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頻尿は治せるの?膀胱神経症の原因と症状に合わせた対処法3つ。

頻尿を引き起こす膀胱神経症の対処は、原因に合わせて行うことが大切です 

膀胱神経症とは

膀胱は尿を溜め、それが一定の量になると脳に信号を送って排尿を促しますが、この神経伝達が上手くいかなくなるのが膀胱神経症です。神経因性膀胱とも呼ばれます。症状は人によってさまざまで、尿が溜まっていないのに尿意だけが頻繁に起こり頻尿になることもあれば、逆に尿が溜まっているのに排尿の信号が送られず、トイレが間に合わなくなることもあります。 

膀胱神経症の原因

膀胱神経症は神経の疾患ですので、神経のどの部分に問題が生じているのかを確認することが大切です。膀胱神経症で頻尿になっている原因は、脳の病気の場合と、脊髄の神経疾患の場合があります。脳血管障害や、アルツハイマー病、パーキンソン病などが脳の疾患として考えられますが、何が原因となっているかは精密な検査をしないと判断できません。こうした場合の頻尿は、排尿に対する反射が必要以上に敏感になってしまい、膀胱が勝手に収縮して排尿を促してしまうことで起こります。 

膀胱神経症の対処法

  • 病院で治療を受ける

膀胱神経症の原因は、脳や神経の疾患であることが多いです。そのため、まずは病院でそういった疾患がないかを確認し、原因となる疾患の治療を行うことが大切になります。頻尿から脳の病気が見つかる場合もあるので、きちんと診断を受けるようにしましょう。病院では原因となる疾患の治療に加えて、膀胱の収縮を抑制する薬を処方するなど、頻尿に対する対処もしてくれる場合が多いです。 

 

  • トイレに行きやすい環境を整える

自分の意思と関わりなく急にトイレに行きたくなるのが頻尿の困ったところです。いつトイレに行きたくなるかわからないという不安がストレスになって、さらに症状を悪化させることもあるので、出先ではトイレの場所を確認しておいたり、映画館では出入り口に近い場所に席を取るなど、いつトイレに行きたくなっても大丈夫な環境を心がけて、ストレスを軽減しましょう。

 

  • 自律神経を整える

自律神経の乱れは、頻尿を引き起こすことがあります。生活リズムを整えるなどして、自律神経の乱れを抑えるように心がけましょう。適度な運動や十分な睡眠なども大切です。 

まとめ

頻尿の原因はいろいろありますが、脳や神経の疾患が原因になっている場合もあります。その場合は疾患を治すことが改善につながりますので診察を受けた方がよいでしょう。また、日々の生活のストレスを軽減したり、自律神経を整えることも大切です。