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起立性調節障害の中学生が「怠け」と誤解されやすい理由と対処法

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中学生に起きやすい起立性調節障害の本当の理由と親ができるサポート

こんにちは、フジカイロプラクティック・京都太秦の菅間です。

お子さんが中学生になった頃から、朝どうしても起きられなかったり、頭痛やだるさを訴える日が増えてきて「これって甘えなのかな、それとも病気なのかな」と悩んでいませんか?

同じようなご相談を受けることが本当に増えていて、多くの親御さんが一人で抱え込んでしまっている印象があります。

もし少しでも心当たりがあるようでしたら、一度起立性調節障害という状態について知っておいてもらえると、見え方が大きく変わるかもしれません。

院長:菅間

中学生に多いと言われるこの不調は、親御さんのせいでもお子さんの怠けでもなく、体と心と生活のバランスが崩れた結果として起こるものだと一緒に整理していきましょう

目次

なぜ思春期・中学生の時期に増えやすいのか

まずは、「どうしてこの年齢の子どもにこうした不調が出やすいのか」という全体像からお話しします。

この時期は単に身長が伸びるだけでなく、体の中では血圧や心拍、ホルモン、自律神経など、さまざまなシステムが大人仕様に切り替わる真っ最中です。

そこに学校生活や人間関係の変化が重なり、心も体もフル回転の状態になっているとイメージしてもらえるといいかもしれません。

その負担があるラインを超えたところで、「朝起きられない」「頭が痛い」「めまいがする」といったサインが出てくることがあります。

成長スパートと自律神経のアンバランス

小学校高学年から中学生にかけては、いわゆる成長スパートの時期にあたります。

短い期間で数センチ単位で身長が伸びたり、体つきがぐっと大人に近づいたりしますが、その変化に血管や心臓、自律神経の調整が追いつかなくなることがあります。

立ち上がった瞬間に血液が下半身にたまりやすくなり、それを上半身へ戻す力が十分に働かないと、立ちくらみや気分の悪さ、だるさとして現れてしまうのです。

外から見ると「いつも通り寝ているだけ」に見えても、体の中では常にバランスを取り直そうとしていて、朝の時間帯は特に負担が大きくなります。

この「朝だけ強く症状が出て、時間が経つと少しましになる」という特徴が、怠けと誤解されやすい大きなポイントでもあります。

ホルモンの変化と気持ちの揺れ

思春期はホルモン環境が大きく変わる時期でもあり、気持ちの波が大きくなりやすいタイミングです。

女の子なら月経が始まり、男の子も含めてイライラしやすかったり、急に落ち込んだりすることが増えます。

このホルモンの変化は、単に性格が変わったという話ではなく、自律神経の働きにもダイレクトに影響します。

その結果、眠りが浅くなったり、夜になっても興奮状態が続いて寝つきが悪くなったりといったことが起こり、翌朝の疲労感へとつながっていきます。

本人も「なぜこんなにしんどいのか自分でもよく分からない」ことが多く、親への反抗的な態度の裏で、実は自分自身に対するもどかしさを抱えているケースもよくあります。

学校・部活・人間関係・受験のプレッシャー

中学生になると、勉強の内容が一気に難しくなり、テストや内申点のことも意識せざるを得なくなります。

