
代表:高井お気軽にご相談ください!


はじめまして、フジカイロプラクティック・京都太秦の菅間です。
お子さんやご自身の体調がなかなか安定せず、「これってただのサボりじゃないのかな」「もしかして良くない方向に進んでいるのでは」と不安になって、このページにたどりつかれたのではないでしょうか?
朝起きられないだけだったのが、一日中しんどそうにしている、家から出たがらなくなってきた…。
そんな小さな変化が積み重なると、親としてもどうしていいか分からなくなりますよね。
このページでは、起立性の不調が悪化しているときに出やすいサインと、そこから回復していくために大切な考え方を、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
詳しい症状や当院の考え方は起立性調節障害のページにもまとめていますので、あわせて読んでみてください。


起立性の不調は「姿勢」「生活習慣」「メンタル面」の3つの柱を総合的に診ることで初めて本当の意味で回復していくと、日々の臨床を通して強く感じています
まずお伝えしたいのは、起立性の問題は、放っておくと「気づいたときには生活全体に影響していた」というところまで進んでしまいやすいということです。
最初は朝だけつらかったのが、少しずつ午後もしんどくなり、外に出るのがおっくうになり、友だちと会う機会も減っていく…。
この流れが続くと、体力だけでなく、心の元気も一緒に削られていってしまいます。
思春期のお子さんは「しんどい」とうまく言葉にできなかったり、「甘えていると思われたくない」という気持ちからぎりぎりまで頑張ってしまうことが多いです。
その結果、周りから見ると突然行けなくなったように見えますが、実際にはその前から小さなサインが続いていることがほとんどです。
そのサインに周囲が気づいてあげられるかどうかで、その後の経過は大きく変わります。
病院で診断を受けて薬も飲んでいるのに、「前よりしんどそう」「このまま様子を見て大丈夫?」と感じる親御さんも多くいらっしゃいます。
そんなときに、何を基準に今の状態を判断すればいいのかが分かると、必要以上に責めたり無理をさせたりせずに、落ち着いて対応しやすくなりますよね。
ここではその目安になる考え方をお伝えしていきます。
親御さんから頻繁に出てくる言葉のひとつが、「本当にしんどいのか、ただの甘えなのか分からない」というものです。
確かに、家ではスマホやゲームはできているのを見ると、ついそう思ってしまうかもしれません。
でも、体の状態に目を向けると、その二つにははっきりした違いがあることも多いです。
立ち上がったときに強い立ちくらみが出る、心臓がドキドキしてすぐ横になりたくなる、頭痛や腹痛が頻繁に出る、少し動くだけでぐったりしてしまう。
こういった状態は「気持ちの問題」ではなく、自律神経のバランスや血の巡りが乱れているサインであることが少なくありません。
この状態が続くと、本人の感覚としては「行きたくない」ではなく、「行きたいけれど体がついてこない」に近くなっていきます。
一方で、横になりながらのスマホやゲームはできることが多いですよね。
これは、朝の決まった時間に起きて着替えて家を出る、満員の電車や人の多い教室に向かうといった一連の流れに比べると、必要なエネルギーが圧倒的に少なくて済むからです。
その違いを理解しておくと、「家では元気に見えるのに」というモヤモヤが少し整理しやすくなります。
ここからは、実際に当院に来られる方のケースをもとに、悪化してきているときに目立ちやすいサインをお話しします。
すべて当てはまる必要はありませんが、いくつかが重なってきている場合は、今の対応を見直すタイミングと考えてみてください。
比較的軽い段階では、午前中の体調が悪くても、午後から少しずつ動けるようになることが多いです。
ところが、悪化してくると、午後になってもベッドから起き上がりたがらない、夕方になっても外に出たがらないといった状態が目立ってきます。
この状態が続くと、活動量が減り、筋力や心肺機能が落ちてしまい、ますます体を起こすことがつらくなっていきます。
以前は午後から友だちと出かけていたのに最近はそれも減ってきた、部活動だけは何とか出ていたのにそれすらも厳しくなってきた、という変化は分かりやすいサインです。
「午後だけでも動けているからまだ大丈夫」と安心してしまうのではなく、その行動の幅が狭くなってきていないかを一度振り返ってみてください。
起き上がるときのふらつきや心拍数の変化は、この不調ではよく見られるものです。
