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女性の更年期障害。その症状と自分でできる対策は?

更年期障害は、症状に合わせた対策を行うことで軽減できる場合があります

 

女性の更年期障害の症状

更年期障害は、閉経の前後5年間、合計10年間にホルモンのバランスが変動することで起こるさまざまな症状をいいます。体に現れる症状のほか、心に現れる症状もあり、それぞれに合わせた対策が必要です。

 

1. 体に現れる症状

体に現れる症状としてよく知られているのが、ほてりや発汗です。周囲の温度はそれほど高くないのに、体が火照ったように感じたり、汗をかきやすくなります。運動をしていないのに急に動悸が激しくなることもあります。また、肩こりや腰痛、頭痛のほか節々の痛みや、手足にしびれが生じるのも症状のひとつです。血行が悪くなることで、冷えが起こりやすくなったり、めまいを起こすこともあります。

 

2. 心に現れる症状

イライラして興奮しやすくなったり、逆に無気力でやる気が出なかったりといった心に現れる症状もあります。理由もなく不安が込み上げ、くよくよしやすくなるのも更年期障害にはよくある症状です。人によっては物忘れが多くなることもあります。

 

更年期障害の対策

更年期障害の対策としては、ホルモン剤を使った薬物療法を行うことが多いです。更年期障害はホルモンバランスの変化が原因ですので、それを薬剤で補います。また、漢方薬を使って緩和をすることも多いです。症状によっては、接骨院で背骨を矯正したり鍼灸の施術を受けることで症状が改善することもあります。自分でできる対策としては、食生活を見直して、バランスの良い栄養を摂ることが大切です。大豆イソフラボンなど、更年期障害に良いとされる食品は、積極的に摂るようにするとよいでしょう。また、適度に運動をすることで、体力をつけて体調をよくすると同時に、ストレス解消にもなります。ハイキングなどで自然を感じるのもいいですし、無理のない範囲でテニスやエアロビクスなど楽しくできる運動を習慣にするのもおすすめです。

 

まとめ

更年期障害は、閉経の前後の時期に起こりやすい体の様々な不調をいいます。ホルモンバランスの変化が主な原因ですので、自宅でも食事の内容に気をつけ、適度な運動をするなどして対策をしていきましょう。病院でホルモン剤などの処方を受けたり、接骨院などで背骨矯正や鍼灸の施術を受けるのもおすすめです。症状に合わせた対処を行うことで、症状を緩和していくことが大切です。