部活動では先輩後輩の関係や大会のプレッシャーがあり、クラス内やSNSでの人間関係に気をつかう子も増えますよね。

こうした環境の変化は、目に見えないストレスとして、自律神経にじわじわ負担をかけていきます。

真面目で頑張り屋さんのお子さんほど、「もっと頑張らなきゃ」と自分にむち打ち、体のサインを無視してしまいがちです。

その結果、ある朝急に限界を超えたように起き上がれなくなる、というパターンも少なくありません。

「サボり」ではなく体の不調として理解する

親御さんが一番悩みやすいのが、「本当に体がつらいのか、それとも学校に行きたくないだけなのか」という点です。

この部分が曖昧なままだと、親子の会話もかみ合わなくなり、お互いに傷つけ合ってしまうこともあります。

ここでは、この状態をどうとらえたらいいのかを、一度整理してみましょう。

朝だけ症状が強く午後は元気に見える理由

起き上がった直後は血圧が上がらず、頭に十分な血液が回りにくい時間帯です。

もともと血圧が低めだったり、自律神経の調整が苦手なお子さんは、朝の数時間が特にしんどくなりやすい傾向があります。

頭痛や吐き気、ふらつき、体の重だるさなどがピークになるのも朝に集中しやすいのです。

ところが、昼前〜午後にかけて徐々に体が目覚めてくると、「さっきよりは楽」と感じる時間帯も出てきます。

親御さんから見ると「さっきまでしんどいと言っていたのに、今はゲームをしているじゃない」と映り、「本当は学校に行けるのでは」と感じてしまうかもしれません。

でも、これは決して嘘をついているわけではなく、体のリズムの問題として起こっていることが多いのです。

検査で異常なしと言われても辛い現実

病院で血液検査や心電図、レントゲンなどをしても、「大きな異常はありませんよ」と言われることがあります。

これは決して検査が無意味なのではなく、命に関わるような病気が隠れていないかを確認するうえで、とても大切なステップです。

ただ、一般的な検査では、自律神経の細かな働きや姿勢の崩れ、筋肉の緊張などは数字として表れにくいという側面があります。

その結果、「どこも悪くないと言われたのに、なぜこんなにしんどいのだろう」と本人は不安を抱え続ける一方で、周囲は「原因がないなら気持ちの問題では」と誤解してしまう。

ここに大きなギャップが生まれてしまうのです。

親子で抱え込みやすい罪悪感

最初は「夜更かししているから」「ゲームのしすぎ」と叱っていた親御さんが、ある日お子さんの涙を見て「本当にしんどかったのかもしれない」と気づくことも少なくありません。

そこから、「もっと早く気づいてあげればよかった」「自分の接し方が悪かったのでは」と、自分を責めてしまう方も多いです。

一方で、お子さん自身も「頑張れない自分はダメだ」「みんなは普通に学校に行けているのに」と自分を責めやすくなります。

このダブルの罪悪感は、ストレスとなって自律神経をさらに乱し、症状を長引かせる大きな要因にもなります。

回復のカギは「姿勢・生活習慣・メンタル」を総合的に診ること

ここからがとても大切なポイントです。

私のこれまでの臨床経験からお伝えすると、こうした状態はどれか一つだけを見ても、なかなか根本的な改善にはつながりにくいと感じています。

起立性調節のトラブルは、姿勢の崩れ、生活リズムや睡眠・食事などの習慣、そしてメンタル面のストレスという三つの柱を総合的に診ることで初めて、少しずつ回復へ向かっていく状態だと考えています

