寝返り上手は、腰痛や肩こり知らず?寝返りをうつ意味とスムーズな寝返りのための工夫6つ。
2021年04月25日
健康を保つために、適度に寝返りを打つことはとても大切。寝返りを妨げない寝方をするように気をつけましょう。
寝返りが必要な理由
平均8時間の就寝中に、人は20~30回の寝返りを打つといわれています。この寝返りは健康のためには必要なことなのですが、その理由のひとつが、血液循環を促進するということ。動かずに寝ていると、体の下になっている部分に体重がかかって血行が悪くなってしまいます。寝返りを打つことで、血行を促進し、また全身から均等に発汗することで体温調節をスムーズ行ったり、背骨や筋肉へかかる負担を減らして日中の緊張を和らげることにもつながっているのです。
スムーズな寝返りのために
寝る環境や、日々の習慣によっては、寝返りがしづらくなっている場合があります。スムーズな寝返りのための工夫をいくつかご紹介しましょう。
布団やベッドの上にモノを置かない
寝る前に布団の中で本を読んだり、スマホを見たりするのがルーティンになっている人も多いでしょうが、枕元にこうしたモノを置いていると、無意識にそれを避けて寝返りがしづらくなっていることがあります。顔のそばに置いたまま寝落ちするのではなく、きちんと頭の上など邪魔にならないところに置いてから寝るようにしましょう。もちろん散らかった部屋で寝がえりの余地がないなどはもってのほかです。
マットレスは適度な硬さを
ふかふかのマットレスは気持ちが良いものですが、体が沈み込みすぎると、寝返りを打ちにくくなってしまいます。そのため、敷布団やマットレスは適度な硬さのあるものを選ぶようにしましょう。
動きやすい服装で
寝るときのパジャマは、動きやすく通気性に優れたものが良いとされています。伸縮性のあるTシャツやスウェットなどがおすすめですが、伸縮しない生地のパジャマの場合は、サイズに余裕を持たせるなどして動きやすいものにするとよいでしょう。大きすぎても動きづらいので、サイズ選びはしっかり行います。
重たすぎる布団はNG
掛け布団が重たすぎると、寝返りを打つのにも一苦労してしまいます。しっかり暖かく、それでいて軽い布団を選んだ方が寝返りは打ちやすいです。
就寝前にストレッチを
筋肉が強張っていると、寝返りを打ちにくくなるので、寝る前にストレッチをして体をほぐしておくのは有効です。ゆっくり体をほぐし、血行を促してから寝ましょう。
起きているときの姿勢にも注意
日中に姿勢が悪いことも、体の筋肉が強張って寝返りをうまく打てない原因になります。普段から姿勢を正しく保つように心がけ、筋肉や骨格への負担をかけないようにしましょう。
まとめ
スムーズな寝返りは、血行を促進し、腰痛や肩こりの予防にもつながります。寝返りがしやすいように、布団やパジャマなどを見直したり、軽いストレッチなどで体の緊張をほぐしてから寝るのがよいでしょう。