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慢性的な腰痛が辛い。ヘルニアになりやすい人の特徴とは?

ヘルニアの原因には、加齢や生活習慣などいろいろなものがあります

ヘルニアとは

ヘルニアとは、内臓などが体内のあるべき場所からズレたり移動してしまうことで起こる痛みや違和感などの体の不調を言います。鼠経ヘルニアや大腿ヘルニアなどさまざまな種類がありますが、腰痛を伴う場合は椎間板ヘルニアであることが多いです。椎間板ヘルニアとは、背骨の骨と骨との間でクッションの役割を果たしている椎間板が押し出されることで神経を圧迫するなどして、痛みやしびれを引き起こすものです。腰に近い部分で起こることが多いため、椎間板ヘルニアは腰痛を引き起こすことが多いのです。

椎間板ヘルニアになりやすい人の特徴は?

椎間板ヘルニアになりやすい人にはいくつかの特徴があります。

 

  • 体質・体型的になりやすい人

椎間板ヘルニアは、椎間板の骨の劣化が原因のひとつだとされています。つまり、骨そのものが脆い人は、ヘルニアになりやすいといえるでしょう。また、体重が重たい人も、それだけ関節に負担がかかりますので、椎間板ヘルニアのリスクは高まります。

 

  • 生活習慣・仕事が原因でなりやすい人

座った姿勢でも立っていても、同じ姿勢を長時間続けていると、腰への負担は大きくなります。そのため、長時間運転席に座るドライバーや、立ち仕事の多い店舗スタッフなども、椎間板ヘルニアになりやすいといえるでしょう。荷物を運ぶ仕事や、中腰での作業が多い仕事の場合も要注意です。

 

  • 年齢によってリスクが異なる

高齢になると、骨はそれだけ密度が失われて脆くなっていきます。また、腰の周囲の筋肉が衰えることで、体を支える力が弱くなり、脊椎に負担がかかりやすくなるのも加齢の影響です。年を取るとヘルニアになりやすくなるというのは、こうしたことが原因だと考えられます。丈夫な骨を保つように食生活に気をつけたり、筋肉量を保つように生活の中に運動を取り入れるなどするとよいでしょう。一方、高齢者だけでなく、活動量の多い20代や30代の人もなることが多いので、若くても腰に負担をかけることが多い人は注意が必要です。

まとめ

腰痛の原因としてよくあるのが椎間板ヘルニアです。脊椎の骨の隙間の椎間板が押し出されることによっておこる椎間板ヘルニアは、骨の劣化や生活習慣、腰に負担がかかりやすい仕事などが原因でなることが多いので、リスクの高い生活をしている人は注意したほうがよいでしょう。加齢によっても起こりやすくなるので、その点も気をつける必要があります。