だからこそ、当院では「どこが一番悪いのか」だけを探すのではなく、「三つの柱がそれぞれどのくらい負担を抱えているのか」を丁寧に確認していきます。

そのうえで、今のお子さんにとって優先して整えるべきところから、一つひとつ積み重ねていくイメージでサポートしていきます。

姿勢と体の使い方から自律神経を整える

まず一つ目の柱が姿勢です。

長時間のスマホやタブレット、オンライン授業などの影響で、首が前に出て背中が丸くなり、胸がつぶれたような状態で過ごしている子が本当に増えました。

このような姿勢が続くと、首から背中にかけての筋肉が強く緊張し、血流が悪くなります。

その結果、頭痛や肩こり、めまいなどが起こりやすくなり、自律神経にも負担がかかります。

当院では、まず全身のバランスや関節の動き方を詳しくチェックし、どの部分に負担が集中しているかを見極めます。

そのうえで、成長期のお子さんでも安心して受けられるよう力加減に配慮しながら、骨格と筋肉のバランスを整え、自律神経が働きやすい姿勢へ導いていきます。

生活習慣の見直しでリズムを整える

二つ目の柱が生活習慣です。

どれだけ姿勢が整っても、夜遅くまでスマホを見ていたり、睡眠時間が極端に短かったりすると、自律神経は常に緊張モードのままになってしまいます。

また、水分や塩分が不足していると、血液の循環がうまくいかず、朝のだるさや立ちくらみが出やすくなります。

ここで大切なのは、「全部禁止」にするのではなく、お子さんと一緒にルールを決めていくことです。

ゲームやスマホの時間を完全にゼロにするのではなく、使う時間帯や長さを一緒に相談しながら決めていくことで、本人の納得感も高まり、続けやすくなります。

水分・塩分の摂り方や、無理のない運動の取り入れ方も、具体的なやり方を一緒に考えていきます。

メンタル面のケアで心の負担を軽くする

三つ目の柱がメンタル面です。

中学生の時期は、勉強・部活・人間関係・家庭のことなど、頭の中が常にフル回転の状態になりやすい時期です。

真面目で責任感の強い子ほど、「迷惑をかけたくない」「休んじゃいけない」と自分を追い込んでしまいます。

施術の場では、体の状態を見るだけでなく、お子さんの気持ちにもじっくり耳を傾けます。

「本当はどうしたいのか」「何が一番不安なのか」を一緒に整理していくことで、「話してもいいんだ」と感じてもらえるだけでも、心の負担が少し軽くなることがあります。

親御さんには、どんな声かけをするとお子さんが安心しやすいかも、具体的にお伝えしていくよう心がけています。

治療院だからこそできる体からのアプローチ

ここからは、実際に当院のような治療院でどのようなサポートが可能なのかをもう少し具体的にお話しします。

私は整形外科や総合病院での勤務を通して、検査や医学的な視点の大切さを学びつつ、その先にある「数字に出ない不調」に向き合う必要性を強く感じてきました。

そこにカイロプラクティックや量子力学的なアプローチを組み合わせることで、より立体的にお子さんの状態を捉えられるようになります。

筋肉と関節のバランス調整で循環をサポート

体のあちこちがこわばっていると、血液やリンパの流れが滞りやすくなります。

特に首まわりや骨盤まわりの緊張は、自律神経の通り道への負担にもつながります。

当院では、まずどの部分の動きが悪くなっているかを検査し、その部位に合わせたソフトな施術で筋肉と関節のバランスを整えていきます。

「ボキボキされるのが怖い」というお子さんもいらっしゃいますが、力まかせにひねるようなことはしませんので、その点は安心していただければと思います。

施術後に「体が軽くなった」「呼吸がしやすくなった」と感じる方も多く、その体感が「また頑張ってみようかな」という一歩につながっていきます。

呼吸と睡眠の質を高めるためのアプローチ

胸やお腹の周りが固くなり、呼吸が浅くなっているお子さんはとても多いです。

呼吸が浅いと、どれだけ長く寝ていても疲れが取りづらく、朝起きたときに「まったく休めた気がしない」と感じやすくなります。

これは意志の強さではどうにもならない部分です。

背骨や肋骨、横隔膜の動きを改善しながら、深く自然な呼吸ができるように整えていくことで、副交感神経が働きやすくなり、眠りの質アップにつながるケースも少なくありません。

ご自宅でできる簡単な呼吸法や、寝る前のストレッチなども、施術の中でお伝えしています。

量子力学的な視点で「見えない疲労」を読み解く

当院では、体の構造を整えるだけでなく、情報の流れやエネルギーバランスにも着目しています。

一見すると難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うと「体のどこにストレスや疲労がたまりやすいか」を、もう一段深いレベルで見ていくイメージです。

考えごとが多く頭がパンパンになっている子や、人間関係のストレスを抱え込んでいる子は、見た目以上に「見えない疲労」を抱えていることが多いです。

そうした部分にアプローチすることで、「なんとなく気持ちが軽くなった」「モヤモヤが少し減った気がする」と感じられることもあります。

家庭でできる工夫と親御さんの関わり方

施術と同じくらい大切なのが、ご家庭での過ごし方と親御さんの声かけです。ここでは、明日からでも取り入れやすいポイントをいくつかお伝えします。

すべて完璧にやろうとする必要はありませんので、「これならできそう」と感じるものから少しずつ試してみてください。

朝の声かけを変えてみる

「早く起きなさい」「また遅刻するよ」と責めるような言葉は、つい口から出てしまいがちですが、お子さんの心には「できない自分はダメなんだ」というメッセージとして届いてしまうことがあります。

そうなると、布団から出ること自体が怖くなり、余計に体が固まってしまうこともあります。

おすすめなのは、「今日はどんな感じ?」「どのくらいしんどい?」と、お子さんの状態を一緒に確認するような声かけに変えてみることです。

「じゃあ、まず布団の中で5分だけストレッチしてみようか」といったように、小さなステップを一緒に決めていくことで、本人の「やってみようかな」という気持ちを引き出しやすくなります。

