顔や手足など、打撲(打ち身)の後のアザが気になる。早く消える方法はありますか?
2021年08月05日
アザを早く治すには、直後のケアと、継続的なケアが大切です。
アザの原因
手足などを固いところにぶつけたときに、アザができてしまった経験のある人は多いでしょう。アザの原因は、ぶつけた衝撃で肌の奥にある血管が損傷し、内出血を起こしていることにあります。そのままにしておいてもだいたい2週間くらいで消えますが、顔や手足など見えるところにできたアザは、できるだけ早く消したいものです。アザを早く消すには、どのような方法があるのでしょうか。
打撲直後の対処法
アザを早く治すには、まず打撲直後の対処が大切になります。ぶつけた場所に血液が集まらないように、患部を心臓よりも高い場所になるようにして安静にしましょう。アザは、内出血によって色がついたものですから、その部分に血液が集まるとよけいにひどくなってしまいます。クッションなどを患部の下に入れ、無理のない姿勢で高く持ち上げておきましょう。また、打撲直後はその部分が熱をもって炎症をおこしています。アイシングをすることで、炎症を抑えることができますので、まずはしっかり患部を冷やしましょう。打撲による痛みも、冷やすことでかなり抑えることができます。また、その部分の血管を収縮させることで、内出血の抑制にもなります。
その後のケア
打撲直後は患部を冷やしますが、痛みが引いて炎症が収まった後は、逆に温めて血行を促進することが大切です。ゆっくりお風呂に入って体全体の血流を促したり、温湿布を貼るなどして患部を温めるとよいでしょう。血行が良くなると、その部分の代謝が上がり、内出血した血液を早く吸収することが期待できます。とはいえ、ケアをしてもアザがすぐに消えることはありません。顔などにアザができてしまうと気になるでしょうが、シミのようにいつまでも残るものではないので、安心して消えるのを待ちましょう。消えるまではコンシーラーなどを使うと、目立たなくなります。
まとめ
アザは、打撲などによって内出血が起こることが原因です。早く治すためには、まず打撲直後のケアが大切で、患部を心臓より高い位置なるようにして安静にし、アイシングなどで患部を冷やします。痛みがなくなっても消えないアザは、その部分を温めて血行を促進するとよいでしょう。お風呂などで体全体を温めるのも有効です。場所によっては気になるでしょうが、そのうち消えるので、あまり気にしないようにしましょう。