事故後遺症

事故後遺症とは

事故後遺症とは、交通事故によるケガが治癒した後も、症状が継続している状態を指します。

完治したとは言い切れず、日常生活や仕事に支障をきたす場合も少なくありません。医学的には事故後6ヶ月以上症状が続く場合を後遺症と定義することが一般的で、症状は多岐にわたり、痛みやしびれだけでなく、めまいや吐き気、倦怠感、精神的な不安定など、身体的・精神的な様々な症状が現れる可能性があります。

警察庁の統計によると、令和3年の交通事故による負傷者数は362,131人、重傷者数は27,204人となっています。交通事故による後遺症の正確な統計は公表されていませんが、事故から長期間経過しても症状が残る患者は相当数存在すると推測されます。特に、むちうちなどの頸椎捻挫は交通事故の代表的な後遺症の一つとされており、事故後6ヶ月以上症状が継続するケースも珍しくありません。

事故後遺症を放置すると、後遺症が悪化し、痛みや機能障害が進行する可能性があります。長期的なリハビリテーションが必要になり、慢性的な疼痛により日常生活動作がさらに制限される可能性もあります。

精神的な影響も深刻で、心的外傷後ストレス障害（PTSD）などの精神的な問題が発生し、慢性的な痛みにより、うつ状態や不安障害を併発するリスクも高まり、労働能力の低下により就業継続が困難になる場合があります。

事故後遺症の原因

医学的には事故後遺症の主な原因は以下のように説明されています。

頸椎への急激な負荷

交通事故の衝撃により首が急激に前後に動かされることで、頸椎や周辺の筋肉、靭帯に損傷が生じます。これがいわゆる「むちうち」の原因となります。

筋肉や靭帯の損傷

事故の衝撃で筋肉や靭帯が伸ばされたり断裂したりすることで、炎症や瘢痕組織が形成され、慢性的な痛みの原因となります。

神経への圧迫や損傷

骨格のズレや筋肉の緊張により神経が圧迫されたり、直接的な損傷を受けることで、しびれや痛みが持続します。

心理的ストレス

事故の恐怖体験や痛みの持続により、心理的なストレスが身体症状を悪化させる場合があります。

このように事故後遺症は複数の要因が影響を与えており、事故後遺症と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、事故後遺症を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

事故後遺症の場合、病院では次の治療法が一般的です。

薬物療法

消炎鎮痛剤や筋弛緩剤を用いて痛みや炎症を抑制する治療法ですが、長期服用により副作用のリスクがあり、根本的な解決にならない場合があります。

薬の効果が一時的で、症状の再発が見られることも多く継続的な改善には限界があります。

物理療法

牽引治療や電気治療、温熱療法などにより筋肉の緊張を緩和し、血流改善を図る治療法です。しかし、効果に個人差があり、一時的な改善に留まる場合があります。

また、治療回数が多く必要で、時間的・経済的負担が大きくなることも問題となります。

注射療法

トリガーポイント注射や神経ブロック注射により、局所的な痛みの軽減を目指します。効果の持続期間が限定的で、繰り返し治療が必要になる場合があります。

まれに感染や神経損傷などの合併症のリスクもあり、根本的な解決には至らないケースが多いです。

事故後遺症を改善するために

まずはあなたの症状がなぜ事故後遺症となってしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

事故後遺症は気づかない間に慢性化することが多く、単なる痛みだけではなく日常生活全般に支障をきたすようになります。当院では詳細に分析し、身体のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

事故後遺症の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、日常生活指導や効果的なリハビリテーションもお伝えしながら、あなたの事故後遺症のお悩みに向き合います。

事故後遺症でお悩みなら一度ご相談ください。

事故後遺症のQ＆A

事故後遺症は自然に治りますか？

軽度の症状は時間とともに改善する場合もありますが、多くは適切な治療が必要です。放置すると慢性化し、改善が困難になる可能性があるため、早期の専門的なアプローチが重要です。

事故後遺症の人がやってはいけないことは？

無理な運動や重労働、長時間の同一姿勢は避けるべきです。症状を我慢し続けることや、自己判断での治療中断も症状悪化の原因となるため注意が必要です。

後遺症と後遺障害の違いは何ですか？

後遺症は治療後も残る症状全般を指し、後遺障害は自賠責保険の等級認定を受けたもので法的な意味を持ちます。後遺障害認定により適切な補償を受けることができます。

事故からどのくらい経ったら後遺症と診断されますか？

医学的には事故後6ヶ月以上症状が続く場合を後遺症とすることが一般的です。ただし、症状固定の判断は医師が行い、個人差があります。

むちうちの症状はいつまで続きますか？

軽度なら数週間から数ヶ月で改善することが多いですが、適切な治療を受けないと慢性化し、数年間続く場合もあります。早期の専門治療が回復のカギとなります。

事故直後は痛くなかったのに後から痛くなるのはなぜですか？

事故時の興奮状態や筋肉の緊張により、痛みを感じにくくなることがあります。炎症反応は時間差で現れるため、数日から数週間後に症状が顕在化することが珍しくありません。

後遺障害認定を受けるメリット・デメリットは？

メリットは適切な補償を受けられることです。デメリットは特にありませんが、認定手続きに時間がかかる場合があります。適正な補償のため積極的に検討すべきです。

整形外科と整骨院、どちらに通うべきですか？

まず整形外科で正確な診断を受け、その後の治療方針について相談することをお勧めします。整骨院は保険適用の範囲内で補完的な治療を受ける選択肢として有効です。

保険治療はいつまで受けられますか？

症状が改善し医師が治癒と判断するまで、または症状固定と診断されるまでです。通常は事故から6ヶ月程度を目安としますが、症状によってはそれ以上の期間も認められます。

セカンドオピニオンを受けるべきでしょうか？

症状が改善しない、診断に疑問がある、治療方針に不安がある場合は、セカンドオピニオンを受けることをお勧めします。より適切な治療法が見つかる可能性があります。

事故後遺症に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは事故後遺症と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。事故後遺症に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！