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20代~50代に多いメニエール病は早期発見が大切。知っておきたい主な症状4つ。

メニエール病とは、めまいや耳鳴りが繰り返し起こる病気です。

メニエール病とは

メニエール病とは、めまいや耳鳴りが繰り返し起こる病気です。内耳にある蝸牛の部分にリンパ液がたまったり、蝸牛や三半規管に水ぶくれができたりするのが原因と言われており、早期発見・早期治療が大切です。早く受診するためにも、主な症状を知っておくとよいでしょう。

メニエール病の症状

めまい

メニエール病の最も特徴的な症状は、めまいです。グルグルと周りが回っているような回転性のめまいが起こり、それが数十分から数時間と長時間にわたっておこります。一度ではなく、繰り返し起こるのがメニエール病で、回転性だけでなく、フワフワとした感じがする浮遊性のめまいがおこることもあります。

めまいの発作の間は横になって安静にするようにしましょう。

 

ふらつき

平衡感覚を司る三半規管にトラブルが起こることで、ふらつきを感じるようになるのもメニエール病の症状です。まっすぐ歩けなかったり、転倒しそうになるなど、無理に歩くと危険な状態でもあるので、ふらつきを感じたら安全なところで座るなどして、症状が治まるのを待ちましょう。

 

吐き気

平衡感覚に異常が現れることで、めまいやふらつきとともに吐き気を伴うこともあります。めまいやふらつきがあるときに無理に起きていようとすると吐き気が強まることが多いので、無理をせずに横になって過ごすなどして、症状が収まるのを待ちましょう。

 

難聴

メニエール病の症状には耳鳴りなどを伴うケースも多いです。また、耳鳴りでなくても、耳が詰まったような感じがしたり、音が妙に響くように感じる人もいます。これは蝸牛が聴覚を司る部分であり、そこにトラブルがおこっているのが原因ですが、進行すると難聴を引き起こすこともあります。メニエール病に早期治療が必要だとされる所以のひとつです。

まとめ

これらが、メニエール病で現れやすい主な症状です。これらの症状が同時に現れる人もいれば、めまいだけが起こる人、耳鳴りだけがひどいという人もいます。いずれにしても、早期治療が回復への近道ですので、こうした症状が表れてメニエール病かも、と思ったら、早めに耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

ストレスが多いことも、メニエール病の原因だと言われているので、普段からこまめにストレスを解消し、あまり溜めないような生活を心がけましょう。