寒暖差疲労が原因?頭痛、肩こり、意欲低下など、冬バテの症状と対策について。
2021年11月09日
冬に感じる体の不調を、夏バテならぬ冬バテと呼びます。
冬バテの症状
冬は寒くて布団から出られない、というのはよく言われることですが、それだけではなく朝起きるのがつらかったり、疲れが取れなかったりといった体の不調を感じることがあります。しっかり睡眠をとっているのに眠くてたまらなかったり、逆に寝つきが悪くてなかなか眠れなかったりといった症状がある人もいます。そのほか、頭痛や肩こりがひどかったり、食欲が出なかったりというのも、冬バテの症状といえるでしょう。もちろんこれらの症状がいくつも現れる人もいれば、特定の症状だけ現れる人もいて、人によって症状も程度も異なります。
冬バテの原因
冬バテの原因は、いろいろ考えられますが、最も考えられるのが寒暖差疲労です。冬は、朝晩の寒暖差が大きく、また、室内は暖房で暖かい一方で外は氷点下だったりと、室内外の温度差もかなりあります。こうした気温の変化が大きい環境にいると、自律神経の働きが乱れて体に不調をもたらします。また、冬は何かとイベントが多く、忙しかったりストレスが増えたりすることも冬バテの原因になっている場合もあるでしょう。寒くなったことや、イベントなどの席でお酒の量が増えて栄養のバランスが崩れたことで冬バテになりやすくなることもあるようです。
冬バテの対策
冬バテの対策としては、自律神経を整えることが大切です。ゆっくりお風呂に入ったり、首元やお腹、腰など、寒さが気になるポイントをカイロなどで温めて体を冷やさないようにしてみましょう。また、寒暖差によって自律神経が乱れないように、適度に自然な寒暖差を感じることで、自律神経を鍛えるという方法もあります。また、朝起きたら朝日を浴びて、食事は栄養バランスを考えて摂り、夜更かしをせずにしっかり睡眠時間を確保するなど、規則正しい生活をすることも大切です。適度な運動を楽しんだり、ストレッチで筋肉をほぐすことも自律神経を鍛えるには役立ちます。
まとめ
冬バテは、寒暖差疲労による自律神経の乱れが大きな原因だとされています。冬は朝と晩、屋内と屋外の寒暖差が大きいので、体への負担が大きくなりやすいのです。生活リズムを整えて自律神経の働きを正常にするように心がけたり、入浴やカイロのポイント使いなどで体を温めるのも有効です。冷暖房に頼りすぎず自然の寒暖差に体を慣らして、自律神経を鍛えることで、冬バテを乗り切ることも大切でしょう。