更年期症状をお灸で和らげる。更年期症状におすすめのツボ6つ。
2021年05月10日
辛い更年期の症状にお灸を活用する方法が見直されています。
更年期症状とお灸
更年期の症状には、ホルモンの影響や自律神経の乱れが関わっていると考えられています。そのため、薬などでも完全に症状を抑えることは難しいのですが、さまざまな方法を使って症状を和らげることはできます。
その方法の一つがお灸で、鍼灸院で鍼灸をしてもらうほか、最近では自分で安全にできるセルフお灸もありますので、自宅でお灸をすることも可能です。ただし、自分で取り外すことができない人や、顔へのお灸はしないようにします。
更年期の症状におすすめのツボ
三陰交・関元
冷えやむくみ、生理痛や生理不順など、女性特有の症状に良いとされるのが、三陰交や関元です。三陰交はうちくるぶしに出ている骨の部分から指幅4本分上にあるツボで、関元はおへその真ん中から指幅4本分下に下がったところです。
内関・太衝
ストレスや不安感、イライラなど、心の不調を感じるときに良いとされるツボです。内関は手首の内側、しわの部分から指幅2本分肘のほうに移動したところ、太衝は足の甲の親指と人差し指の骨が交わるところにあるくぼみです。
合谷・湧泉
美肌や美髪、ダイエットなど美容に効果があるとされているツボです。合谷は手の甲の親指と人差し指の骨が交わるところから、人差し指側のほうにあるくぼみで、湧泉は足の裏、足の指を曲げたときにできる足の裏中央当たりのくぼみのところです。足の裏には自分でのお灸は難しいので、指で押すなどするとよいでしょう。
セルフお灸の使い方
一般的なセルフお灸は、台座の上にもぐさがセットされており、そこに火をつけて使います。台座があるので熱くなりすぎることがなく、また肌に接する部分はシールになっているので、ツボからずれることなくしっかりと温めることができます。ツボの位置にペンなどでしるしをつけておくと、間違えにくいでしょう。
まとめ
更年期の症状は人によって違いますし、何年もの間続くことが多いため、自分で症状を和らげる方法があると助かります。鍼灸院でプロの手を借りるのもよいですし、自宅でセルフお灸をするのもよいでしょう。最近のセルフお灸は扱いやすいものが多く、香りもいろいろあるのでツボを刺激すると同時に、良い香りでリラックス効果を得ることもできます。
ツボの位置が心配という場合は、鍼灸院で施術を受けたときに教わっておくのもおすすめです。