オールかゼロかではなく、グラデーションで考える

「学校に行く」か「完全に休む」かの二択だけだと、お子さんも親御さんも精神的な負担が大きくなります。

保健室登校や午前だけ参加、行事だけ参加など、中間の選択肢を学校と相談しながら用意しておくと、心のハードルが少し下がります。

当院でも、親御さんと一緒に「今のお子さんに合った通い方」を整理し、その内容を学校に伝える際のポイントをお話しすることがあります。

「全部できなくてもいい、できるところから一緒にやっていこう」というスタンスは、親子共通の合言葉にしてもらえると心強いと思います。

日常の小さな習慣を積み重ねていく

寝る前のスマホ時間を少し短くしてみる、夕方以降のカフェインを控える、朝起きたらまず一口水を飲む、短時間の散歩やストレッチを親子でやってみる。

こうした一つひとつはとても小さなことですが、積み重ねることで自律神経が少しずつ整っていく土台になります。

完璧を目指すよりも、「今日はここまでできたね」とできた部分に目を向けてあげることが、お子さんの自己肯定感を育てるうえでも大切です。

愛のある『無関心』も時には必要

中学生の時期は、一生の中でも特に変化の大きいタイミングです。

反抗期になるタイミングは、人から何か指図されるようなことを言われると「わかってるし」「いいからほっといて」といった感情はどうしても芽生えてしまいます。

本人の中で『やらなければいけないこと』というものはわかっている、だけど『できない』という事にプレッシャーを感じてしまうことにつながります。

院内でも、親御さんに良くお伝えするのですが、心配でとても気になることは重々承知しているのですが、愛ある無関心を心掛けてみてください。

その方が、お子さんにとって、自分で物事を考えられますし、一人で考えたことができると、小さな成功体験が産まれます。

そういった成功体験の積み重ねが、自己肯定感を上げることに繋がり、自律神経のストレスを軽減させます。

回復までの道のりと個人差

多くのお子さんは、体の成長が落ち着いてくるにつれて少しずつ楽になっていきますが、そのスピードや波の出方にはかなり個人差があります。

短期間でぐっと良くなる子もいれば、良い時期としんどい時期を行き来しながら、少しずつ回復していく子もいます。

大切なのは、「昨日より今日」「先月より今月」といった小さな変化を一緒に喜びながら、焦らずに進んでいくことです。

三つの柱(姿勢・生活習慣・メンタル)を意識しながら、一歩ずつ整えていくことで、気づいたときには「あの頃に比べたらずいぶん楽になったね」と振り返れる日が来るはずです。

自分の体と上手く付き合う力を育てる

私が成長期のお子さんを診るときに大切にしているのは、「今の症状を軽くすること」と同時に、「自分の体のサインに気づき、対処できる力を身につけてもらうこと」です。

これは、これから先の高校生活や大人になってからの働き方、生き方にもつながる大事な力だと感じています。

「しんどい」と感じたときに、休むだけでなく、姿勢を変えてみる、水分をとってみる、深呼吸をしてみる、誰かに相談してみる。

こうした選択肢を少しずつ増やしていくお手伝いをするのも、私たちの役割の一つだと考えています。

当院が大切にしているメッセージ

フジカイロプラクティック・京都太秦では、国家資格を持つカイロプラクターとしての専門知識と、整形外科や総合病院で培った検査力、そしてカイロプラクティックと量子力学的アプローチを組み合わせながら、お子さん一人ひとりに合わせたサポートを行っています。

問診の時間をしっかり取り、お子さんと親御さんの両方の声に耳を傾けることを大切にしています。

「これは怠けではなく、この時期特有の体と心と生活の問題なんだ」と理解できるだけでも、親子の関係や日々の声かけは必ず変わっていきます

そして、そのうえで姿勢・生活習慣・メンタルの三つの柱を一緒に整えていくことで、少しずつでも前に進める状態を一緒に作っていけたらと願っています

一人で抱え込まず、いつでも相談してください

ここまで読んでくださったあなたは、お子さんのために何とかしたいと真剣に考えておられる方だと思います。

それでも、「どこに相談すればいいのか分からない」「忙しくて動き出せない」と感じているかもしれません。

そんなときこそ、一人で答えを出そうとせずに、専門家を頼っていただきたいのです。

必要であれば医療機関での検査や診察をおすすめしますし、体のバランスや生活習慣、メンタル面のストレスを総合的に整えていくサポートは、当院がお役に立てるかもしれません。

どんなに小さなご相談でも大丈夫です。

「もしかしてうちの子もそうかも」と少しでも感じたら、遠慮なくお話を聞かせてください。

親御さんとお子さんが、「この状態にはちゃんと理由があって、三つの柱を整えていけば、ゆっくりでもよくなっていけるんだ」と感じられるだけでも、明日からの見え方はきっと変わります。

あなたとお子さんが、自分たちのペースで学校生活や日常を取り戻していけるように、私たちはいつでもここでお待ちしています。

どうか、一人で抱え込まないでくださいね。


代表:高井

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