サッカー選手に多いジョーンズ骨折と、予防のポイント4つ。
2021年01月30日
ジョーンズ骨折は、成長期のサッカー選手に多い骨折です。
ジョーンズ骨折とは
ジョーンズ骨折とは、足の第5中足骨の疲労骨折で、サッカー選手に多く見られる症状です。足の小指側から土踏まずに伸びる部分の骨で、サッカーのステップや切り返し動作を繰り返すことで負担がかかり、疲労骨折を起こします。
成長期の中高生や損傷していても骨折にまで至っていない場合は保存療法を行いますが、完全に骨折している場合は手術になることも多いです。
ジョーンズ骨折の予防のポイント
ジョーンズ骨折は、繰り返し行う動作により疲労骨折を起こした状態です。骨折してしまうと復帰にはどうしても時間がかかりますし、血流が乏しいために短期間での治癒が難しい部分でもあります。しっかり予防を行い、ジョーンズ骨折にならないことが大切です。
適切なシューズを選ぶ
サッカーの際はスパイクを使いますが、地面に合わせて適切なスパイクを選ぶことが大切です。人工芝の時は人工芝用を、土のグラウンドの時は土用を履くようにして、足への負担を少しでも減らすようにしましょう。また、ランニングだけのメニューの際には、ランニングシューズを使うなど、メニューに合わせて使い分けることが大切です。
体幹や股関節の筋肉を鍛える
ジョーンズ骨折は、足の外側に荷重がかかることが原因のひとつでもあります。体幹や股関節の筋肉を鍛えることで、足にかかる荷重のバランスを改善することができ、第5中足骨への負担を減らすことができます。
バランスよく栄養を摂取する
ビタミンやミネラルなどの栄養分をしっかり摂らないと、骨がもろくなり骨折しやすくなってしまいます。ジョーンズ骨折予防はもちろん、骨や筋肉の成長を促し、スポーツの能力向上のためにも、バランスの良い栄養を摂取することは大切です。
早期発見と対処を行う
ジョーンズ骨折は、完全に折れてしまう前の段階で発見できれば、保存療法で治療ができますし、インソールを使うことなどで悪化を防ぐことも可能です。痛みを感じたら無理をせずに、早めに受診して早期発見と症状改善に努めましょう。
まとめ
ジョーンズ骨折とは、足の第5中足骨の疲労骨折で、サッカー選手などに多く見られる症状です。適切な靴を選んだり、体幹を鍛え、バランスの良い食事を摂ることが予防につながります。