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長時間座りっぱなし、締め付けるズボンなど、太ももの外側が痛む原因と予防法。 

太ももの外側が痛むのは、外側大腿皮神経痛や、坐骨神経痛などの可能性があります。

太ももの外側が痛くなるケース

太ももの外側が痛くなるのは、いくつかのケースが考えられますが、それぞれ原因も予防法も異なります。痛みを軽減し、対策を行うためには、何が原因で痛みを生じているのかを調べることが大切です。

 

外側大腿皮神経痛

骨盤の外側にある骨から、太ももの前と外側の皮膚に走る外側大腿皮神経が傷むことで痛みが生じるのが外側大腿皮神経痛です。痛みやしびれが生じるのは太ももですが、神経が傷んでいるのは骨盤の横部分なので、太ももに処置をしても治りません。骨盤の部分を強く圧迫するような締め付けるズボンなどの衣類が原因となっていることもあり、こうして衣類を着ないようにすることで改善することもあります。

 

坐骨神経痛

坐骨とは、お尻の骨ですが、腰からお尻を通って太ももにかけて走っている神経を坐骨神経といいます。この坐骨神経が圧迫されることにより、太ももの外側に痛みを生じることもあります。太ももだけでなく、腰やふくらはぎなどの足にも痛みがある場合や、下肢全体に痛みがあるような場合は、坐骨神経痛かもしれません。坐骨神経痛の原因はいくつかありますが、腰を前に曲げたときに痛みがある場合はヘルニア型、後ろにそらしたときに痛みがある場合は狭窄症型の坐骨神経痛が疑われます。どちらに曲げても痛い場合は、両方を併発している可能性があり、この場合は痛みが強く出るので早めに治療を行いましょう。坐骨神経痛は、姿勢を正しく保つことが大切ですので、常に姿勢に注意して、痛みが強いときは専門医の診察を受けましょう。

 

不安定な骨盤

骨盤が不安定になっていると、歩いたときに股関節が柔軟に動かなかったり、姿勢が悪かったりします。そうすると、お尻から太ももの外側を通ってひざにつながる腸脛靭帯に負担がかかり、痛みを生じるようになるのです。この場合は骨盤を正しい位置にするようにストレッチをしたり、筋肉の柔軟性を高めるトレーニングやストレッチなどで改善することがあります。

まとめ

太ももの外側が傷む場合は、外側大腿皮神経痛や坐骨神経痛などいくつかの原因が考えられます。きついズボンなどによる圧迫で起こる外側大腿皮神経痛の場合は洋服を見直すことで改善しますが、坐骨神経痛などは治療を要することも多いので、痛みが強い場合は早めに診察を受けるようにしましょう。