ハウスダストアレルギー

ハウスダストアレルギーとは

ハウスダストアレルギーとは、室内に浮遊する微細なホコリに体の免疫機能が過剰に反応してしまう状態です。

ホコリの中にはダニの死骸やフン、カビの胞子、ペットの毛やフケなどが含まれています。本来は体を守るはずの免疫システムが、これらの物質を「敵」と誤認して攻撃することで症状が現れます。

くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・咳・皮膚のかゆみなど、全身に様々な不調を引き起こします。花粉症が季節限定なのに対し、ハウスダストアレルギーは一年中症状が続くことが特徴です。

厚生労働省の調査によると、2005年時点では日本人の約3人に1人がアレルギー疾患を持っていましたが、2011年時点では約2人に1人へと大幅に増加しています。東京都の調査では、アレルギー疾患がある世帯のうち約37.9%がハウスダストを原因として特定しており、花粉に次いで2番目に多いアレルゲンです。

ハウスダストアレルギーを放置すると、鼻で起きた炎症反応が気道全体に広がっていきます。研究によると、アレルギー性鼻炎の患者は喘息を発症する確率が数倍高いことが示されています。

慢性的な鼻づまりによる睡眠障害が続くと、日中の集中力低下、仕事や学業への支障、免疫力の低下といった悪循環に陥ります。

最悪の場合、重度の気管支喘息に移行し、呼吸困難を伴う発作を繰り返すことで生命に関わる事態になることもあります。早めの対処が、あなたの将来の健康を守ります。

ハウスダストアレルギーの原因

医学的にはハウスダストアレルギーの主な原因は以下のように説明されています。

ダニの死骸やフン

コナヒョウヒダニやヤケヒョウヒダニの死骸やフンに含まれるタンパク質がアレルゲンとなり、吸い込むことで免疫反応が起きます。

カビの胞子

湿度の高い環境で繁殖したカビの胞子が空気中に浮遊し、吸入することでアレルギー反応を引き起こします。

ペットの毛やフケ

犬や猫などペットの毛、皮膚片、唾液に含まれるタンパク質がアレルゲンとなります。

遺伝的なアレルギー体質

親がアレルギー疾患を持っている場合、子供もアレルギー体質を受け継ぎやすいとされています。

自律神経の乱れ

起床時に交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、鼻粘膜が過敏になることで早朝に症状が悪化する「モーニングアタック」が起こります。

このようにハウスダストアレルギーはさまざまな原因が重なり合って起きるため、単に薬で症状を抑えるだけでは根本的な解決にはなりません。

ハウスダストアレルギーの改善には個々の背景や生活習慣、体の状態などを丁寧に見極めることが大切です。

病院とはここが違います

ハウスダストアレルギーの場合、病院では次のような治療法が一般的です。

抗ヒスタミン薬

眠気やだるさなどの副作用が出ることがあり、服用を続けている間だけ効果があるため根本的な改善にはつながりません。長期間の服用が必要になり、薬への依存が続くケースが多いです。

点鼻ステロイド薬

毎日継続して使用する必要があり、正しい使用法を守らないと効果が出にくいことがあります。また局所的な効果のため、目のかゆみや咳など全身症状には対応できません。

抗ロイコトリエン薬

効果を実感するまでに時間がかかることがあり、すべての症状に効くわけではありません。単独での使用では効果が限定的なケースもあります。

舌下免疫療法

3〜5年という長期間の継続が必要で、十分な効果が得られるのは約8割程度とされています。途中で中断すると効果が得られず、初回服用時にはアレルギー反応が出る可能性があります。

環境整備

掃除そのものでアレルゲンが舞い上がり症状が悪化することがあります。また完璧な環境整備を維持するには多大な労力と時間が必要で、それ自体がストレスになることもあります。

ハウスダストアレルギーを改善するために

まずあなたの体がなぜハウスダストに過剰反応してしまうのか、その原因を明らかにします。現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

ハウスダストアレルギーは単なる「アレルゲンへの反応」ではありません。自律神経のバランスが乱れていたり、体に歪みがあることで免疫機能が過敏になっているケースが少なくありません。当院では詳細に分析し、体のどこに問題があるかを見つけ出します。

