更年期、運動や水分不足、無理なダイエットなど、女性の体臭の原因5つと対策。

女性の体臭の原因

女性の体臭には、いくつかの原因が考えられます。体臭を緩和するには、原因を特定して、それに合わせた対策を行うのが効果的でしょう。ここでは、女性に多い体臭の原因と対策をご紹介します。

 更年期

更年期の症状は人によって異なりますが、中でも多いのがほてりや発汗です。その汗の臭いが、体臭となっていることがあります。しかし、汗はかいてすぐの状態ではほとんど臭いがなく、洋服などについた汗に雑菌が繁殖することによって臭いが発生します。ですから、汗をかいてもすぐに拭き取ったり、着替えたりすれば臭いがすることはないのです。

汗は、「かきたくない」と焦ると余計に出てしまうものなので、焦らずに汗をかいたら拭けば大丈夫、という心持でいるとよいでしょう。

運動不足

汗は、日常的にかいているとサラサラした臭いの少ない汗が出るのですが、あまり汗をかかない生活をしていると、汗腺が衰えて汗の質が変化し、臭いのある汗が出るようになってしまいます。

運動不足による体臭は、この汗をかかないことが原因です。普段あまり汗をかかないという人は、運動をするなどして、汗をかく習慣をつけることも必要かもしれません。

無理なダイエット

ダイエットで糖質を極端に制限した生活をしていると、ケトン体と呼ばれる物質が生成されて、これが体臭の原因となることがあります。甘酸っぱい臭いが特徴で、飢餓臭などとも呼ばれる臭いです。バランスの良い食生活に戻すことで、この体臭は解消できます。

デリケートゾーン

デリケートゾーンはおりものや経血などにより臭いがしやすい部分です。おりものの臭いはそれほどではなくても、雑菌が繁殖すると臭いやすくなるので、清潔に保つようにして、下着は通気性のよいものを着けるとよいでしょう。

ストレスによる体臭

ストレスによって精神的に不安定になると、肌から皮膚ガスと呼ばれる硫黄化合物のようなにおいを持つ物質が発生することがわかっています。また、運動による汗ではなく、ストレスによる汗、いわゆる冷や汗などは臭いのしやすいアポクリン腺から出ることが多く、それが臭いの原因となることもあります。できるだけストレスは溜めないようにして、リラックスできる時間をつくりましょう。

まとめ

女性の体臭の原因はいろいろあるので、まずは体臭の原因を突き止めることが大切です。原因に応じた対策を行うことで体臭は緩和できますので、焦らず原因をさぐり、対策をしましょう。