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完全骨折と不全骨折、何が違う?原因や症状、正しい応急手当の方法は?

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完全骨折と不全骨折、何が違う?原因や症状、正しい応急手当の方法は?

「骨が折れた」と聞くと、バキッと完全に折れたイメージを持つ方が多いと思います。でも実際には、骨折にはいくつかの種類があって、ヒビが入った状態も立派な骨折のひとつなんです。今回は、骨折後のリハビリテーションにも深く関わる、完全骨折と不全骨折の違いについて、原因・症状・応急処置まで順を追って解説していきます。

「これって骨折?それともただの捻挫?」と迷った経験がある方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。判断を誤ると回復が大幅に遅れることもありますので、最後まで読んでみてください。

代表:高井

「痛みはあるけど歩けるから骨折じゃないだろう」と思って放置し、数週間後に実は骨折だったと判明するケースは決して珍しくありません。特に不全骨折(いわゆるヒビ)は見た目にわかりにくく、捻挫や打撲と間違われやすいのです。正しい知識を持っておくことが、早期回復への第一歩だと思っています

そもそも「骨折」とはどういう状態のことを言う?

骨折というと「骨が完全に折れること」というイメージがありますが、医学的には骨の連続性が断たれた状態をすべて骨折と呼びます。つまり、完全に折れていなくても、ヒビが入っただけでも「骨折」に分類されます。この点を知らずに「ヒビくらいなら大丈夫」と軽く考えてしまうことが、回復を遅らせる大きな原因のひとつになっています。

骨折は大きく分けると、骨が完全に断裂している「完全骨折」と、骨がまだ部分的につながっている「不全骨折」の二種類があります。それぞれに特徴があり、対処法も少し変わってきます。どちらも骨へのダメージであることは変わりませんので、「たかがヒビ」という考え方は今日から改めてください。

完全骨折とは何か、その原因と症状を知る

完全骨折とは、骨と骨が完全に断裂してしまっている状態のことです。骨の連続性がまったくない状態ですので、患部は不安定になり、見た目にも変形が生じることがあります。日常生活での転倒、スポーツ中の衝突、交通事故など、強い外力が一度に加わることで起こるケースがほとんどです。

完全骨折が起こりやすい原因

完全骨折の主な原因は、外からの強い衝撃です。転倒してとっさに手をついた際の手首の骨折、スポーツ中に足首や脚を強くひねったり踏まれたりした際の下肢骨折などが代表的なケースです。また、骨粗鬆症など骨が弱くなっている方の場合は、日常の軽い動作でも完全骨折が起こることがあります。

完全骨折の主な症状

完全骨折では、次のような症状が現れることが多いです。

  • 強い痛み(特に患部を触ったり動かしたりすると激痛が走る)
  • 急速に広がる腫れと内出血による変色(紫〜青みがかった色)
  • 患部がグラグラする、あるいは明らかな変形が見られる
  • 通常とは違う方向に曲がっている、または骨が皮膚を押し上げている
  • 患部に体重をかけることができない、または著しく困難

これらの症状が複数あてはまる場合は、完全骨折の可能性が高いです。痛みが非常に強く、患部が変形しているように見えるなら、すぐに救急病院または整形外科を受診してください。自己判断で動かそうとすることは絶対に避けましょう。

完全骨折の治療はどう進む?

完全骨折の治療では、まず骨をずれないように固定することが最優先です。すでにずれが生じている場合は「整復」といって、骨を正しい位置に戻してから固定します。固定の方法はギプスが一般的ですが、骨折の部位や程度によっては、ワイヤーやプレートを使った手術が必要になることもあります。

固定している期間は患部を動かせないため、筋肉は急速に落ちます。これが、骨がついた後のリハビリが非常に重要になる理由です。骨の癒合はゴールではなく、機能を取り戻すための次のステージへの入口に過ぎません。

不全骨折とは何か、その原因と症状を知る

不全骨折とは、骨が完全に断裂していない状態のことです。いわゆる「ヒビが入った」状態や、骨の一部だけに亀裂が走っている状態がこれにあたります。一見すると軽傷に思えますが、適切な処置をしないままでいると、完全骨折に移行したり、慢性的な痛みが残ったりすることがあります。

