肩鎖関節炎

肩鎖関節炎とは

肩鎖関節炎とは、鎖骨の外側端と肩甲骨の一部である肩峰をつなぐ肩鎖関節に炎症が生じる疾患です。

この関節は肩の動きを支える重要な役割を担っており、炎症により痛みや関節の可動域制限が生じます。特に腕を頭上に挙げる動作で痛みが強くなることが特徴的で、日常生活の様々な場面で支障をきたします。

建設業や重労働に従事する中高年男性を中心に発症することが多く、最近では長時間のデスクワークや同じ姿勢での作業を続ける方にも増加傾向にあります。肩関節疾患全体では相当数の患者が存在すると推測されます。

肩鎖関節炎を放置すると、慢性的な炎症により関節の変形や癒着が進行し、肩の可動域が著しく制限される可能性があります。痛みが慢性化することで日常生活動作が困難になり、仕事や家事に重大な支障をきたします。

また、痛みをかばうことで他の部位への負担が増加し、首や背中の痛みを併発することもあります。最悪の場合、肩関節の機能が大幅に低下し、簡単な日常動作すら困難になる恐れがあります。

肩鎖関節炎の原因

医学的には肩鎖関節炎の主な原因は以下のように説明されています。

外傷による損傷

スポーツや事故などで肩に衝撃を受けた場合、肩鎖関節にダメージを与え炎症を引き起こします。転倒や肩を強く打った際に起こりやすいとされています。

長時間の同じ姿勢や過度な負担

パソコンやスマートフォンの長時間使用により肩周りの筋肉が硬直し、肩鎖関節に負担がかかります。重い荷物を持ち続けることも肩に過度なストレスを与えます。

加齢による変化

年齢を重ねるにつれて肩の関節や筋肉が衰え、肩鎖関節に負担がかかりやすくなります。特に50歳以上の方に多く見られます。

繰り返しの動作

ベンチプレスなどの高負荷の筋トレによるオーバーユースが原因となることがあります。同じ動作を繰り返すことで関節に負担が蓄積されます。

このように肩鎖関節炎は生活習慣や職業の影響を大きく受けており、肩鎖関節炎と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、肩鎖関節炎を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

肩鎖関節炎の場合、病院では次の治療法が一般的です。

薬物療法

肩や腕にかけて痛みが強い場合は抗炎症薬や鎮痛薬が処方されます。それでも改善がない場合は注射による治療が行われます。

しかし、あくまで一時的に症状を抑えているだけであり、さらには吐き気やめまい、眠気といった副作用が出る場合もありますし、根本改善とは言えないでしょう。

物理療法

医療機関の整形外科やリハビリテーションで行う物理療法士による電気療法や温熱療法などが用いられますが、年齢や症状によっては治療によって痛みや辛さが増えることもあります。

誰もが継続的に行えるかには疑問が残ります。

リハビリテーション

肩と全身のストレッチや筋力トレーニングを行います。肩周りで筋肉のアンバランスがある場合は肩と背中、胸の拮抗筋トレーニングを交互に行います。

独学で行うことは難しく、さらに痛みを抱えたまま正しくトレーニングを継続できる人は決して多くありません。

肩鎖関節炎を改善するために

まずはあなたの肩がなぜ肩鎖関節炎になってしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

肩鎖関節炎は気づかない間に発症することが多く、姿勢の悪化だけではなく肩の痛みや動作制限を繰り返すようになります。当院では詳細に分析し、肩のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

高井も肩鎖関節を事故で痛め大変苦しんだので、そのお辛さは本当によく理解が出来ます。各業界、整形外科、PT、カイロプラクター、オステオパシーのトップクラスの先生に何度も治療をしてもらい、１年間掛かって回復した経験をしています。

高井が出来ることは、肩周囲の関節の位置調整、靭帯の張り具合、筋肉のアンバランス、左右肩関節のバランス、肩鎖関節、胸鎖関節、上肢帯、脊柱、頸椎、全身の複合運動、反射、可動域、骨・靭帯・筋肉組織の調整など。徒手療法で私の出来ることは精一杯させて頂きます。肩鎖関節の問題で悩んでいる患者さんは、お気軽にご相談下さい。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩鎖関節炎の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、姿勢指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたの肩鎖関節炎のお悩みに向き合います。

肩鎖関節炎でお悩みなら一度ご相談ください。

肩鎖関節炎のQ＆A

肩鎖関節炎は自然に治りますか？

軽度の場合は自然治癒の可能性もありますが、慢性化しやすい疾患です。適切な治療により改善が期待できるため、早期の対処をおすすめします。放置すると関節の変形や機能低下を招く恐れがあります。

肩鎖関節炎の人がやってはいけないことは？

急性期の激しい運動や重い物を持つ動作は避けるべきです。無理に肩を動かすことで炎症が悪化する可能性があります。痛みを我慢しての作業も症状を長引かせる原因となります。

肩鎖関節炎と肩こりの違いは何ですか？

肩鎖関節炎は特定の関節部位の炎症による限局的な痛みですが、肩こりは広範囲の筋肉の緊張による症状です。肩鎖関節炎では特に腕を上げる動作で痛みが増強することが特徴的です。

どのくらいの期間で改善しますか？

軽度なら2-4週間、重度の場合は数ヶ月を要することもあります。個人差があるため、継続的な治療が重要です。早期治療により回復期間の短縮が期待できます。

手術が必要になるケースはありますか？

重度の靭帯損傷や関節の不安定性が著しい場合は手術適応となることがありますが、多くは保存療法で改善可能です。当院では手術を避けたい方の治療も積極的に行っております。

再発する可能性はありますか？

根本原因を改善せずに症状だけを抑えた場合、再発のリスクがあります。姿勢改善や筋力強化が予防には重要です。定期的なメンテナンスも効果的です。

痛み止めはどのくらい飲み続けても大丈夫ですか？

長期服用は胃腸障害などの副作用リスクがあります。医師の指導のもと、必要最小限の期間での使用が望ましいです。根本治療により薬に頼らない状態を目指しましょう。

運動やストレッチは効果的ですか？

適切な時期と方法で行えば非常に効果的ですが、急性期や誤った方法では悪化の危険があります。専門家の指導を受けることが重要です。当院でも適切な運動指導を行っております。

MRIやレントゲンで必ず診断できますか？

画像検査は有用ですが、症状と画像所見が一致しない場合もあります。総合的な診断が必要です。当院では詳細な検査により原因を特定いたします。

他の肩の病気との見分け方は？

痛みの場所や動作時の症状パターンが異なります。正確な診断には専門的な検査と経験が必要です。お困りの際はお気軽にご相談ください。

肩鎖関節炎に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは肩鎖関節炎と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。肩鎖関節炎に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！