スポーツ障害

スポーツ障害とは

スポーツ障害とは、運動時に同じ動作を繰り返すことで特定の部位に継続的な負荷がかかり、筋肉、腱、靭帯、関節などの組織に炎症や損傷が生じる状態です。

明確な受傷機転がある捻挫や骨折などの「スポーツ外傷」とは異なり、徐々に痛みや機能障害が現れるのが特徴で、使いすぎ（オーバーユース）が主な原因とされています。テニス肘、野球肩、ランナー膝、オスグッド病などが代表的な例として挙げられます。

厚生労働省の調査によると、日本では成人の約58.7%が年1回以上スポーツを実施しており、スポーツ参加人口の増加に伴いスポーツ障害の発症者数も増加傾向にあります。整形外科領域では、スポーツ障害患者の約65%を10代が占めており、特に17歳がピークとなっています。

初期症状を放置すると痛みが徐々に強くなり、最終的には安静時でも痛みを感じるようになります。さらに患部の腫れや熱感が増し、関節の可動域が狭くなることで日常生活にも支障をきたします。

例えばテニス肘が進行すると、ラケットを振るだけでなく、ドアノブを回す、コップを持つといった日常動作でも痛みを感じるようになります。最悪の場合、組織の完全断裂や慢性的な機能障害により手術が必要となり、長期間のスポーツ休止や職業復帰の遅延につながる可能性があります。

スポーツ障害の原因

医学的にはスポーツ障害の主な原因は以下のように説明されています。

繰り返し動作による使いすぎ（オーバーユース）

同じ動作を何度も繰り返すことで、特定の部位に継続的な負荷がかかり、組織の修復速度を上回る損傷が蓄積されます。

不適切なフォームや技術

間違った動作パターンにより、本来とは異なる部位に過度な負担がかかり、障害を引き起こします。

筋力や柔軟性の不足

筋力バランスの崩れや関節の可動域制限により、動作時の負荷分散が適切に行われず、特定部位への集中的な負荷となります。

疲労の蓄積と回復不足

十分な休息を取らずに運動を継続することで、組織の修復が追い付かず、微細な損傷が蓄積されます。

このようにスポーツ障害は複数の要因が複雑に絡み合って発症するため、スポーツ障害と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、スポーツ障害を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

スポーツ障害の場合、病院では次の治療法が一般的です。

保存療法（薬物治療）

消炎鎮痛剤の処方により炎症と痛みの軽減を図りますが、根本原因に対するアプローチではなく、症状の一時的な緩和にとどまることが多く、薬物依存や副作用のリスクもあります。

継続的な服用により胃腸への負担も懸念されます。

固定療法

テーピングやギプスなどで患部を固定し、組織の安静を保ちますが、長期間の固定により筋力低下や関節拘縮を引き起こし、復帰時の再発リスクが高まる可能性があります。

適切な固定期間の判断には専門的な知識と経験が必要です。

物理療法

超音波やマイクロ波などを用いて血行促進と組織の修復を促進しますが、効果には個人差があり、治療期間が長期化することがあります。

また、根本的な動作パターンの改善には限界があり、症状の完全な解決には至らない場合も多くみられます。

スポーツ障害を改善するために

まずはあなたの身体になぜスポーツ障害が発症してしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

スポーツ障害は、体全体の動作パターンの不良だけではなく、痛みや可動域制限を繰り返すようになります。当院では詳細に分析し、身体のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。後遺症で残ってしまった問題も是非一度ご相談ください。西洋医学とカイロプラクティックは、施術仕方も診かたも違います。あなたのお役に立てるように最善に努めます。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

スポーツ障害の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、フォーム指導や効果的なリハビリもお伝えしながら、あなたのスポーツ障害のお悩みに向き合います。

スポーツ障害でお悩みなら一度ご相談ください。

スポーツ障害のQ＆A

スポーツ障害は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な休息により自然治癒も可能ですが、多くの場合は根本原因の改善が必要です。放置すると慢性化し、治療が困難になるため早期の専門的なアプローチをお勧めします。

スポーツ障害の人がやってはいけないことは？

痛みがある状態での無理な運動継続は避けてください。また、自己判断での湿布や痛み止めの長期使用、不適切なストレッチやマッサージは症状を悪化させる可能性があります。

痛み止めを飲み続けても大丈夫でしょうか？

痛み止めは対症療法であり、根本解決にはなりません。長期服用は胃腸障害や肝機能への影響も懸念されるため、根本原因にアプローチする治療を併用することが重要です。

どのくらいの期間で復帰できますか？

症状の程度や部位により異なりますが、適切な治療を受ければ多くの場合2-3ヶ月で改善が期待できます。ただし、完全復帰には個人差があり、段階的なアプローチが必要です。

再発を防ぐ方法はありますか？

適切なフォームの習得、筋力バランスの改善、定期的なメンテナンス、そして身体の使い方の根本的な見直しが重要です。当院では量子力学的アプローチで再発予防もサポートします。

整形外科と接骨院の違いは何ですか？

整形外科は画像診断や薬物療法、手術が中心で、接骨院は手技療法による痛みの軽減や機能回復が主となります。カイロプラクティックでは神経系の働きを改善し、根本的な治癒を目指します。

MRI検査は必要ですか？

重篤な損傷が疑われる場合は必要ですが、多くのスポーツ障害は機能的な問題が原因です。当院では独自の検査法で、画像には現れない身体の不調和を見つけ出すことができます。

温めるのと冷やすのはどちらが良いですか？

急性期（受傷直後）は冷却、慢性期は温熱が基本ですが、症状により異なります。適切な判断には専門的な評価が必要で、自己判断は症状悪化のリスクがあるためご相談ください。

手術以外の治療法はありますか？

当院の量子力学的アプローチを含む保存的治療により、多くの症例で手術回避が可能です。身体の自然治癒力を最大限に引き出し、根本的な改善を目指します。手術は最後の手段と考えています。

他のスポーツに変更した方が良いでしょうか？

適切な治療と身体の使い方の改善により、多くの場合で元のスポーツに復帰可能です。スポーツを諦める前に、まずは根本原因の改善を図ることをお勧めします。

スポーツ障害に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックはスポーツ障害と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。スポーツ障害に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！