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早い時間から、たっぷり寝ればいい?早寝と長寝のデメリットと睡眠制限法について。 

早寝や長寝は、意外と健康的な睡眠習慣ではないのです。

早寝・長寝はよくない?

なかなか眠れなかったり、睡眠が足りないような気がして、極端に早い時間に寝ようとしたり、なかなか眠れなくて布団の中で長く過ごすのは、逆に不眠につながることがあります。眠くなってスッと眠れるときや、早朝からの仕事などでそういった生活習慣になっている場合は、早い時間に眠るのはかまいませんが、普通に朝6時や7時に起きる生活をしている人は、夜の7時や8時といった早い時間に眠れるものではありません。早く寝たいな、と思っても、眠くないのであれば無理に早く寝苦労とする必要はないのです。また、長寝とは、長く眠ることも言いますが、眠れないまま布団の中で過ごすことも言います。よく、横になって目を閉じているだけでも体や脳は安まる」と言いますが、そんなことはなくて、横になっても眠れない、という良くない習慣が身についてしまうだけです。

睡眠習慣を改善するには?

早寝や長寝の良くないところは、寝られないのに横になり続けることで「寝たいけど寝られない」という状態に慣れてしまうことです。横になっても眠れないようなら、起きてお茶を飲んでみたり、本や雑誌を見るなど、何か活動をしたほうがよいでしょう。それで眠くなったら寝ればよいのです。この時に、パソコンやスマホなどを見るのは、寝つきを悪くしてしまうのでおすすめできません。リラックスできる方法をとるのがよいでしょう。

睡眠制限法とは

睡眠制限法とは、不眠症の治療法などに使われる方法で、起床時間や就寝時間を決めて睡眠をとる方法です。この方法では、まず一日の睡眠時間を計測し、毎日何時に起きるかを決めます。そこから、睡眠時間を逆算して就寝時間を決め、必ずその時間に布団に入るようにするものです。この方法では、眠いという感覚に左右されずに決めた時間を守ることが大切で、就寝時間より前に布団に入るのもダメですし、もっと寝たいからといって起床を遅らせてもいけません。数週間は必要とされる方法ですが、睡眠習慣の改善には効果的とされています。

まとめ

寝ても寝ても眠たい、という人は、早寝や長寝などで実際には十分な睡眠をとれていない可能性があります。長く布団に入っているから睡眠時間が十分とは限りませんので、効率よく十分な睡眠がとれるように、生活習慣を整えましょう。睡眠制限法などの方法で睡眠時間を調整するのもおすすめです。