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この症状は…もしかしてヘルニア?!少し首を動かすだけでも痛い、頸椎ヘルニアとは? 

頸椎ヘルニアとは、首や肩の痛み、しびれなどを引き起こします。

頸椎ヘルニアとは

頸椎ヘルニアとは、正しくは頸椎椎間板ヘルニアと呼ばれる疾患で、脳から手足に信号を送る神経が通る頸椎の間でクッションのはたきをする椎間板が損傷して神経を圧迫することより、痛みを生じるものです。姿勢が悪いと頸椎に負担がかかりやすくなるため、普段から姿勢に注意することが、頸椎ヘルニアの予防につながります。また、枕の高さを調整するなどして、寝ている時も首に負担がかかったり、無理な姿勢を取らないように工夫するのがおすすめです。

頸椎ヘルニアの症状

頸椎ヘルニアの症状としてもっともわかりやすいのが、肩や首の痛みです。椎間板がどの程度破れているかや、神経を圧迫する具合などによっても異なりますが、単に肩こりがあるわけではなく、背中や手にも痛みがある場合や、めまい・耳鳴りなどある場合は、はやめに受診するようにしましょう。程度にもよりますが、首を少し動かすだけで痛みがあるということは、必ずしも軽傷とは限りません。悪化すると、首や肩だけでなく、腕や頭にも痛みを感じることがあるので、早期発見・早期治療ができるように気を付けるようにしましょう。

頸椎ヘルニアの治療

頸椎ヘルニアの治療は、痛みを感じにくくなるように、駐車や薬の投与を行う対処療法を行うのが一般的です。炎症を起こしている場合は炎症を抑える薬を使ったり、痛みを感じる信号をブロックする注射を行うのです。また、電気治療などを使って筋肉の状態を改善し、柔軟性を高めるようにしたり、運動療法などのリハビリを行うこともあります。また、重度のヘルニアの場合は手術で椎間板をとりのぞいて固定したり、内視鏡でヘルニア部分を切除する方法もあります。悪化すると治療が難しくなることも多いので、できるだけ早めに受診して治療を行うようにしましょう。

まとめ

頸椎ヘルニアは、頸椎椎間板ヘルニアとも呼ばれるもので、頸椎の椎間板が飛び出して神経を圧迫することによる痛みを感じます。基本的には保存療法で薬やリハビリ、コルセットなどを使って行われますが、重度のヘルニアの場合は手術が必要になることもあります。普段からの予防が大切で、姿勢を正しく保ち、首への普段がかからないように生活することを心がけましょう。