方向なのが気になる」という声はとても多いです。ここでは、向き癖との関係を中心に、考えられる背景を整理してみます。
向き癖とは、寝ているときや抱っこのときに、いつも同じ方向ばかり向いてしまう状態のことです。
首から背中の筋肉に左右差があると、赤ちゃんは楽な側へ顔を向けやすくなります。すると反対側は伸ばされにくくなり、その偏りが反り返りの方向にも出ることがあります。
反り返りも向き癖も、赤ちゃんの身体が「いま楽な形」を探しているサインとして重なって現れることがあります
ただし、これは「向き癖があるから必ず反る」「反るから必ず向き癖」という単純な話ではありません。
お腹の中での姿勢、出産時の状況、生まれてからの寝かせ方など、複数の要素が重なっていることがほとんどです。原因を一つに決めつけないことが大切です。
同じ方向ばかり向いて過ごすと、頭の同じ場所に体重がかかり続けます。赤ちゃんの頭の骨はやわらかいので、後頭部の片側が平らに見えてくることがあります。
鏡や写真で見たときに、左右の耳の位置や後頭部のふくらみが違って見えたら、一度チェックしてみてください。
頭の形が気になるときは、頭の形の専門外来など医療機関に相談する選択肢もあります。
ここがいちばん知りたいところかもしれません。反り返りの多くは心配のいらないものですが、一部には医療機関での確認が必要なケースもあります。
目安を持っておくだけで、気持ちがずいぶん楽になると思います。
次のような様子があれば、整体やカイロプラクティックより先に、小児科などで診てもらってください。
これらは、筋肉や神経、消化器などの確認が必要な場合があるサインです。
気になる場合は、まず小児科で確認してもらうことが先です
健診で「様子を見ましょう」と言われた場合でも、気になることがあれば遠慮せず再度相談して大丈夫です。
機嫌のよいときは普通に過ごせていて、抱っこや泣いたときに反る程度であれば、成長の中で見られる範囲のことも多いです。
向き癖についても、月齢が進んで首の力がついてくると、両側を向けるようになっていく赤ちゃんが多くいます。
それでも、片側ばかり向く傾向が変わらない、頭の形の差が目立ってくる、抱っこのたびに親御さんがつらい、といった場合は、早めに相談しておくと安心です。
病院に行くほどではないけれど、何かしてあげたい。そんなときは、毎日の抱っこや寝かせ方を少し見直してみてください。ここで紹介するのは、安全性を優先した範囲の工夫です。
ここで大事なのは、無理に顔や首を反対側へ向けようとしないことです。
赤ちゃんの首はとてもデリケートです。嫌がって泣いたり、強く抵抗したりするときは、すぐにやめてください。
うつ伏せ遊びは、必ず起きている時間に大人がそばで見守りながら行います。寝かせたままにするのは危険です。
もう一つ、親御さん自身の肩の力も抜いてあげてください。深呼吸をひとつして抱き直すだけで、赤ちゃんの反応が変わることもあります。
反り返りは親御さんの抱き方が悪いから起きるものではありません。自分を責めすぎないでくださいね。
医療機関で大きな問題がないと言われても、日常の「抱きにくさ」や向き癖が残ることはあります。そんなとき、身体の状態を丁寧に見るのが、当院の役割だと考えています。
私は柔道整復師として整形外科や総合病院で検査の経験を積み、国内外でカイロプラクティックを学んできました。
その経験から、赤ちゃんを診るときも、まず首や背中、骨盤まわりの動き、左右の筋肉の緊張の差、寝ているときと抱いたときの姿勢の違いを確認します。
必要があれば、小児科や専門の外来への受診をおすすめします。医療機関での検査や治療に代わるものではなく、あくまで補助的な身体のケアという位置づけです。
赤ちゃんへの施術は、大人のように強い力は使いません。負担の少ないやさしい刺激で、緊張しているところの動きを確認していきます。
あわせて、ご家庭での抱っこの向き、授乳の姿勢、寝かせ方などを一緒に見直します。
「何をしたらいいか分からない」という状態から、「これならできそう」に変わるだけでも、親御さんの気持ちはかなり違ってきます。
効果には個人差があり、必ず変化が出るとお約束することはできません。それでも、状態を確認しながら一緒に進めていくことはできます。
ここまで読んで、「うちの子はどうなんだろう」と少し整理できたでしょうか。最後に、いちばんお伝えしたいことをまとめます。
抱っこでの反り返りは、多くが成長の途中で見られるものです。ただ、いつも同じ方向となると、向き癖や身体の左右差が関わっていることもあります。
大切なのは、反り返りだけ、向き癖だけを見るのではなく、赤ちゃんの身体全体と、毎日の抱っこや授乳、寝かせ方といった生活背景を一緒に考えることです。
医療機関での確認、身体の状態に合わせたケア、ご家庭でできる工夫を組み合わせながら、少しずつ整えていく。それが現実的な進め方だと思っています。
「このまま様子を見ていていいのかな」と迷ったら、まずは一度、赤ちゃんの身体を見せてください。何もなければ、それが一番の安心材料になります。
一人で夜中に悩み続けなくて大丈夫です。気になることがあれば、気軽にご相談ください。