当院の特徴

臨床経験に裏打ちされた徹底した検査と丁寧なカウンセリング、アメリカの最先端なカイロプラクティックの施術であなたの抱えるお悩みに向き合います。量子力学的アプローチも取り入れ、一般的な施術やアドバイスだけでなく、その方ならではの回復ポイントを見つけ一緒に回復を目指します。

当院のテクニックの１つに、ラングオートイミューンソリューションテクニック(アレルギーと自己免疫疾患に特化したテクニック）を行っています。アメリカのカイロプラクター、ハーヴェイ・ラング,D.C.の長年の研究によって開発されました。検査キットを使って何の物質に過敏性を持っているのかを検査して特定します。テクニックを使ってその物質に対する過敏性を解消します。

自己免疫疾患、アレルギー症状で苦しんでいる方の、アレルギー反応を劇的に下げることが出来ます。施術回数は５回を目安にして下さい。

どんな小さな違和感でもご相談ください。薬に頼らない生活を取り戻すための一歩をしっかりサポートいたします。

ハウスダストアレルギーでお悩みの方もご相談をお待ちしています。

ハウスダストアレルギーのQ＆A

ハウスダストアレルギーは自然に治りますか？

残念ながら、放置して自然に治ることは期待しにくい症状です。むしろ対処せずにいると慢性化し、喘息などへ進行するリスクがあります。体の歪みや自律神経の乱れを整えることで、過剰な免疫反応を落ち着かせるアプローチが有効な場合があります。

ハウスダストアレルギーの人がやってはいけないことは？

ホコリの多い環境での長時間滞在、換気をせずに掃除をすること、布団を干した後に叩くことなどは症状を悪化させます。また睡眠不足やストレスは自律神経を乱し、アレルギー反応を強めるため避けることが大切です。

ハウスダストアレルギーとダニアレルギーの違いは何ですか？

ハウスダストは室内のホコリ全般を指し、その中にダニの死骸やフン、カビ、ペットの毛などが含まれます。ダニアレルギーはその中でも特にダニ由来のアレルゲンに反応するものです。血液検査で特定できます。

何科を受診すればいいですか？

まずは耳鼻咽喉科やアレルギー科が一般的です。咳が続く場合は呼吸器内科、皮膚症状がある場合は皮膚科も選択肢になります。ただし薬で抑えるだけでなく、体質改善を目指すならカイロプラクティックという選択もあります。

症状が出るのは部屋が汚いからですか？

必ずしもそうではありません。清潔にしていてもダニは目に見えないため完全な除去は困難です。また体質や自律神経のバランス、免疫の過剰反応など、体の内側の問題が大きく関わっていることも多いです。

子供のアレルギーは親からの遺伝ですか？

遺伝的な体質は確かに影響しますが、それだけでは決まりません。住環境や生活習慣、ストレス、体のバランスなど後天的な要因も大きく関係します。体を整えることで症状の軽減が期待できるケースは少なくありません。

掃除をしているのになぜ症状が出るのですか？

掃除中にハウスダストが舞い上がることで一時的に吸入量が増え、症状が悪化します。また掃除だけでは解決できない体の過敏反応や自律神経の乱れが根本原因になっている可能性があります。

薬をやめると症状は戻りますか？

対症療法の薬は症状を一時的に抑えているだけなので、やめると戻ることが多いです。舌下免疫療法は体質改善を目指しますが、効果には個人差があります。根本的なアプローチとして体のバランスを整える方法も検討に値します。

空気清浄機だけで症状は改善しますか？

空気清浄機は浮遊しているアレルゲンを減らす効果がありますが、それだけで十分とはいえません。床に落ちたハウスダストは舞い上がるたびに吸入するため、環境対策と体の調整を組み合わせることが重要です。

ハウスダストアレルギーは喘息に進行しますか？

可能性はあります。アレルギー性鼻炎を放置すると、鼻の炎症が気道全体に広がり、咳喘息や気管支喘息へ移行するリスクが高まります。早めに対処し、体の状態を整えることで進行を防ぐことが大切です。

ハウスダストアレルギーで悩まれていた方も、当院のサポートや施術でこのような変化を感じていただいています。

当院のカイロプラクティックはハウスダストアレルギーの根本改善と相性がよく、体質が変わったことを実感される方も多くいらっしゃいます。

もう諦めずに、一緒に快適な毎日を取り戻しましょう！