橋本病

橋本病とは

橋本病とは、甲状腺に慢性的な炎症が起こることで甲状腺ホルモンの分泌が不足する病気です。

甲状腺は首の前面、喉仏の下にある蝶々のような形をした臓器で、体全体の代謝を活性化させるホルモンを作っています。自分の免疫システムが間違って甲状腺を攻撃してしまう自己免疫疾患の一種で、体のエネルギー生産や各種機能が低下してしまいます。

日本での甲状腺疾患の患者数は500～700万人と推定されており、そのうち橋本病は成人女性の3～10％に認められると考えられています。特に20～50歳代の女性に多く発症し、決して珍しい病気ではありません。しかし、実際の治療患者数は約45万人しかおらず、多くの人が診断されていない可能性があります。

橋本病を放置すると、甲状腺機能がさらに低下し、粘液水腫という命に関わる浮腫を引き起こす可能性があります。また、心臓病や骨粗しょう症などの重篤な合併症を発症するリスクが高まります。

うつ病と誤診されて適切な治療を受けられないケースや、妊娠にも大きな影響を与える可能性があります。最終的には心不全や意識障害を起こすこともあり、日常生活に深刻な支障をきたします。

橋本病の原因

医学的には橋本病の主な原因は以下のように説明されています。

自己免疫の異常

本来外敵から身体を守る免疫システムが誤って甲状腺を攻撃してしまい、慢性的な炎症を引き起こします。これが橋本病の根本的な原因となります。

遺伝的要因

甲状腺疾患の家族歴がある人に発症しやすく、染色体異常のある患者でも発生率が上昇することが知られています。

環境要因

ストレス、感染症、妊娠などの環境的な要因が発症のきっかけになることがあります。これらの要因が複合的に作用することもあります。

ヨードの過剰摂取

昆布などの海藻類やヨード造影剤の過剰摂取により甲状腺機能が低下する場合があります。日本人は海藻を多く摂取するため注意が必要です。

このように橋本病は複数の要因が複雑に絡み合って発症する疾患であり、橋本病と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、橋本病を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

橋本病の場合、病院では次の治療法が一般的です。

甲状腺ホルモン補充療法

不足している甲状腺ホルモンを薬で補う治療法ですが、一生涯の継続服用が必要で、薬の量の調整に時間がかかります。適切な量を見極めるまで数ヶ月を要し、大量摂取は心臓への負担や狭心症のリスクがあります。

また、根本的な体質改善にはつながりにくいのが現状です。

定期的な経過観察

甲状腺機能が正常な場合は定期的な血液検査で経過を観察しますが、症状があっても治療せずに様子を見る期間があり、患者の不安や症状の悪化を招く可能性があります。

検査の数値だけでなく、体全体のバランスを見る視点が不足しています。

生活指導

バランスの良い食事や運動、睡眠、ストレス管理などの生活指導が行われますが、根本的な体質改善には限界があり、症状の完全な解消には至らないことが多いです。

個人の取り組みに依存するため、継続が困難になりがちです。

橋本病を改善するために

まずはあなたの甲状腺がなぜ機能低下を起こしているのか、その根本的な原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

橋本病は自覚症状が乏しく気づかない間に進行することが多く、疲労感や体重増加を単なる年齢的な変化と捉えがちです。当院では詳細に分析し、体のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

橋本病の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、生活指導や効果的な体質改善法もお伝えしながら、あなたの橋本病のお悩みに向き合います。

橋本病でお悩みなら一度ご相談ください。

橋本病のQ＆A

橋本病は自然に治りますか？

残念ながら橋本病は自然治癒しません。破壊された甲状腺組織の修復は困難ですが、適切な治療により正常な生活を送ることは十分可能です。体全体のバランスを整えることで、症状の改善が期待できます。

橋本病の人がやってはいけないことは？

ヨード含有量の多い昆布や海藻類の過剰摂取は避けましょう。また、強いストレスも症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。

橋本病と甲状腺機能低下症の違いは何ですか？

橋本病は甲状腺の炎症による病気の名前で、甲状腺機能低下症はその結果として起こる機能状態を表します。橋本病の多くが機能低下を引き起こしますが、必ずしも全ての橋本病で機能低下が起こるわけではありません。

妊娠・出産への影響はありますか？

妊娠時は甲状腺ホルモンの必要量が増加するため、胎児への影響を避けるには妊娠前からの適切な治療が重要になります。体のバランスを整えることで、より安全な妊娠・出産を目指すことができます。

一生薬を飲み続けなければならないのですか？

甲状腺機能低下症がある場合、基本的には生涯にわたる薬物治療が必要です。しかし、副作用は少なく正常な生活を送ることができます。当院では薬と併用して体質改善を図ることで、より質の高い生活を目指します。

食事で気をつけることはありますか？

ヨードの過剰摂取を避け、バランスの良い食事を心がけることが大切です。特に昆布やわかめなどの海藻類は適量に留めましょう。栄養バランスを整えることで、体の回復力を高めることができます。

他の病気との関連性はありますか？

アジソン病、1型糖尿病、関節リウマチなど他の自己免疫疾患を合併することがあります。定期的な検査による監視が必要ですが、体全体のバランスを整えることで予防効果も期待できます。

症状が改善する期間はどのくらいですか？

適切な治療開始後、1～4ヶ月程度で甲状腺ホルモンが正常範囲になり、症状が徐々に改善していきます。個人差はありますが継続治療により安定し、当院の施術を併用することでより早期の改善が期待できます。

手術が必要になることはありますか？

基本的に薬物治療が中心で手術は稀ですが、甲状腺の急速な増大や悪性リンパ腫の合併が疑われる場合には外科的治療が検討されます。早期の体質改善により、そのようなリスクを軽減することができます。

遺伝しますか？

遺伝的要因はありますが、必ず遺伝するわけではありません。家族歴がある場合は定期的な検査により早期発見・治療が可能です。体のバランスを整えることで、発症リスクの軽減も期待できます。

橋本病に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

カイロプラクティックの施術を受けることで、自律神経系やホルモンバランスが整います。すると、体液の循環が調整され症状の変化が現れます。

当院のカイロプラクティックは橋本病と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。橋本病に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！