不全骨折が起こりやすい原因

不全骨折には大きく二つのパターンがあります。一つは、完全骨折には至らない程度の衝撃によってヒビが入るケースです。転倒や衝突でも、力の加わり方や骨の強度によって不全骨折にとどまることがあります。もう一つは、同じ動作を繰り返すことで骨に少しずつ亀裂が蓄積する「疲労骨折」です。ランナーや野球・サッカーなどのスポーツをしている方に多く見られます。

不全骨折の主な症状

不全骨折は、完全骨折と比べると症状が軽いことが多く、それゆえに見逃されやすいのが特徴です。

  • 歩けるが、患部に鈍い痛みや違和感がある
  • 腫れはあるが完全骨折ほど目立たないことが多い
  • 押すと強い痛みがある(圧痛)
  • 安静時は痛みが弱く、動くと痛みが増す
  • レントゲンに映りにくいことがあり、見落とされるケースも

特に「骨膜下骨折」は外見上の変化がほとんどなく、捻挫や打撲と間違えられやすいため、注意が必要です。「歩けるから大丈夫」「ただの捻挫だろう」と放置してしまい、後から骨折と判明するケースが非常に多いのがこのタイプです。

不全骨折の治療はどう進む?

不全骨折の場合、骨がまだつながっているためズレのリスクは低く、基本的にギプスなどで完全に固定する必要はないことが多いです。ただし、骨が不安定な状態であることに変わりはなく、そのままさらに衝撃を加えると完全骨折になるリスクがあります。安静を保ちながら、テーピングやサポーターで保護しつつ経過を見ることが一般的な対応です。

完全骨折と不全骨折の違いをひと目でわかるように整理

二つの骨折の違いを整理すると、以下のようになります。

項目完全骨折不全骨折(ヒビ)
骨の状態完全に断裂している部分的につながっている
痛みの程度非常に強い比較的軽度なことが多い
腫れ・内出血強く出ることが多い軽度なことが多い
変形・グラつき見られることがあるほぼない
レントゲンでの確認比較的わかりやすい映りにくいことがある
固定の必要性ギプス固定が必要テーピング・安静が基本
主な原因強い外力・一度の衝撃軽い衝撃・繰り返しの疲労

骨折が疑われるときの正しい応急処置

骨折かどうかわからない状況でも、適切な応急処置をとることが回復を左右します。焦る気持ちはわかりますが、まず落ち着いて次の手順を頭に入れておいてください。

RICE処置が基本になります

骨折の疑いがある場合の応急処置は、「RICE処置」が基本です。これはスポーツ現場でも広く活用されているもので、次の4つの頭文字をとっています。

  • Rest(安静):患部をできるだけ動かさない。歩けても、骨折がある場合は体重をかけないことが原則
  • Ice(冷却):氷や保冷剤をタオルに包んで患部を冷やす。直接肌に当てると凍傷になるので注意
  • Compression(圧迫):弾性包帯などで軽く圧迫し、腫れの広がりを抑える
  • Elevation(挙上):患部を心臓より高い位置に保ち、内出血や腫れを最小限にする

RICE処置はあくまで病院に行くまでの応急処置です。「これをやったから大丈夫」と判断して病院受診を後回しにしないようにしてください

絶対にやってはいけないこと

応急処置で最もやってはいけないのは、「骨を自分で戻そうとすること」です。素人が骨を戻そうとすることで、周辺の血管・神経・筋肉を傷つけるリスクが非常に高くなります。変形がある場合でも、無理に動かさずそのままの状態で固定して病院へ運んでください。また、骨折部に強い熱感がある場合は冷却は有効ですが、無理に温めることも厳禁です。

病院に行った方がいいケースと当院を受診した方がいいケース

骨折後のケアで多くの方が迷うのが、「まず病院に行くべきか」「カイロプラクティックや整骨院でいいのか」という点です。状態によって最適な選択肢は変わりますので、以下を参考にしてみてください。

状態おすすめの受診先
骨折直後・強い痛みや腫れ・変形が疑われるまず整形外科・救急病院へ
骨折かヒビかわからず診断を受けていない整形外科でレントゲン確認を優先
骨がついたと診断されたが痛みや動かしにくさが残る当院のような専門的なケアへ
ギプスが外れたが筋力・可動域の回復が思わしくない当院での機能回復アプローチが有効
骨折後から別の部位(腰・膝など)にも痛みが出てきた全身評価ができる当院での相談を

