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ストレスや食生活が関係してる?慢性逆流性食道炎にならないために気を付けること6つ。

食後や寝起きに胸焼けを感じることが多い人は特に注意が必要です。

慢性逆流性食道炎とは

食べたものや胃酸が、食道に逆流してしまうのが、慢性逆流性食道炎です。逆流すると、胃酸などによって食道の粘膜を傷つけてしまうため、胸やけや痛みを感じます。

本来、胃から食道に逆流しないようにする働きを持つ下部括約筋が弱ることによって起こることが多く、高齢者や胃の切除をした人などに多くみられます。

最近ではストレスや不規則な生活などが原因で、若い人にも増えており、妊娠中や肥満の人にも起こりやすい病気です。

慢性逆流性食道炎にならないために

慢性逆流性食道炎にならないために、生活するうえで気を付けることがいくつかあります。

 

食後すぐに横にならない

食後横になると、胃から食道へ食べたものが胃酸と一緒に逆流しやすくなります。食後の寝起きに胸やけを感じるのはそのためです。そうならないためにも、食後すぐに横にならないように気をつけましょう。

 

生活習慣の改善

睡眠不足や運動不足は、自律神経の乱れや、ホルモンバランスの崩れを引き起こします。それによって、逆流性食道炎になることもあるので、適度な運動を行い睡眠はしっかりとるなど、生活習慣を改善するように心がけましょう。

 

お腹を圧迫しない

お腹、特に胃の部分を圧迫すると、胃の中のものはどうしても逆流しやすくなります。ベルトをきつく締めすぎるなど、お腹を圧迫するような服装は避けたほうがよいでしょう。

 

刺激物は控える

刺激の強い食べ物は、それ自体が胃や食道に刺激を与えますし、胃酸の過多分泌を促進するなどして逆流の原因にもなります。できるだけ刺激物は控えて、胃に優しい食事を摂ることをおすすめします。

 

食べすぎない

食べすぎは、胃の内容物が増えるという点で、逆流しやすくなります。食事の時は腹八分を心がけて、お腹いっぱいになるまで食べないようにすることも、慢性逆流性食道炎を防ぐためには有効です。

 

便秘の解消

便秘によって腹圧が高まることにより、逆流性食道炎が起こることもあります。便秘の解消をすることも、逆流性食道炎の改善には大切です。

まとめ

慢性逆流性食道炎は、胸やけや痛みなど不快な症状を引き起こす炎症であり、それが続くと、ガンのリスクが高まるとも考えられています。慢性逆流性食道炎にならないために、食生活に注意し、食べてすぐに横になったり、お腹を圧迫したりしないように気をつけましょう。食べすぎや便秘にも注意です。