マタニティ整体

マタニティ整体とは

マタニティ整体とは、妊娠中の女性を対象とした専門的な整体施術のことです。妊娠による体の変化やホルモンバランスの影響で生じる腰痛、肩こり、むくみ、股関節の痛みなどの症状を、母体と胎児に安全な方法で改善を図る整体技術です。

一般的には安定期（妊娠16週～35週頃）に行われ、うつ伏せなどの負担のかかる姿勢は避け、横向きや座った姿勢での優しい手技で施術を行います。妊娠期間中の腰痛や肩こり、むくみなどの不調を改善し、快適なマタニティライフをサポートします。

近年、妊娠中の身体的不調を訴える妊婦さんは増加傾向にあります。厚生労働省の調査では、妊娠・出産・産後の期間に不安や負担を抱えている妊産婦は8～9割程度存在することが報告されています。特に初産婦さんに多く見られ、妊娠中期から後期にかけて症状が現れやすいとされています。

妊娠中の身体的不調を放置すると、腰痛や股関節痛が慢性化し、姿勢の悪化により骨盤の歪みが固定化され、産後の回復が遅れる原因となります。睡眠不足や痛みによるストレスが蓄積し、自律神経の乱れやメンタル面の不調を引き起こすこともあります。

最悪の場合、早産のリスクが高まったり、出産時の難産につながる可能性も指摘されており、産後の育児にも大きな影響を与える恐れがあります。

マタニティ期の不調の原因

医学的には妊娠中の身体的不調の主な原因は以下のように説明されています。

重心の変化による姿勢の悪化

お腹が大きくなることで体の重心が前方に移動し、腰を反らせた姿勢（反り腰）になりやすくなります。この姿勢が続くことで腰部や臀部の筋肉に過度な負担がかかります。

ホルモンバランスの変化

妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンが関節や靭帯を緩めるため、骨盤周辺の安定性が低下し、痛みや違和感を生じやすくなります。

血液循環の悪化

子宮の拡大により下大静脈が圧迫され、下肢の血流が滞りやすくなります。これによりむくみや静脈瘤のリスクが高まり、足の重だるさや痛みを感じやすくなります。

筋力バランスの変化

妊娠の進行とともに腹筋が伸展され、体幹を支える筋力が低下します。また、姿勢変化により普段使わない筋肉に負担がかかり、筋疲労や痛みが生じやすくなります。

このようにマタニティ期の不調は複数の要因が重なって起こり、妊娠の進行とともに症状も変化していきます。一人ひとりの妊娠経過や体質によってその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、マタニティ期の不調を改善するためには妊娠に精通した専門家による徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

マタニティ期の不調の場合、病院では次の対処法が一般的です。

経過観察

多くの産婦人科では「妊娠中の不調は仕方がない」という判断で、積極的な治療を行わず出産まで様子を見る方針を取ることが一般的です。しかし症状によっては悪化する場合もあります。

根本的な改善にはならず、患者さんの精神的負担や生活の質の低下を招くことがあります。

湿布や外用薬の処方

妊娠中でも使用可能とされる外用の消炎鎮痛剤を処方し、痛みの軽減を図ります。内服薬に比べて安全性は高いとされていますが、皮膚への刺激もあります。

しかし、あくまで一時的な症状緩和に留まり、原因となる姿勢や筋肉の問題は解決されません。また、皮膚かぶれなどの副作用のリスクもあります。

理学療法の紹介

産婦人科と連携した理学療法士による運動指導やストレッチ指導を行います。妊娠中の体の変化に合わせた安全な運動プログラムを提供することが目的です。

専門施設の数が限られており、予約が取りにくい場合があります。また、妊娠の進行に合わせた継続的なケアが困難な場合もあります。

マタニティ期の不調を改善するために

まずはあなたの体がなぜマタニティ期に不調を起こしているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

マタニティ期の不調は気づかない間に悪化することが多く、単なる「妊娠中の仕方のないこと」ではありません。当院では詳細に分析し、体のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に、母体と胎児の安全を最優先に考えた施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。上京院、右京院にて沢山の妊婦さんを診てきましたので、安心してご来院ください。ベテランの女性スタッフも.が在籍していますので、小さなお子様がいる方もお子様連れでご来院ください。院内にバウンザーも用意しています。

マタニティ整体の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、妊娠期に適した姿勢指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたのマタニティライフのお悩みに向き合います。

マタニティ期の不調でお悩みなら一度ご相談ください。

マタニティ整体のQ＆A

マタニティ整体はいつから受けられますか？

安定期に入った妊娠16週頃から受けることができます。ただし、産婦人科での健診で問題がないことを確認し、担当医の許可を得てからの施術をお勧めします。

妊娠中の整体は赤ちゃんに影響はありませんか？

適切な技術と知識を持った施術者が行う場合、母体のリラックス効果により胎児にも良い影響をもたらします。強い刺激や危険な体位は避けて施術を行います。

マタニティ整体は自然に治りますか？

妊娠による体の変化が原因の症状は、適切なケアなしには改善が困難です。専門的なアプローチにより症状の軽減と予防が期待できます。

マタニティ整体の人がやってはいけないことは？

うつ伏せでの施術、強い刺激や矯正、長時間の同一姿勢は避けるべきです。また、体調不良時の施術も控える必要があります。

どのような症状に効果がありますか？

腰痛、肩こり、股関節痛、むくみ、恥骨痛、頭痛、自律神経の乱れなど、妊娠中の様々な不調に対応できます。

施術中はどんな姿勢で行いますか？

主に横向き（側臥位）や座った姿勢で施術を行います。お腹への圧迫を避け、母体が最もリラックスできる姿勢を選択します。

何回くらい通う必要がありますか？

症状の程度により異なりますが、週1回程度で4～6回の施術で改善を実感される方が多いです。妊娠の進行に合わせて調整していきます。

産婦人科の先生に相談する必要がありますか？

はい、必ず担当の産婦人科医に相談し、整体を受けることの許可をいただいてから施術を受けることをお勧めします。

普通の整体との違いは何ですか？

マタニティ整体は妊娠中の体の変化を熟知した専門技術で、母体と胎児の安全を最優先に考えた優しい手技で行います。

逆子にも効果がありますか？

骨盤周りの緊張を緩めることで、赤ちゃんが正しい位置に戻りやすい環境を整えることができる場合があります。ただし、医師との連携が重要です。

マタニティ期の不調に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックはマタニティ期の不調と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。マタニティ期の不調に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の妊娠生活を実現しましょう！