骨折直後の急性期は医療機関での診断・固定が絶対に必要です。その後「骨はついたはずなのに回復が遅い」「痛みがなかなか引かない」という段階になったとき、当院のカイロプラクティックが力を発揮します。迷ったらまずご相談ください。また、当院で行っている「組織修復整体」は、通常の病院で言われた回復期間より、3割~4割は早く回復することが出来ます。お気軽にご相談ください。

実際にこんな相談が寄せられています

当院には、骨折後のケアに関してさまざまな悩みを持った方がいらっしゃいます。特に多かった相談例をいくつかご紹介します。

相談例① 「捻挫だと思っていたら、実は不全骨折だった」(30代・男性)

週末のサッカー中に足首を痛め、「歩けるし捻挫だろう」と自己判断して数日様子を見ていたケースです。痛みが引かないため来院されたところ、足首の不全骨折(亀裂骨折)が疑われ、整形外科を紹介受診したところ確定診断を受けました。早期に適切な対処を始められたため、完全骨折への移行を防ぐことができました。

相談例② 「骨折後2ヶ月たってもギプスを外した足首がかたい」(30代・男性)

病院での治療を終えて「あとは自分で動かしてください」と言われたものの、可動域がなかなか戻らないとのことでご来院されました。足首の関節だけでなく、ふくらはぎや足底の筋膜にもかなりの硬さが残っており、段階的なアプローチで可動域を取り戻していきました。3回の施術後には痛みなく歩けるようになっています。

相談例③ 「骨折後から全然関係ない腰が痛くなってきた」(40代・女性)

手首の骨折後、患部をかばって生活しているうちに腰や肩にまで痛みが広がってきたケースです。患部をかばうことで全身の姿勢バランスが乱れ、腰椎に余計な負担がかかっていたことが原因でした。骨折した部位だけでなく全身を評価することが、根本解決につながります。

Q&A:完全骨折・不全骨折についてよくある疑問

Q. ヒビと骨折は別物ですか?

医学的には、ヒビも骨折の一種です。「ヒビが入っただけだから大丈夫」という考えは正確ではなく、不全骨折も正式な骨折として扱われます。程度の差はあっても、骨にダメージが生じている状態であることは変わりません。適切な処置と安静が必要です。

Q. 歩けるなら骨折ではないですか?

歩けるからといって骨折を否定することはできません。不全骨折では歩行が可能なケースも多く、「歩けるから大丈夫」と判断した結果、後から骨折と判明するケースは非常によくあります。痛みや腫れが続くようなら、自己判断せずに受診することをお勧めします。

Q. レントゲンで骨折かどうかわかりますか?

完全骨折は通常レントゲンで確認できます。一方、不全骨折(特に亀裂骨折・骨膜下骨折)は初期のレントゲンでは映りにくいことがあります。MRIや骨シンチグラフィーなど、追加の検査で初めて診断される場合もあるため、「レントゲンで異常なし=骨折なし」とは言い切れません。

Q. 応急処置で冷やしすぎると逆効果ですか?

冷やしすぎは凍傷の原因になります。氷や保冷剤は必ずタオルや布に包んで使い、1回20分程度を目安にし、皮膚が赤くなったり感覚がなくなったりしたらすぐに外してください。冷却は受傷後48〜72時間以内が有効とされており、それ以降は温めながら血流を促すことが回復を助けます。

Q. 骨折後のリハビリはいつから始めればいい?

固定中であっても、固定されていない周辺の関節を動かすことは多くの場合問題ありません。固定が外れてからは、関節の可動域を取り戻すためのストレッチや筋力訓練を段階的に始めていきます。ただし、開始タイミングは骨折の部位・程度・個人の状態によって異なりますので、必ず専門家に確認してから進めるようにしてください。

骨折後の不安や疑問、一人で抱え込まないでください

完全骨折も不全骨折も、どちらも骨へのダメージです。「この痛みは骨折なのか捻挫なのか」「ヒビくらいなら様子を見ていいのか」という判断に迷ったとき、ひとりで考え込まないでほしいのです。

私はこれまで、骨折後の対応を誤って回復が長引いた方を数多く診てきました。早めに適切な判断をして動くことが、最終的に一番の近道になります。「大げさかな」と感じるくらいの段階でも、ぜひ気軽にご相談ください。骨折後の回復をどう進めるか、一緒に考えていきますので、まずはお声がけいただければと思います。


代表:高井

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