これといった原因が思い当たらないかかとの痛み。考えられる原因4つ。
2021年11月25日
歩き方が悪かったり、体重が増えてかかとへの負担が増すと、かかとが痛くなることがあります。
かかとの痛みの原因
ぶつけたり挫いたりした覚えもないのに、かかとに痛みがある、ということがあります。こうした痛みには、身に覚えがなくても何らかの原因があるものです。ここでは、かかとの痛みで考えられる原因をいくつかご紹介します。
靴が合わない
合わない靴を履いていると、足に負担がかかります。かかとの形状があっていないために、かかとの上にある滑液包が炎症を起こす場合もあります。かかとに負担がかかることが原因ですので、軽度であれば安静にすることで症状は改善します。靴の形やサイズが足に合っていないと、不必要に足を締め付けたり、かかとが脱げないように無理な歩き方をするようになってしまうので、足の健康も考えて、足に合った靴を履くように気を付けましょう。
体重が増加した
かかとは、体の真下にあって、体重を最も受け止める場所です。立っているだけでも負荷は掛かりますし、歩いたり走ったりするとそれだけ負荷は大きくなります。体重が増加するとかかとにかかる負荷もそれだけ増えますので、負荷を減らすためには体重を管理することが必要です。急激な体重増加は特に負担になりますので、気をつけましょう。
歩き方に問題がある
正しい歩き方は、足の指でしっかり地面をとらえるようにして、足の指、指のつけね、かかとにバランスよく体重がかかるように歩くものです。しかし、足の指が地面にしっかりついていないと、かかとへの負荷が大きくなり、痛みを生じることがあります。靴があっていない場合も、こうした歩き方になることがあるので注意しましょう。
足底腱膜炎など
かかとかたつま先にかけて弦のように張っている足底腱膜に負担がかかることで、足底腱膜炎になることがあります。こうしたかかと周辺の腱や筋肉が炎症を起こしてかかとに痛みを生じることもあるので、痛みが強いときや安静にしていても症状が改善しない場合は、診察を受けて、治療を行うことが必要です。
まとめ
特にケガの自覚もないのにかかとに痛みを感じる場合は、歩き方や靴に問題があったり、体重が増加してかかとに負担がかかってしまっていることが考えられます。また、足底腱膜炎など、かかと周辺の筋肉や腱が炎症を起こしていることもありますので、痛みが長引くようなら医師の診断を受けたほうがよいでしょう。