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伸びで背中がつったり、急に痛むぎっくり背中とは?原因と対処法は?

急に背中に痛みが走る、それはぎっくり背中かもしれません。

ぎっくり背中とは

重いものを持ったり、体をねじるなどの動きをした際に、急に背中に痛みを感じることがあります。痛みが腰部分であればぎっくり腰だと思うタイミングですが、痛いのは背中、という場合は、ぎっくり背中かもしれません。

ぎっくり背中とは、筋・筋膜性疼痛症候群と呼ばれるもので、筋膜などが損傷して軽い肉離れを起こしているような状態になっていると考えられます。背中に痛みやしびれが生じ、時間が経つにつれて痛みやしびれの箇所が移動することもあります。

ぎっくり背中の原因

ぎっくり背中の原因、背中の筋肉やそれを覆う筋膜に、過度の負荷がかかったことです。もともと運動不足や同じ姿勢を続けてとることが多いと、筋肉が凝り固まった状態になっているため、重いものを持ったり体をねじったりと負荷がかかる動きをしたときに、筋肉や筋膜が損傷してしまいます。硬くなったゴムに負荷をかけると、伸びずにひび割れてしまうのと同じことです。そうして軽い肉離れを起こした状態になることで痛みを生じるのが、ぎっくり背中です。

ぎっくり背中になったら

ぎっくり背中は、筋肉が損傷したり、炎症を起こした状態になっているため、まずは冷やすのが基本です。仰向けに寝ると背中を圧迫するため、できるだけうつぶせになり、痛い部分を冷やしましょう。マッサージや入浴など、患部を刺激したり温めることは、とりあえず控えて、病院に行く場合は整形外科を受診します。

ぎっくり背中にならないために

ぎっくり背中は、背中の痛みで酷い場合は動くのも困難に感じるほどです。予防のためには、普段から姿勢に注意して背中の筋肉に急な負担をかけないようにしたり、ストレッチをするなどして筋肉をほぐし血行を促進するなどの方法が大切になります。

まとめ

ぎっくり背中は、背中の筋肉などに過度な負担をかけたことで軽い肉離れのような症状を起こすものです。しばらくは背中に痛みがあるので、シップなどで冷やすようにするとよいでしょう。気を付けていてもなることはありますが、普段から姿勢に気をつけたりストレッチの習慣をつけることが予防になると考えられています。