筋筋膜性腰痛症

筋筋膜性腰痛症とは

筋筋膜性腰痛症は、腰周辺の筋肉や筋肉を包んでいる薄い膜である筋膜に過度な負担がかかることで起こる腰痛です。

デスクワークや長時間の同一姿勢、重量物の持ち上げなどが主な原因で、レントゲン検査では異常が見つからないことが多く、筋肉や筋膜の損傷や緊張によって痛みが生じるのが特徴です。

厚生労働省の調査では腰痛患者数は推定2770万人に達しており、もはや国民病の一つといえる状況です。特にデスクワーク中心の現代社会において、IT関係者やオフィスワーカーに多く見られる症状です。

筋筋膜性腰痛症を放置すると、最初は軽い痛みでも筋肉のこりがひどくなり、日常生活に支障をきたすようになります。痛みにより夜中に目が覚めることが増え、筋肉の修復が十分に行われず、さらなる痛みの悪化を招く悪循環に陥ります。

最悪の場合、ぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニアなどに進行し、起き上がりや立ち上がり動作が困難になるリスクも高まります。

筋筋膜性腰痛症の原因

医学的には筋筋膜性腰痛症の主な原因は以下のように説明されています。

デスクワークや長時間の同一姿勢

座りっぱなしの生活や前かがみの姿勢を長時間続けることで、腰部の筋肉に持続的な負担がかかります。特にIT業界や事務職の方に多く見られる原因です。

スポーツ時の過度な動作

身体を捻る動作や急激な前屈、反りなどの動作により、背筋に過剰な負担がかかることで発症します。テニスやゴルフなどのスポーツでよく見られます。

重量物の持ち上げ

不適切な姿勢で重い物を持ち上げることにより、腰部の筋肉や筋膜に急激な負荷がかかります。引越し作業や重い荷物の運搬時に発症することが多いです。

悪い姿勢の習慣化

猫背などの悪い姿勢を継続することで、特定の筋肉に偏った負担がかかり続け、筋膜の緊張状態が慢性化します。

このように筋筋膜性腰痛症は生活習慣の影響を大きく受けており、筋筋膜性腰痛症と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、筋筋膜性腰痛症を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

筋筋膜性腰痛症の場合、病院では次の治療法が一般的です。

薬物療法

痛みや炎症を抑える薬剤が処方されますが、根本的な原因の解決にはならず、効果が一時的である場合が多く、長期使用による副作用のリスクがあります。

症状を抑えているだけで、筋肉や筋膜の根本的な問題は解決されていません。

物理療法

電気療法や温熱療法により血行促進を図りますが、施術直後は楽になるものの、すぐに元の状態に戻ってしまうことが多く、継続的な効果が期待しにくいです。

一時的な血行改善では、筋膜の緊張や筋肉の根本的な問題は改善されません。

運動療法

ストレッチや筋力強化運動を行いますが、継続的な取り組みが必要で、適切な指導者のもとで行わないと症状を悪化させるリスクがあります。

痛みを抱えたまま正しくトレーニングを継続できる人は決して多くありません。

筋筋膜性腰痛症を改善するために

まずはあなたの腰がなぜ筋筋膜性腰痛症になってしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

筋筋膜性腰痛症は気づかない間に発症することが多く、姿勢の悪化だけではなく慢性的な腰の重だるさや朝の腰のこわばりを繰り返すようになります。当院では詳細に分析し、腰のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

筋筋膜性腰痛症の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、姿勢指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたの筋筋膜性腰痛症のお悩みに向き合います。

筋筋膜性腰痛症でお悩みなら一度ご相談ください。

筋筋膜性腰痛症のQ＆A

筋筋膜性腰痛症は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な安静と生活習慣の改善により自然治癒も期待できます。ただし、慢性化している場合は専門的な治療が必要で、放置すると症状が悪化する可能性があります。早期の適切な治療が回復期間短縮の鍵となります。

筋筋膜性腰痛症の人がやってはいけないことは？

急性期の過度な運動、長時間の同一姿勢、重量物の無理な持ち上げは避けるべきです。また、我慢して痛みのある動作を続けることも症状悪化の原因となります。正しい姿勢を心がけることが重要です。

レントゲンで異常がないのに痛いのはなぜですか？

筋筋膜性腰痛症は筋肉や筋膜の問題のため、レントゲンでは確認できません。筋肉の損傷や緊張が痛みの原因で、エコー検査や身体診察による診断が重要です。画像に写らない軟部組織の問題が原因となっています。

どのくらいの期間で治りますか？

一般的に3週間から3ヶ月程度とされていますが、症状の程度や治療への取り組み方により大きく異なります。早期の適切な治療が回復期間短縮の鍵となります。個人差があるため、専門家の指導のもとで治療を進めることが重要です。

ストレッチは効果的ですか？

適切なストレッチは筋肉の柔軟性向上に効果的です。ただし、急性期や痛みの強い時期は避け、専門家の指導のもとで段階的に行うことが重要です。間違った方法で行うと症状を悪化させる可能性があります。

温めるのと冷やすのはどちらが良いですか？

急性期は冷却、慢性期は温熱療法が基本です。炎症がある時は冷やし、筋肉の緊張が主な問題の時は温めることで血行促進を図ります。症状の状態により使い分けることが重要です。

マッサージを受けても大丈夫ですか？

適切な手技によるマッサージは効果的ですが、強すぎる刺激は症状を悪化させる場合があります。専門知識を持った施術者による治療が推奨されます。筋膜の状態を正しく把握した上での施術が重要です。

仕事は続けられますか？

症状の程度により異なりますが、多くの場合継続可能です。デスクワークの場合は姿勢の改善、重労働の場合は作業方法の見直しが重要になります。適切な対策を講じることで仕事への影響を最小限に抑えられます。

再発を防ぐ方法はありますか？

正しい姿勢の維持、定期的な運動、ストレッチの習慣化、作業環境の改善などが効果的です。根本的な原因を取り除くことが最も重要です。生活習慣の見直しと継続的なメンテナンスが再発予防の鍵となります。

他の腰痛との違いは何ですか？

筋筋膜性腰痛症は筋肉・筋膜由来の痛みで、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などとは原因が異なります。レントゲンで異常がない点が特徴的で、筋肉や筋膜の緊張状態が主な問題となります。

筋筋膜性腰痛症に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは筋筋膜性腰痛症と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。筋筋膜性腰痛症に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！