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カッピング療法(吸玉治療)とは?どんな効果があり、気になるカッピング跡はどれくらいで消える?

真空状態にした吸い玉で皮膚を吸引するカッピングには、血行促進などの効果があります。

カッピング療法とは

 

カッピング療法とは、中を温めた半球状のカップを背中などの施術部位に着ける方法で中国では紀元前から行われていたといわれています。真空状態になったカップが肌に吸い付き、その部分の皮膚が引っ張られることによって効果が得られるのです。

背中であれば、十数個のカップを使い、一面にカップを張り付けますが、使うカップの大きさや施術時間などは施術を行う鍼灸院などによって異なります。通常のマッサージのように「押す」のではなく「引く」のが特徴で、その働きにより血行が促進されたり、筋肉のコリがほぐれたりします。

カッピング療法の効果

カッピング療法の効果としては、カップが吸引した部分の皮膚を引っ張ることによる血行の促進があります。実際にはその部分だけではなく、全身の血行が促されるため、体の重さが取れてスッキリするという人が多いです。また、肩こりなどが気になる場合は、その部分にカッピングをすることにより、筋肉のコリをほぐす効果もあります。さらに全身がリラックスすることで自律神経を整えたり、ストレスを解消する効果も期待できます。

気になるカッピングの跡

カッピング療法は、真空状態で肌を吸引するため、その部分には跡が残ります。かなりはっきりと丸い跡が残りますが、施術中もそれほど痛みはありません。施術後の跡は、薄い場合は3日、濃い場合や血行が良くない場所だと10日近く残ることがありますが、消えないことはないので心配はいりません。

カッピングをするときの注意

カッピング後は、血液やリンパの流れが促進されるため、マッサージ同様好転反応が生じることがあります。体がだるく感じたり、眠くなることがあるので、直後の予定には気を付けましょう。また、血行が良くなっているので、お酒を飲むと酔いが回りやすくなります。できるだけ当日の飲酒は控えた方がよいでしょう。

まとめ

カッピング療法は、真空状態にしたカップを背中などに吸着することで、血行を促進したり、筋肉をほぐしたりする療法です。マッサージなどにはない「引く」力により効果を発揮するものせ、中国では紀元前から行われていたとされています。

施術後はカップの跡が残りますが、数日で消えますので心配する必要がありません。直後は血行がよい状態になっているので、好転反応や飲酒には気を付けましょう。