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寝過ぎは逆によくない?年齢や季節からみた理想の睡眠時間は?

睡眠時間が長ければよいというものではありません。

睡眠時間は長すぎても短すぎてもダメ

忙しい現代人は睡眠不足に陥りがちで、もっと睡眠をとらなければ!と思うかもしれませんが、睡眠時間は長ければよいというわけではありません。睡眠時間と死亡率についての統計を見ると、睡眠時間が短すぎる人たちの死亡率が高くなっているのと同時に、10時間を超えるような長時間の睡眠をとっている人たちの死亡率も高くなっているのです。長時間眠りすぎると、体を動かさないことにより腰痛になりやすかったり、睡眠の質が低下して逆に寝足りないように感じてしまいます。寝不足にならず、寝すぎない理想の睡眠時間はどれくらなのでしょうか。

年齢別の適正睡眠時間

もちろん個人差はありますが、年齢によって必要な睡眠時間は違います。一般的には若い人ほど睡眠時間は長く、生まれたばかりの赤ちゃんは一日のほとんどを寝て過ごすほどです。小学生で、10時間で程度、中高生になると8時間くらいです。大人になっても必要な睡眠時間は徐々に短くなり、30代前後で7時間程度、60代では6時間の睡眠でよいとされているのです。お年寄りは寝ていることが多いように思われがちですが、布団に入っている時間ではなく、実際に眠っている時間を計算するとこの程度です。

季節によっても必要な睡眠時間は違う?

必要な睡眠時間は季節によっても異なり、冬は夏に比べて30分程度長くなります。これは、気温の変化というよりは、日照時間の関係によるもので、日照時間の短く夜が長い冬は、たくさん寝るようになっているのです。

ショートスリーパーやロングスリーパーも

とはいえ、適正な睡眠時間には個人差があります。遺伝や体質が原因で短い睡眠でも十分に体を休めることができる人もいます。これがショートスリーパーです。逆に、長時間寝ることで体調が整うロングスリーパーもいるので、自分の睡眠時間が標準でなくもても心配することはありません。

まとめ

睡眠時間は、長ければよいというものではありません。睡眠不足は良くありませんが、長時間寝すぎるのも腰痛や睡眠の質の低下などで体には負担になります。年齢や季節から見た適正な睡眠時間を取るのが望ましいのですが、それに当てはまらないショートスリーパーやロングスリーパーもいるので、気にしすぎることはないでしょう。