一覧に戻る

むずむず脚症候群ってどんな症状?起こりやすい人と治療法とは?

むずむず脚症候群は、
生活習慣の改善や薬などを使って治療をおこないます
 

むずむず脚症候群とは

むずむず脚症候群とは、脚の中がむずむずして不快感を覚える症候群です。強い痛みがあるわけではありませんが、脚の中がかゆくかんじたり、むずむずして軽い痛みがあったりして、脚を動かしたくて我慢できなくなります。横になったり座ったりしてじっとしているときに症状が現れやすく、脚を動かすと収まることも多いです。夕方から夜にかけて起こりやすいため、布団に横になったら症状があらわれて不眠になることもあります。 

むずむず脚症候群になりやすい人は?

むずむず脚症候群の原因は、ドーパミンの機能障害による脳の神経の不具合だと考えられています。

ドーパミンを作るのには鉄が欠かせないため、鉄分が不足していることも、むずむず脚症候群の原因としてあげられるでしょう。鉄欠乏性貧血の人や、妊娠中の人などは鉄分が不足しやすいのでむずむず脚症候群のリスクも高いです。また、遺伝的な要因もあると考えられており、むずむず脚症候群をもつ家族がいる場合は発症しやすいとされています。年齢や性別での傾向では、むずむず脚症候群になりやすいのは、40代以降の特に女性です。 

むずむず脚症候群の治療法

むずむず脚症候群を引き起こしている原因にもよりますが、鉄分が不足していると考えられる場合は、鉄剤の処方などが行われます。鉄剤を使わず、ドーパミン系の薬剤を処方されることもあります。

その他、生活習慣の改善もむずむず脚症候群の治療には大切だとされており、カフェインやアルコールは症状を悪化させることが考えられます。そのため、症状の出やすい夕方以降はカフェインを控えたり、寝る前の飲酒はしないようにするのもおすすめです。

食事は積極的に鉄分が摂れるようなメニューを心がけ、バランスの良い食事を摂りましょう。レバーやマグロ、ホウレンソウ、あさりなどがおすすめです。

まとめ

むずむず脚症候群とは、脳の神経伝達物質であるドーパミンの異常によって、脚の中がムズムズして動かしたくなってしまう症状のことです。鉄分の不足もその原因だと考えられるので、普段から食生活に気をつけるといいでしょう。カフェインやアルコールも、症状を誘発する可能性があるので控えるようにして、必要に応じて鉄剤などを利用するようにします。病院で薬を処方してもらうのもおすすめです。