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ひょっとして口開けて寝てる?!朝、喉や口が乾燥してるなど、口呼吸のチェック方法とリスク・対策。

口呼吸になっていると、感染症や虫歯などさまざまなトラブルが起こりやすくなります。

口呼吸のリスク

口の中は常に唾液などで濡れている状態が正常ですが、口呼吸をしていると口の中が乾燥しやすくなってしまいます。唾液には殺菌作用があるのですが、それが乾燥してしまうと口の中に雑菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯槽膿漏の原因となります。また、鼻呼吸であれば空気中の雑菌やウイルスを鼻粘膜が除去してくれるのですが、口呼吸になるとそれもできないため、感染症にかかりやすくなるのです。

そのほか、舌がの位置が後方になりやすく、眠っている際に気道をふさぐ睡眠時無呼吸症のリスクも高まります。口呼吸で口が開いた状態で過ごすことが多くなると、口周りの筋肉が弱くなって、前歯が出やすくなったり、顎の発達に影響がでることもあるので、できるだけ子供のうちに鼻呼吸の習慣をつけたいところです。

口呼吸のチェック方法

自分が普段口呼吸になっていることに気づいていない人は意外と多いです。チェックする方法としては、口の中が乾きやすかったり、唇が荒れやすいといったことはないか考えてみてください。

また、普段から口を開けていることが多い人は、睡眠時にも口で呼吸をしている可能性が高いです。寝ているときに口呼吸をしているかどうかのチェックとしては、いびきをかいていないか、起床時に口の中が乾燥していたり、のどが渇いていたり、口臭があったりしないかどうかも、ポイントになります。

口呼吸になっていた場合の対策

鼻詰まりなど、鼻から呼吸できないことで口呼吸になっている場合は、まず鼻の治療をすることが必要です。鼻呼吸も可能なのに、口呼吸の習慣がついてしまっている場合は、意識して鼻呼吸をするようにしてみましょう。口呼吸になっている人は、口が開いて舌が上あごから離れている状態で過ごしていることが多いです。舌は上の前歯の付け根のあたりに先がくるようにして、舌全体が上あごについているのが正しい状態ですので、意識して過ごすようにしてみましょう。耳鼻科などで相談すれば、専用の器具を紹介されることもあります。

なお、鼻炎などで鼻が詰まってないなら、寝る前に市販の専用テープや医療用のテープを口に貼るのもいいでしょう。

まとめ

口呼吸になっていると、歯並びが悪くなったり、虫歯や感染症のリスクが高まります。風やインフルエンザなどの流行りやすい季節には、特に気をつけたいところです。普段から鼻呼吸になるように心がけると同時に、寝ている間も口呼吸にならないように医師に相談するのもおすすめです。