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何もしたくない、どこにも出かけたくない…。不安やストレスからくる「不安疲労」とは?

長引くコロナ禍で、不安から生じる体や心の不調が不安疲労となるケースが多くなっています。

不安疲労とは

長引くコロナ禍で、生活や将来に不安を感じる人が多くなっています。こうした不安が高まるにつれて、何もしたくない、出かけたくないといった精神的な疲労を感じると同時に、体がだるい、疲れが取れない、といった身体的な疲労も感じやすくなっています。こうした新しいタイプの疲労が不安疲労と呼ばれ、最近注目されているのです。

なぜ不安疲労が起こるの?

不安疲労の原因は、ストレスや不安による自律神経の機能低下だと考えられています。自律神経が乱れることで、体の内分泌系や免疫が低下してしまい、ホルモンバラスが崩れたり、活性酸素の発生を促すことになるのです。こうした体の不調は、動脈硬化を引き起こしたり体の老化を加速させたりする可能性があり、できるだけ解消させることが健康にも美容にもよいといえるでしょう。

不安疲労の対策

不安疲労の対策として最も大切なのは、自律神経を整えることです。簡単にできることではありませんが、意識して生活習慣を整えたり、適度な運動や食生活の改善、しっかりとした睡眠やリラックスタイムをとるなどして、交感神経と副交感神経のバランスを取るように心がけましょう。コロナ禍で外出できないなど、ストレスは多くなりがちですが、リモートで友達とおしゃべりを楽しんだり、家の中でできる趣味や心踊るグッズを揃えて体を動かすトレーニングを行うなど、今の状況の中でできるストレス解消法を見つけることも大切です。

不安疲労にならないために

不安な気持ちになるのは、誰にでもあることです。こうした不安が、精神的・身体的な影響を及ぼすほどの不安疲労にならないためには、普段からストレスを溜めないようにすることが大切です。テレビやスマホなどではできるだけポジティブな情報に触れるようにしたり、睡眠をしっかりとるなどして、ネガティブな気持ちにならないようにしましょう。SNSも息抜きになるようであれば楽しく使えばよいのですが、それによってストレスが増すようであれば、思い切って距離を置くのも有効です。軽い運動をして汗をかいたり、体を疲れさせることで、ぐっすり眠ってスッキリすることもあります。

まとめ

長引くコロナ禍は、多くの人に不安を与えているため、それによる不安疲労に悩む人も増えてきています。今までのライフスタイルと変わってしまったこともあり、ストレスを感じやすくなりがちです。しかし、できるだけポジティブな情報に触れるなどして、不安やストレスを抱え込みすぎないように心がけてみましょう。