足の痛みや腫れが原因でなる大人の扁平足とはどんな病気?改善が期待できるおすすめ治療法4つ。
2022年07月18日
大人になってから発症する扁平足は、放置していると重症化するリスクがあります
大人の扁平足とは
足裏の土踏まずのアーチがない状態を扁平足と言います。この土踏まずは体が成長するにつれてできてくるものなので、子どもの頃は扁平足でも問題ありません。一方、それまでは土踏まずがあったのに、大人になってから扁平足になる場合があり、これが大人の扁平足と呼ばれます。原因としては、足裏の筋力の低下などでアーチがキープできなくなっていたり、肥満などによって土踏まずにかかる負荷が増えたりすることなどが考えられますが、もともと足のアーチが弱い人はなりやすい傾向にあります。放置して重症化すると、足がうまく体重を支えられなくなり、足裏が疲れやすくなったり、足首の骨が変形して歩きづらくなることもあります。
扁平足のおすすめ治療法
大人の扁平足は、早めに対処することで改善が期待できます。
- 足指・足裏の筋肉を鍛える
土踏まず周辺の筋肉の衰えは、扁平足の原因となります。普段からよく歩くように心がけるほか、自宅で簡単にできるエクササイズなどで筋肉を鍛えるようにしましょう。エクササイズの方法はいくつかあり、足の指を大きく開いたり曲げたりを繰り返す運動や、やや内股にした状態でつま先立ちを繰り返す運動などが有効です。座ったまま出来たり、料理や歯磨きをしながらできたりと手軽にできる運動なので、生活に取り入れてはいかがでしょうか。
2. 体重を減らす
体重が重いと、それだけ足裏のアーチにかかる負担が大きくなり、扁平足になりやすくなります。ウォーキングなどの運動は、足裏の筋肉を鍛えながら体重の減少も図れるのでおすすめです。
3. 足底板を使う
扁平足の状態によっては、足裏のアーチをサポートする足底板をつかうことを医師に勧められることもあります。こうした足底板やインソールを使うことで、痛みが軽減することも多いです。
4. 手術をする
保存療法で効果が表れず、痛みが強い場合などは手術をする場合もあります。
まとめ
大人になってからの扁平足は、歩くときに足への負担が大きくなり、痛みを生じることもあります。足裏の筋肉を鍛えるエクササイズをしたり体重が重い場合は減らしたりするなどして、早めに対策を行いましょう。痛みが強い場合は受診をして、足底板の使用や、重症の場合は手術をすることもあります。