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スポーツ活動で起こりやすいアキレス腱断裂放置するとどうなるの?治療方法と完治までの期間について。

アキレス腱断裂は、保存療法でも治療できますが、放置するのは危険です

 

アキレス腱断裂の治療

アキレス腱断裂というと、以前は手術をするイメージが強かったのですが、最近では保存療法を選ぶことも多くなっています。年齢や断裂の状態、ライフスタイルなどに合わせて治療法を選ぶため、早めに専門医の診断を受けることが大切です。手術は、切開して断裂したアキレス腱を縫合します。手術後はギプスや装具を装着し、状態に合わせてリハビリを行っていきます。保存療法の場合は手術はせずにギプスで固定し、その後装具に切り替えて患部を固定して過ごします。その後リハビリを経て通常の歩行や運動が可能になります。

 

完治までの期間

完治までの期間は、状態や年齢によってかなり違いはありますが、手術療法の場合で装具をつけての歩行が2週間後くらいから始まり、装具なしで日常生活を送れるようになるのが2カ月後程度です。とはいえ、スポーツがしっかりできるようになるのは4~6か月後になります。保存療法の場合は、ギプスでの固定が2カ月程度、その後装具をつけての歩行となり、装具が取れて完全にスポーツができるようになるのは6~9カ月後になります。スポーツができるまでの完治となると、意外と期間はあまり変わらないのですが、歩行開始の時期が遅くなることで筋力の低下などの懸念もあることから、スポーツ選手の場合は手術を選択する場合が多いです。

 

放置しておくとどうなるの?

保存療法で治るということで、放置しておいてもそのうち治ると思われることがありますが、保存療法と放置は全く違います。保存療法の場合は、断裂した部分が離れないように固定した状態で保存しますので、時間をかけてアキレス腱がくっついて修復されますが、放置していると離れた部分が拘縮してしまって、くっつかなくなってしまいます。そうなると、走ったりしづらくなるだけでなく、歩行に困難を生じる場合もありますので、必ず放置せずに治療を行いましょう。

 

まとめ

アキレス腱が断裂した場合は、手術療法か保存療法を選んで治療を行います。完治までの期間は数カ月の違いですが、スポーツ選手などの場合は手術療法を選ぶことが多い傾向にあります。ギプスなどで固定して過ごす保存療法も可能ですが、それをせずに放置しているとアキレス腱がきちんとつながらず、運動に支障をきたすようになるので必ず治療するようにしましょう。