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骨折でギプスをしたら、臭くて痒くて辛い!ギプスのムレ、かゆみ、臭いの原因と対策5つ。

長期間つける必要のあるギプスは、どうしても汗をかいて臭くなったりかゆくなったりしがちです。

ギプスが臭い!痒い!

骨折などでギプスをつけた場合、短くても1か月、長いと数か月にもわたって使い続けることになるため、患部を洗ったり触れたりすることができなくなります。ギプスの中でも、人間の肌は新陳代謝を行い、汗をかくため、本来ならば洗い流されえる垢などがたまったり、汗をかいて雑菌が繁殖したりして臭くなったり、かゆみを感じるようになるのです。こうしたギプスの時にかゆみや臭いの対策としては、どのようなものがあるのでしょうか。

 

汗をかかないように

最も大切なのは、できるだけ汗をかかないようにすることです。ギプスをするようなケガをしているのですから、運動を控えるのはもちろんですが、できるだけ涼しい室内で過ごしたり、薄着を心がけたりして、汗をかかないように心がけましょう。ギプスの内側はどうしても暑くなりやすく、通常よりも汗をかきやすくなります。汗によって湿疹などができてしまうと痒くなりやすいですし、かいた汗が刺激になってさらに痒みを強くすることになります。暑いときは、ギプスやギプスから出ている部分に保冷剤を当てるなどして冷やしてあげるのもよいでしょう。

 

濡れたら乾かす

濡れるとさらに雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌は匂いのもとになるので、できるだけギプスやその内部は濡らさないように気をつけましょう。濡れてしまったら、ドライヤーなどでできるだけ早くしっかり乾かすようにします。

 

アルコール除菌

アルコール除菌のできるウェットシートやスプレーなどで、定期的に除菌を行いましょう。ギプスしている腕や足は、ギプスをしたままで拭けるところまで拭きます。アルコール除菌シートやスプレーには、雑菌の繁殖を抑える効果がありますが、肌に合わない場合もあるのでその点は注意しましょう。

 

外せるギプスも

最近では、何か月もつけたままではなく、必要に応じて外すことのできるギプスもあります。自分で簡単に外せるようでは固定という点で不十分になるかもしれませんが、病院での診察時にでも定期的に外すことができれば、臭いや痒みのケアとしてはずいぶんしやすくなりますので、どうしても臭いや痒みが気になる場合は医師に相談しましょう。

 

かかないように

ギプスの隙間からモノを突っ込んで痒いところを掻くのは気持ちがよいものですが、皮膚を傷つけてそこから雑菌が入り化膿する可能性もあるので、あまりよくありません。専用の「かいかい棒」なども市販されていますが、できるだけ掻かないようにすることが大切です。

まとめ

骨折などの治療で大変なのが、長期間にわたるギプス生活です。夏など汗をかく季節は特に、臭いや痒みなどに悩まされる人も多いでしょう。なかなか患部が洗えずにストレスになりますが、濡れに注意しながらできる範囲内で患部を清潔に保ち、無理に掻かないように心がけましょう。