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口の中が乾くドライマウスはどうしたら治りますか?放置しても大丈夫ですか?

ドライマウスは口臭や虫歯の原因になるので、放置するのはよくありません 

ドライマウスとは

ドライマウスとは、口の中の唾液が少なくなって乾燥した状態のことです。常に口の中がねばついたように感じたり、食べ物を噛んだり飲み込んだりがしづらくなります。特に、パサパサした食感の乾いた食品は食べづらく、味覚異常を感じたり、しゃべりにくくなる人もいます。原因はいろいろありますが、多いのはストレスや薬の副作用などです。ストレスでドライマウスになると、さらにその不快感でストレスが増して症状が悪化することもあるので気をつけましょう。現代人は固いものを食べることが少なくなり、咀嚼回数が減っていることも、唾液が分泌されにくくなっている原因だと考えられています。その点ではドライマウスは現代病のひとつだといえるかもしれません。

ドライマウスを治すには?

糖尿病などの病気が原因でドライマウスになっている場合は、原因の病気の治療を行うことが必要になります。その投薬がドライマウスを引き起こしている場合は、別の薬に切り替えることで改善することもあるので、石に相談するとよいでしょう。ストレスが原因の場合は、ストレスを軽減するように生活を見直したり、リラックスできる時間を持つのも有効です。食事の時などに、あまり噛まずに飲み込んでしまう習慣のある人はドライマウスになりやすいので、しっかり噛む習慣をつけましょう。唾液の分泌を促す薬もあるので、そうした薬を使って治療することもあります。 

ドライマウスを放置すると

唾液は口の中の滑りをよくするだけでなく、口内を洗い流す作用もあるので、唾液が多いほうが口の中は清潔に保たれます。ドライマウスは不快なだけでなく、口の中が乾燥することで雑菌が繁殖しやすくなり、口臭や虫歯、感染症の原因になるので放置するべきではありません。特に高齢者の場合は、食べ物が飲み込みづらくなって、喉に詰まらせるリスクもあるので、きちんと対処したほうがよいでしょう。 

まとめ

ドライマウスは、口が渇いて不快なだけ、と思って放置する人も多いのですが、口臭や虫歯などの原因になるためきちんと対処することが必要です。ストレスなどが原因になっている場合は、できるだけストレスの原因を減らしてリラックスできる時間をとるようにしましょう。あまり気にするとそれがストレスになって悪化を招くので、早めに病院で相談するのもひとつの方法です。