仰向け、うつ伏せ、横向き。寝る姿勢別にみたメリットとデメリット。
2022年02月03日
メリットとデメリットを比較して、体調や体の悩みに合った寝方をするように気を付けましょう。
寝る姿勢別に見たメリット・デメリット
仰向け、うつ伏せ、横向きなど、人によって寝る姿勢はさまざまですし、寝ている間に寝返りを打って寝る姿勢を変えながら朝を迎える人も多いでしょう。こうした寝る姿勢にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
仰向けのメリット・デメリット
メリット
仰向けで寝ると、背骨などもまっすぐに保てるため体が歪みにくいというメリットがあります。また、体にかかる圧力が分散されて特定の場所に負荷がかかりにくく、血流も阻害されないためむくみや血栓の防止にもつながったり、疲労回復がしやすくなったりもします。自然と体を開いて眠ることになるので、体温が放散されやすく、寝返りが打ちやすいのもメリットです。
デメリット
腰痛がある場合は、仰向けで寝ることで痛みが増すこともあります。また、枕の具合によっては気道が狭くなりやすいので、睡眠時無呼吸症が疑われる人にはリスクのある寝方ともいえます。
うつ伏せのメリット・デメリット
メリット
うつぶせ寝のメリットは気道の確保がしやすいことです。うつ伏せになると胸が圧迫されるため、胸式呼吸から自然と腹式呼吸をするようになり、肺の奥までしっかり空気を取り込むことができます。痰が絡みやすかったり、咳が出やすい人にはおすすめの寝方です。
デメリット
枕に顔を伏せて眠ってしまうと呼吸を妨げることになります。時に赤ちゃんや高齢者など自分で動きづらい人は危険ですのでうつぶせ寝は避けましょう。また、強制的に首を横に向けて寝ることになるので、首のコリの原因になったり、寝違えを起こすこともあります。
横向きのメリット・デメリット
メリット
横向きも気道は確保されるため、呼吸がしやすい寝方です。また、腰の角度が自由なので、腰痛を引き起こすことも少なくなります。特に右を下にして寝ると、胃や腸の内容物が動きやすくなり、消化がスムーズになるのもメリットです。
デメリット
少ない面積に体圧がかかるため、腕などへの負担が大きくなったり、下になってる方の顎が変形する場合もあります。また、体が歪みやすくなるため、横向きでなる場合は左右均等に寝返りを打つのが理想です。
まとめ
仰向け・うつ伏せ・横向きなど、寝る姿勢にはいろいろありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。疲れが取れにくいという人は仰向け、腰が痛いという人は横向き、呼吸がしづらいという人はうつ伏せで寝るのがよさそうです。