野球肘

野球肘とは

野球肘は、少年・学生・大人の野球選手によくみられるスポーツ障害です。ボールの投球動作を繰り返すことで肘関節やその周辺組織に炎症や損傷が生じます。

過度な投球やフォーム不良、成長期の骨や軟骨の未熟さなどが主な原因となり、肘の痛みや腫れ、動きの悪さなどを引き起こします。投球回数が多い選手ほどリスクが高くなります。

日本では学童野球選手の20〜40％が一度は野球肘を経験するといわれています。誰もがなりうる障害なので、早期発見・予防が大切です。

そのまま痛みを我慢して野球を続けてしまうと、靭帯や軟骨・骨への慢性的なダメージが進行します。肘の可動域制限や変形、骨片の剥離など深刻な障害へ発展することも珍しくありません。

放置が続けば手術が必要となる場合もあり、野球だけでなく日常生活でも肘が使いづらくなる恐れがあるため早めの対策が重要です。

野球肘の原因

医学的には野球肘の主な原因は以下のように説明されています。

投球動作の繰り返し

長時間にわたり何度も投げることで肘関節に大きな負担がかかります。

投球フォームの乱れ

バランスが悪いフォームや無理な体の使い方で肘への負荷が集中します。

休養不足や投球過多

十分な休みを取らずに練習や試合を続けることで疲労が蓄積します。

成長期の骨や軟骨の未熟さ

成長板や未発達な軟骨が投球負荷に耐えられず損傷しやすい状態です。

体幹や下半身の筋力不足

腕の力だけで投げてしまうと肘へのストレスが増大します。全身のバランスも重要です。

野球肘はこうした要因が複雑に絡み合って発症するため、的確な原因究明が改善のために欠かせません。

病院とはここが違います

野球肘の場合、病院では次の治療法が一般的です。

安静・投球中止

投球を長期間休むことで筋力や技術の低下、精神的ストレスも大きくなり、競技復帰までの道筋が長くなることがあります。

消炎鎮痛剤・湿布

一時的な痛みの緩和は可能ですが、根本的な原因の解消にはならず再発リスクが残ります。

物理療法・理学療法

通院やトレーニング継続が必要で、効果までに時間がかかり根気強いリハビリと正しい指導が不可欠です。

手術療法

復帰まで長期間のリハビリが必要で、手術後も肘の可動域や筋力低下が残る場合があります。

野球肘を改善するために

まずはなぜ肘の痛みが起きているのか、その根本原因をしっかり検査し特定することが重要です。身体全体の使い方や姿勢、柔軟性や筋力も分析し、個々の状況に合わせた施術で改善を目指します。

野球肘は気付かぬうちに少しずつ悪化することが多く、痛みが慢性化したり投球フォームが崩れることもあります。当院では独自検査法とカイロプラクティック理論で野球肘の根本分析を行い、再発予防まで徹底的にサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つカイロプラクターが検査から施術まで責任を持って担当します。野球肘に対する臨床経験が豊富な専門家による徹底分析と根本施術、フォーム指導やセルフケアも丁寧にお伝えしますのでご安心ください。

野球肘の改善だけでなく、再発防止やコンディション管理にも力を入れています。姿勢指導や練習前後のストレッチなどもサポートいたします。

野球肘でお悩みの方は、一度ご相談ください。

野球肘のQ＆A

野球肘は自然に治りますか？

早期であれば安静やリハビリで改善することもありますが、重症化すると治りにくくなるため専門家による早期ケアがおすすめです。

野球肘の人がやってはいけないことは？

痛みがある時に無理して投げたり、痛み止めだけで練習を続けるのは禁物です。深刻な損傷につながることもあるので休養を優先しましょう。

投球以外でも肘が痛むのはなぜ？

炎症や損傷が進行すると日常動作でも痛みが出ることがあります。肘周辺の組織に広くダメージが及んでいる可能性があり早めの対策が重要です。

レントゲンで異常なしなのに痛いのは？

レントゲンには写らない微細損傷、靭帯や軟部組織の炎症が原因のことも。MRIや専門的な触診・検査が有用です。

どれくらい休めば治る？

症状や程度によりますが、軽度なら2〜3週間、重度なら数ヶ月かかる場合もあります。医師や施術者と相談ながら復帰プランを立てましょう。

手術が必要なケースは？

骨・軟骨片が剥がれる、関節可動域が著しく制限される場合は手術も検討されます。ただし多くは保存療法で改善できます。

再発するのはなぜ？

フォーム改善や基礎体力アップ、十分な休養が不十分だと再発しやすいです。根本原因の解消が重要です。

サポーターは効果ありますか？

サポーターやテーピングは肘の負担軽減には有効ですが、根本改善にはなりません。併用しながらリハビリや施術も並行しましょう。

原因がはっきりしない痛みは？

複合的な要因が考えられます。自分一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください。詳細な検査で正確な診断が可能です。

成長期以外でも野球肘になる？

大人の野球選手も繰り返しの投球や無理な練習で発症します。年齢に関係なく予防・ケアが大切です。

野球肘で悩んでいた多くの方が、当院で施術を受けてから野球に前向きになったり、肘の痛みを忘れて練習や試合に参加できるようになりました。

当院のカイロプラクティックは野球肘の根本原因と予防に強みがあり、多くの選手が劇的な改善を感じています。痛みを我慢せずご相談ください。

もう遅い、とあきらめずにご一緒にベストコンディションを目指しましょう！