耳鳴り

耳鳴りとは

耳鳴りとは、実際には周囲に音がないにもかかわらず、耳や頭の中で「キーン」「ピー」「ザー」「ブーン」などの音が聞こえる現象です。

これは病気そのものではなく、何らかの原因によって引き起こされる症状で、本人にしか聞こえない自覚的な音として現れます。加齢による内耳機能の低下、ストレスや疲労、騒音による内耳損傷などが主な原因で、集中力の低下や睡眠障害、精神的な負担を引き起こします。

日本では約1,200万人が何らかの耳鳴りに悩んでいるとされており、40歳以上の男性の40％、女性の10％の方が耳鳴りを自覚しているという報告もあります。年齢とともに増加する傾向があり、現代社会のストレス増加とともに若い世代での発症も増えています。

耳鳴りを放置すると、まず睡眠の質が低下し、慢性的な疲労感や集中力の低下を招きます。これにより仕事の効率が悪化し、日常生活に大きな支障をきたすようになります。

さらに、耳鳴りによるストレスが蓄積されると、不安感やうつ状態を引き起こし、社会生活から孤立してしまう可能性があります。最悪の場合、完全に聴力を失ったり、めまいや平衡感覚の障害が加わり、自立した生活が困難になる可能性もあります。

耳鳴りの原因

医学的には耳鳴りの主な原因は以下のように説明されています。

加齢による内耳機能の低下

加齢により内耳の有毛細胞が徐々に減少し、音を電気信号に変換する機能が低下します。これにより脳への音の伝達が不完全になり、耳鳴りが発生します。

ストレス・疲労・睡眠不足

精神的なストレスや身体的な疲労、睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、内耳の血流を悪化させて耳鳴りを引き起こします。

メニエール病や突発性難聴

内耳にリンパ液が過剰に蓄積するメニエール病や、突然片側の聴力が低下する突発性難聴により、難聴とともに耳鳴りが発生することがあります。

血管の異常

高血圧や動脈硬化により血流に異常が生じると、血管音が耳鳴りとして感じられることがあります。また、首や頭部の血流障害も耳鳴りの原因となります。

このように耳鳴りは複数の要因が複雑に関係しており、耳鳴りと一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、耳鳴りを改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

耳鳴りの場合、病院では次の治療法が一般的です。

薬物療法

ステロイド製剤、血管拡張剤、ビタミン剤、内耳循環改善剤、漢方薬、抗不安薬などが処方されますが、長期間の服用が必要で副作用のリスクがあります。

また、すべての患者に効果があるわけではなく、根本的な治癒は期待できない場合が多いです。

音響療法

耳鳴りから注意をそらすために自然の水の音や耳鳴りに似ている音を聞かせる治療法ですが、効果が出るまでに時間がかかり、個人差が大きいため適用できない場合があります。

継続的な実施が必要で、根本的な原因の解決には至らない場合があります。

TRT療法

様々な音を聞いて耳鳴りから気をそらせる治療法ですが、治療期間が半年から数年と長期にわたり、患者の理解と協力が不可欠です。

専門的な設備と技術を要するため実施できる医療機関が限られており、即効性がないという問題があります。

耳鳴りを改善するために

まずはあなたの耳鳴りがなぜ起こっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

耳鳴りは気づかない間に発症することが多く、ストレスの蓄積や自律神経の乱れを繰り返すようになります。当院では詳細に分析し、頸椎や自律神経のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

耳鳴りの臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。

そして施術だけではなく、生活習慣の改善や効果的なストレス管理もお伝えしながら、あなたの耳鳴りのお悩みに向き合います。

耳鳴りでお悩みなら一度ご相談ください。

耳鳴りのQ＆A

耳鳴りは自然に治りますか？

急性の耳鳴りは原因によって自然治癒する場合もありますが、慢性化した耳鳴りは適切な治療なしに完全に消失することは稀です。早期の対処が重要になります。放置せずに、まずは専門的な検査を受けることをお勧めします。

耳鳴りの人がやってはいけないことは？

大音量での音楽鑑賞、過度のストレス、睡眠不足、アルコールの過剰摂取、カフェインの取りすぎは耳鳴りを悪化させる可能性があるため控えめにしましょう。また、耳を強く掃除することも避けてください。

耳鳴りと難聴の関係はどのようなものですか？

耳鳴りの患者の約9割に何らかの難聴が認められており、内耳の機能低下が両方の症状を引き起こすことが多いです。しかし、難聴がなくても耳鳴りは発生します。定期的な聴力検査も重要です。

ストレスと耳鳴りにはどんな関係がありますか？

ストレスは自律神経を乱し、内耳の血流を悪化させて耳鳴りを引き起こしたり悪化させます。また耳鳴り自体がストレスとなり悪循環を形成することがあります。ストレス管理も治療の重要な要素です。

耳鳴りで何科を受診すれば良いですか？

まずは耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。必要に応じて神経内科や心療内科への紹介を受けることもありますが、当院のような専門的なカイロプラクティック治療も効果的な選択肢の一つです。

耳鳴りに効果的な食事や生活習慣はありますか？

規則正しい睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事、ストレス管理が重要です。特に塩分やカフェインの過剰摂取は控え、血流改善を心がけましょう。マグネシウムやビタミンB群を含む食品も有効です。

補聴器は耳鳴りに効果がありますか？

軽度難聴を伴う耳鳴りの場合、補聴器により環境音を増幅することで耳鳴りが目立たなくなり、症状の軽減が期待できる場合があります。ただし、根本的な解決にはならないことが多いです。

耳鳴りは完治する病気ですか？

原因によっては完治する場合もありますが、多くの慢性耳鳴りは完全な消失よりも症状の軽減や慣れることを目標とした治療が行われます。当院では根本原因にアプローチして改善を目指します。

耳鳴りが悪化する要因は何ですか？

疲労、ストレス、睡眠不足、騒音、気圧の変化、アルコールやカフェインの過剰摂取、特定の薬剤などが耳鳴りを悪化させる可能性があります。これらの要因を避けることも症状管理に重要です。

耳鳴りは遺伝しますか？

耳鳴り自体が遺伝するわけではありませんが、難聴や特定の疾患の素因が遺伝的に受け継がれることで、結果的に耳鳴りが発生しやすくなる場合があります。家族歴がある場合は早めの予防が大切です。

耳鳴りに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは耳鳴りと相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。耳鳴りに悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！