ただ、洗面所や階段で本当に倒れかけた、長く立っていられずすぐしゃがみ込んでしまう、といった場面が増えているときは、循環をコントロールする力がかなり落ちている可能性があります。
怖い思いをすると、本人も「また倒れたらどうしよう」と不安になり、それだけでさらに自律神経が乱れてしまうこともあります。
立っていられる時間が短くなってきた、体調の悪さから外出を極端に嫌がるようになった、というときは、単に気持ちの問題だけではなく、身体のストレスが限界に近づいているサインと受け止めた方が良いことも多いです。
ここで「とにかく慣れさせよう」と無理を重ねると、体が「起きること=危険」という記憶を強くしてしまうこともあるので注意が必要です。
朝の頭痛や腹痛から始まり、日中もずっとどこかがしんどいと訴えるようになってきた場合も要注意です。
もちろん、別の病気が隠れていないかを調べることはとても大切ですが、検査で大きな異常が見つからないのに症状だけが増えていくときは、自律神経のバランスや筋肉の緊張、姿勢の問題などが背景にあることも多いです。
常にどこかが痛い、気持ち悪いという状態が続くと、「どうせ今日もダメだろうな」といったあきらめの気持ちが強くなり、それがさらに症状を重く感じさせてしまう悪循環に陥ることがあります。
体の不快感を少しずつ軽くしながら、「今日はここまでできた」という小さな成功体験を積み重ねていくことが、回復への大事なステップになります。
夜遅くまでスマホや動画を見てしまい、気づけば深夜まで起きている。
そして朝はまったく起きられず、お昼過ぎになってやっと起きる。その結果また夜眠れない…。
こういったサイクルは、起立性の不調を長引かせる大きな要因です。
一見するとただの生活習慣の問題のようにも見えますが、もともと自律神経のリズムが乱れている状態では、「早く寝なさい」と言われても簡単には変えられないのが実情です。
睡眠のリズムが崩れると、ホルモンバランスや免疫の働きも乱れ、より体調を崩しやすくなります。
「明日から朝型に戻そう」といきなりテコ入れするのではなく、今どんなリズムになっているのかを一度整理したうえで、現実的に変えられるところから少しずつ整えていく必要があります。
体調不良が長く続くと、「自分はダメな人間なんじゃないか」「もう前みたいには戻れないんじゃないか」といった気持ちが出てきやすくなります。
学校に行けない日が増えてくると、「クラスに迷惑をかけている」「進学や就職はどうなるのだろう」といった不安も重なり、自分を責める言葉が増えていくことも少なくありません。
これもまた、見逃してはいけない大切なサインです。
親御さんの中には、「下手に励ますとプレッシャーになるんじゃないか」「何を言っても響かない気がして怖い」と感じている方もおられます。
ただ、「あなたのしんどさをちゃんと理解したいと思っているよ」というメッセージは、言葉を選びながらでも伝えていく価値があります。
身体の状態だけでなく、心の状態にも意識を向けてあげることが、回復の土台づくりにつながります。
悪化サインに気づいても、「じゃあどう接したらいいの?」というところでつまずく方はとても多いです。
ここでは、良かれと思ってやってしまいやすいけれど、結果的に症状をこじらせてしまうことの多い関わり方を、いくつか取り上げてみます。
将来のことを考えれば、「とにかく学校には行ってほしい」と思うのはごく自然なことです。
ただ、その思いが強すぎると、「いつまでこんな生活を続けるつもり?」「みんな頑張っているんだからあなたも頑張りなさい」といった言葉が多くなりがちです。
一時的に奮い立って動けることもありますが、身体の準備が整っていなければ、すぐに反動が来てしまいます。
本人は本人で、「行かなきゃ」と分かっているのに体がついてこないことで、自分を責め続けています。
そこにさらに厳しい言葉が重なると、体だけでなく心も消耗してしまい、回復までに余計な時間がかかってしまうことが少なくありません。
本当に必要なのは、「今の体調で無理なくできる範囲」を一緒に探していく視点です。
「勉強が嫌だから行かないだけ」「気持ちが弱いからこうなるんだ」といった言葉も、お子さんの心に大きな傷を残しやすいものです。
確かに、学校や人間関係のストレスが影響しているケースはありますが、それがすべての原因ではないことがほとんどです。
身体のコンディションが整っていない状態では、どんなに気持ちを奮い立たせようとしてもうまくいきません。
体と心は強くつながっています。
「体がつらいと、気持ちも落ち込みやすくなるよね」という前提で話をしていくと、お子さん自身も自分を俯瞰して見やすくなります。
