筋挫傷(肉離れ)とは?症状とアイシングなどの手当方法について。
2021年12月09日
衝撃によって筋肉が損傷し、強い痛みを引き起こす筋挫傷は肉離れとも呼ばれます。
筋挫傷(肉離れ)とは
筋挫傷とは、衝撃によって筋肉に損傷が生じるもので、肉離れと呼ばれることもあります。ただし、筋挫傷と肉離れは分けて扱われることもあり、筋挫傷は打撲など外からの衝撃によって起こる筋肉の損傷であり、肉離れは急なダッシュやジャンプなど、運動を伴う筋肉の動きが原因で筋肉を傷めたり断裂したりするものとされます。
筋挫傷の症状
筋挫傷の症状としては、激しい痛みと腫れが生じて、重症の場合は歩くのも困難になります。太ももの筋肉に起こることが多く、患部に窪みや変色があることもあります。
筋挫傷や肉離れの応急処置
筋挫傷や肉離れの応急処置としては、RICE処置が良いとされています。
安静(Rest)
患部を動かないようにして、さらに損傷したり炎症を起こすことを防ぎます。
冷却(Icing)
氷嚢やコールドスプレーなどを使い、患部をしっかり冷やします。
圧迫(Compression)
包帯やテーピングなどで患部を圧迫し、腫れや血種が大きくなるのを防ぎます。
挙上(Elevation)
患部が心臓より上にくるようにして、血流により患部が腫れたり痛みが増したりすることを防ぎます。
筋挫傷や肉離れの治療
筋挫傷や肉離れの治療としては、まずRICE処置を数日行い、痛みが強い場合は鎮痛剤を使うこともあります。その後も痛みがあるようなら湿布などで炎症を鎮め、痛みが治まったらストレッチなどをして筋肉が拘縮しないように動かしていきます。ゆっくり歩けるようになったら徐々にジョギングに進むなど、段階を経たリハビリが必要です。
肉離れの予防
肉離れは、筋肉が急な運動に耐えられずに起こります。そのため、しっかりストレッチをしてから運動をすることで、かなり予防することは可能です。一度肉離れになった場合は特に、同じ個所を繰り返すことがあるので、運動前に入念な準備運動をするように心がけましょう。
まとめ
筋挫傷や肉離れは、筋肉が損傷することによって起こる強い痛みが特徴です。しっかり冷やして安静にすることで徐々に改善しますが、リハビリをして筋肉に負担をかけないように治していきましょう。肉離れは運動前のストレッチや準備運動をすることが予防になりますので、しっかり筋肉を伸ばしてから運動することが大切です。再発しやすいケガなので、一度なった場合は特に気を付けましょう。