
代表:高井お気軽にご相談ください!
こんにちは、フジカイロプラクティック・京都太秦の高井です。
仕事中に急に腰へ激痛が走ると、「これはぎっくり腰かもしれない」「仕事中だったけれど労災として扱われるのかな」と不安になりますよね。
ぎっくり腰は、重い物を持ち上げたときだけでなく、身体をひねったときや、中腰の姿勢を続けた後にも突然起こることがあります。


仕事中になったからといって必ず認定されるわけではありませんが、業務による負担との関係が認められる場合には、労災として扱われる可能性があります。




腰を痛めた瞬間に何をしていたのかを、できるだけ具体的に覚えておくことが大切です
「勤務中に痛めたのだから、当然労災になる」と考える方は少なくありません。たしかに、業務が原因で腰を痛めた場合には、労災として補償の対象になることがあります。
ただし、職場で痛みが出たという事実だけでは判断できません。ぎっくり腰は日常生活のなかでも起こることがあるため、仕事によって腰へどのような負担がかかったのかが重要になります。
たとえば、配送先で重い荷物を持ち上げた瞬間に痛めた場合と、デスクワーク中に立ち上がっただけで痛めた場合では、同じ腰痛でも業務との関係の見え方が変わります。
つまり、労災として考えられるかどうかは、痛みが出た場面に業務上の明確な負担があったかどうかが大きなポイントです。
ぎっくり腰の労災認定では、仕事をしている最中だったかだけでなく、その作業が腰痛を引き起こすほどの負担になったと考えられるかが見られます。
急に予想外の力が腰へかかったのか、日常的に腰へ負担のかかる仕事を続けていたのかによって、確認される内容も異なります。
発症したときの状況を説明するときは、「腰が痛くなった」とだけ伝えるのではなく、何を持ったのか、どのような姿勢だったのか、そのときに予期しない出来事があったのかを整理してみましょう。
床に落ちたペンを拾う、椅子から立つ、軽い物を取るなど、普段の生活でも行う動作で痛みが出ることがあります。
もちろん痛みそのものを軽く考えてはいけません。ただ、その動作が業務による特別な負担といえるのかについては、判断が難しくなる場合があります。
一方で、資料が詰まった段ボールを運んでいた、急な依頼で普段はしない力仕事をしていた、狭い場所で無理な姿勢を続けていたという事情があれば、仕事との関係を考える必要があります。
仕事中のぎっくり腰でよく問題になるのは、荷物を持ち上げたときや、身体を支えたときなどに、腰へ急激な力がかかったケースです。外から見えるけががなくても、瞬間的な負荷で筋肉や関節まわりを痛めることがあります。
特に、想定していなかった重さ、急なバランスの崩れ、共同作業中のトラブルなどは、発症の状況を考えるうえで重要です。いつもと同じ作業に見えても、その瞬間だけ強い負担が加わることがあります。
「普段からやっている作業だから」と我慢してしまう方もいますが、普段と同じ仕事であっても、急に大きな力がかかった事情があれば、きちんと伝えることが大切です。
運送、倉庫、製造、建設、引っ越し、小売店の品出しなどでは、荷物を扱う機会が多くなります。重さだけでなく、持ち方、足元、作業スペース、身体をひねる角度によっても腰への負担は変わります。
こうした場面では、発症した瞬間の状況をできるだけ細かく覚えておくことが大切です。時間が経つと記憶があいまいになりやすいため、痛みが落ち着いたタイミングでメモしておくとよいでしょう。
介護や保育の仕事では、人の身体を支える動作が多くなります。相手の動きは毎回同じではないため、予想より大きな力が腰へかかることがあります。
ベッドから車椅子へ移るとき、入浴介助をするとき、転倒しそうな方を支えたとき、子どもを抱き上げたときなどは、身体をひねりながら力を入れやすい場面です。
痛みが出たときに「自分の身体の使い方が悪かった」と責めてしまう方もいます。しかし、業務のなかで起きたことなら、まずは状況を正しく報告し、無理をしないことを優先してください。
ぎっくり腰というと、一度の大きな負荷で起こるイメージがあるかもしれません。しかし実際には、毎日の仕事で腰に負担が積み重なり、ある動作をきっかけに強い痛みとして表れることもあります。