そこから、「じゃあ体を少しでも楽にするには何を変えていけばいいかな」と、現実的な方向を一緒に考えられるようになっていきます。
ここまで、悪化しているときのサインや気をつけたい関わり方についてお話ししてきました。では、実際に良くなっていくために何が必要なのでしょうか。
当院で多くのケースを見てきて強く感じているのは、起立性の不調は姿勢のバランス、日々の生活習慣、そしてメンタル面の3つを総合的に診ていくことで、初めて本当の意味で回復していくということです。
まずは、土台となる姿勢です。
猫背や反り腰、首が前に出た姿勢が続くと、首・肩・背中の筋肉がガチガチに緊張し、血の巡りが悪くなります。
その結果、脳への血流も不安定になり、立ちくらみや頭痛が出やすくなってしまいます。
当院では、立ち方や座り方、歩き方を細かくチェックし、どこに負担がかかっているかを丁寧に見ていきます。
そのうえで、背骨や骨盤の歪みをやさしいカイロプラクティックで整え、自律神経が働きやすい状態をつくっていきます。
思春期のお子さんでも安心して受けやすい施術を行っています。
姿勢が整ってくると、呼吸がしやすくなり、血行が良くなり、少しずつ立ち上がるときの負担も減っていきます。
体の土台を整えながら同時に大切なのが、生活習慣の見直しです。
睡眠リズム、食事のタイミング、水分や塩分の摂り方、日中の過ごし方などを、一気に完璧にするのではなく、今の状態でも変えられそうなところから一つずつ整えていきます。
例えば、起きる時間のラインだけ最初に決める、ベッドの中でスマホを触る時間を少しだけ短くしてみる、といった小さな一歩も立派なスタートです。
また、急に運動を増やそうとするのではなく、体力に合わせた軽いストレッチや、短時間の散歩などから始めることで、「体を動かすと意外と気持ちが良い」という感覚を取り戻していくことができます。
生活習慣の調整は、家族の協力が大きな力になりますので、その方の家庭環境も踏まえながら一緒に作戦を立てていきます。
そしてもう一つ欠かせないのが、メンタル面へのサポートです。
体調が悪い日が続けば続くほど、「また今日もダメだった」と自分を責めるクセが強くなりがちです。
施術の中では、ただ体に触れるだけでなく、今感じている不安やつらさ、学校や家での状況もお伺いしながら、その方のペースに合わせて寄り添うことを大切にしています。
当院では、量子力学的な視点も取り入れた新しいカイロプラクティックのアプローチを用いて、体の情報の流れやエネルギーバランスにも目を向けています。
難しく聞こえるかもしれませんが、実際の施術はやさしくソフトなものです。
身体だけでなく心の緊張にも触れていくことで、「姿勢」「生活習慣」「メンタル面」の3つの柱が少しずつ同じ方向を向くように整えていくことを目指しています。
ここまで読んで、「うちの子も当てはまるところが多いな」と感じて、少し不安になった方もおられるかもしれません。
ただ、悪化サインを知ることは、怖がるためではなく、「今、何をしてあげられるか」を考えるためのヒントです。
これまでの関わり方を責める必要はまったくありません。大切なのは、気づけた「今」から、親子で一歩ずつ進んでいくことです。
病院での診断やお薬の治療はとても大切ですが、それだけではなかなか変化が出にくいケースもあります。
そういったときには、姿勢や筋力、自律神経のバランス、生活リズム、そして心の状態を含めた「全体」を見直していくことが、次のステップになります。
当院でも、医療機関でのフォローと並行しながら、体の土台づくりと生活・メンタルのサポートを合わせて行うことで、少しずつできることが増えていった方をたくさん見てきました。
この記事では、起立性の不調が悪化しているときに出やすいサインや、気をつけたい関わり方、そして回復の鍵となる3つの柱についてお話ししましたが、実際の状況はお子さん一人ひとりでまったく違います。
だからこそ、一人で抱え込んで、「うちだけがおかしいんじゃないか」と思い詰めてしまう必要はありません。
あなたとお子さんの今の状態をしっかり伺ったうえで、一緒に少し先の未来を見据えたプランを考えていくのが、私たちの役目だと考えています。
もしこの記事を読んで、「もしかしたらうちにも当てはまるかも」「一度専門家に話を聞いてもらいたい」と感じられたなら、いつでも遠慮なくご相談ください。
起立性の不調は決して珍しいものではなく、正しい理解とサポートがあれば、必ず前に進んでいけます。
あなたとご家族が、少しでも安心して日々を過ごせるよう、私も全力でお手伝いしていきますね。

