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ツボと反射区の違いは何ですか?

混同されがちなツボと反射区ですが、実は全く異なるものです。

反射区とは

体にある器官や内臓は、神経を通して手足の先につながっているとされています。手のひらや、足の裏には、そうした神経が集まった部分があり、それが反射区と言われる場所です。それぞれの内臓などに対応した反射区に働きかけ、刺激を与えることで、そこから離れた体の部分に的確に作用させることができます。こうした反射区を刺激する施術法は、リフレソロジーと呼ばれるもので、非常に古い歴史を持っており、数千年前のエジプトでも行われてと言われています。

ツボと反射区の違い

リフレクソロジーでは、足の裏を指で押すなどして刺激を与えるため、足つぼマッサージと何が違うの?と言われることもありますが、リフレクソロジーで刺激を与えるのはあくまで反射区であり、ツボではありません。ツボは、人間の気が流れの要所となる経絡をピンポイントで押すもので、手のひらや足の裏だけでなく、全身にさまざまなツボがあるとされています。一方、反射区は手のひらや足の裏に集中しており、対応する体の部分がゾーンで分けられているのが特徴です。気の流れに作用するのではなく、あくまで末梢神経を通して内臓などの特定の部分に働きかけるものであり、不調のある部分を的確に刺激することが必要になります。

反射区を刺激する方法

足つぼマッサージの場合は、点であるツボを確実に刺激するために、一点に集中して強く押すなどして、強めの刺激を与えることがありますが、反射区の場合はゾーンで区切られている部分を刺激するので、必要な部分を優しく揉むなど、刺激の与え方が異なります。ゾーンで分けられるため、ツボに比べて有効とされる部分が広く、素人でも刺激しやすいのも特徴でしょう。胃が痛くなりやすい、肩こりがひどい、便秘がつらい、といった明確な症状がある場合は、その内臓に対応する反射区の部分を覚えておいて、定期的に揉んだり押したりして刺激を与えてやると気持ちよくなります。より効果的にリフレクソロジーを行うには、プロの施術を受けることをお勧めします。

まとめ

反射区とは、体の器官や内臓からつながる末梢神経が集まった部分で、その多くが手のひらや足の裏にあります。対応するゾーンを刺激することで、内臓などに働きかけることができ、頭痛や肩こりなどの症状の改善が期待できるのです。反射区の場所を知っていれば、自分でもある程度のリフレクソロジーはできますが、効果的に行うにはサロンでプロの施術を受けるのが良いでしょう。