重い物を何度も運ぶ、中腰の姿勢が長く続く、前かがみで作業する、身体に振動が伝わる車両を運転するなど、腰に負担がかかる働き方を続けている方は注意が必要です。
急に痛みが出た日だけを見るのではなく、それまでの仕事内容や勤務時間、作業姿勢を振り返ってみることも大切です。
倉庫内での仕分け、農作業、清掃、食品工場での作業、飲食店での立ち仕事などでは、同じ動きを何度も繰り返すことがあります。
とくに中腰の姿勢は、腰だけでなく、お尻や太もも、股関節まわりにも大きな負担をかけます。身体が十分に動かない状態で作業を続けると、腰の一部分に負担が集中しやすくなります。
痛みが出た一瞬だけでなく、そこに至るまでの働き方も大切な情報です
事務作業や在宅勤務では、重い物を持つ仕事より腰痛とは無縁だと思われることがあります。しかし、長時間座り続けることや、姿勢が崩れた状態で仕事を続けることも、腰に負担をかける原因になります。
ただし、座っているだけで痛みが出た場合は、業務との関係を判断するうえで、重量物の運搬や突発的な負荷があった場合とは異なる見方が必要になります。
労災に該当するかどうかとは別に、腰痛が続くなら、姿勢や身体の動きに問題がないかを確認することは大切です。
急な腰痛が出ると、周囲に迷惑をかけたくない、忙しい時期だから休めないと感じて、無理をしてしまう方がいます。とくに責任感が強い方ほど、「少し休めば大丈夫」と考えやすいかもしれません。
しかし、痛みを抱えたまま荷物を持つ、長時間運転する、中腰作業を続けることは、状態を悪化させることがあります。まずは身体を守ることを優先してください。
また、後から仕事との関係を説明する必要が出たときのためにも、痛みが出た状況を上司や担当者へ早めに伝えておくことが大切です。
報告するときは、感情的にならず、起きた事実を順番に伝えると分かりやすくなります。仕事中に痛めたことを伝えるだけでなく、どのような作業で負担がかかったのかを説明しましょう。
スマートフォンのメモでも構いません。できるだけ早いうちに記録しておくことで、あとから状況を振り返りやすくなります。
受診時は、腰のどこが痛いのか、いつから痛いのかに加えて、仕事中にどんな動作をして痛めたのかを伝えてください。
以前から腰に張りや違和感があった場合も、正直に話すことが大切です。過去に腰痛があったとしても、今回の仕事による負担で症状が強くなった可能性までなくなるわけではありません。
足のしびれが広がる、足に力が入りにくい、安静にしても痛みが強い、排尿や排便の異常がある場合は、早めに医療機関で詳しく確認を受けてください。
ぎっくり腰の痛みは、数日で少し和らぐこともあります。そのため、動けるようになったからといって、すぐに重い物を持ったり、以前と同じ作業量に戻したりする方もいます。
けれども、痛みが減ったことと、腰に十分な余裕が戻ったことは同じではありません。身体がかばう動きをしているまま働き続けると、再び腰を痛めたり、股関節や膝、背中に負担が広がったりすることがあります。
再発を繰り返す方では、腰だけでなく、骨盤や股関節の動き、背骨のバランス、日常の姿勢などが関係していることもあります。
当院では、つらい部分だけを見て終わりにするのではなく、なぜ腰へ負担が集中したのかを検査で確認します。
仕事では避けにくい動作もあるからこそ、身体の使い方を整え、負担をため込みにくい状態を目指すことが大切です。必要に応じて、日常生活や仕事中に気をつけたい姿勢についてもお伝えしています。
仕事中のぎっくり腰は、勤務中に起きたという理由だけで労災認定されるものではありません。しかし、業務中の急な負荷や、長く続く腰への負担が関係している可能性があるなら、最初から諦めずに状況を整理して相談することが大切です。
そして何より、腰の痛みを我慢して働き続けないでください。仕事や家族のために頑張っている方ほど、自分の身体を後回しにしてしまいます。
私は、痛みを繰り返さず、安心して仕事や日常生活を続けられる身体を取り戻してほしいと考えています。腰の状態やこれからの働き方に不安がある方は、一人で抱え込まず、いつでもご相談くださいね。