巻き肩になるとどうなる?巻き肩セルフチェック方法2つ。
2022年04月18日
体調不良の原因にもなる巻き肩。まずはセルフチェックで調べてみましょう。
巻き肩とは
巻き肩とは、肩が本来の正しい姿勢の位置よりも前に出てしまい、体が内巻きになってしまっている状態のことです。猫背のように背中が縦に丸まっているのとは違い、体の両側から内側に丸まっているような感じになります。
巻き肩になるとどうなるの?
巻き肩になると、肩や首の筋肉に負担がかかるため、肩や首がこりやすくなります。また、肩が丸まることで、胸の部分に負担がかかり、肺が圧迫されて呼吸が浅くなります。そうすると、血行が悪くなって疲れやすくなったり、頭痛がおこったりするのです。また、巻き肩は猫背を併発することが多く、それが腰痛につながることもあります。
巻き肩セルフチェック
巻き肩のセルフチェックには、2つの方法があります。
立った状態でチェック
鏡の前で横向きに立ち、正しい姿勢を取った時に、肩と耳との位置関係を見てみましょう。この時に肩が耳より前に出ていたら、巻き肩の可能性があります。
寝た状態でチェック
平らな床などに仰向けに横たわって、全身の力を抜きます。そのときに、肩が床から浮いていたら、巻き肩の可能性があります。
巻き肩になる原因
巻き肩は、腕を前に出した状態で行う作業を長時間行っている人に多いです。例えばデスクワークで一日中キーボードを触っていたり、手元のスマートフォンやタブレットを毎日長時間見ていると、巻き肩になりやすくなります。また、横向きに眠る習慣がある人も肩への負担から巻き肩になりやすくなるようです。
巻き肩を治すには
巻き肩を改善するには、普段から肩を前に出さないように姿勢に気をつけると同時に、ストレッチを行うのが有効です。胸を開いて肩甲骨を寄せるようにして10秒キープを繰り返したり、両腕を上げて片方の肘でもう片方の肘を持つようにして、背中や腕を伸ばしてやるとよいでしょう。なかなか改善しない場合は整骨院や整体院で骨格を整えてもらうのもひとつの方法です。
まとめ
巻き肩とは、肩が前に出ている状態で、肩や首が凝りやすくなります。自宅で簡単にセルフチェックができるのでまずは自分で確認してみるとよいでしょう。長時間のパソコン作業や、スマホを触る時間が長い人は、巻き肩のリスクが高いので要注意です。巻き肩が気になる場合は、普段から姿勢に注意すると同時に、ストレッチで正しい姿勢を取りやすくしてやりましょう