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夜中に目が覚める「中途覚醒」、意図しない朝早い時間に目が覚める「早朝覚醒」の原因と対策について。

不眠の症状である「中途覚醒」や「早朝覚醒」にはさまざまな原因が考えられます。

「中途覚醒」「早朝覚醒」とは

中途覚醒や早朝覚醒は、不眠の症状のひとつです。不眠というと、寝ようと思っても寝られない、入眠障害をイメージしがちですが、寝ている途中に何度も目が覚める入眠障害をイメージしがちですが、眠っていても何度も目が覚めてしまう中途覚醒や、必要以上に早い時間に目が覚めてしまう早朝覚醒など、眠れないわけではないものの、十分な睡眠が確保できない症状もあるのです。

中途覚醒と早朝覚醒の原因

中途覚醒や早朝覚醒の原因はいろいろ考えられますが、人によって違いもあります。まず原因として考えられるのが加齢で、年を取るとどうしても朝早く目が覚めるようになりますし、眠りも浅くなります。また、トイレに行きたくなって夜中に何度も目が覚めて、その後しばらく眠ることができず中途覚醒になるケースも多いです。寝る前にアルコールを飲むと、眠っている間に脳の興奮状態が収まって目が覚めることもあります。運動不足で体が全く疲労していないため、早く目が覚めてしまうこともありますし、うつ病の場合も神経伝達物質の分泌異常で中途覚醒や早朝覚醒を引き起こすことが多いです。その他、ストレスが原因でこうした不眠になることもあります。

中途覚醒と早朝覚醒の対策

加齢によって中途覚醒や早朝覚醒が多くなったという場合は、睡眠不足などで体の不調や疲労を感じない限り、あまり気にする必要はありません。また、アルコールや運動不足に心当たりがある場合は、アルコールを飲んですぐに眠る習慣を改めたり、生活の中に体が程よく疲労する程度の運動を取り入れるなどの対処を行うとよいでしょう。

ストレスが多いという人は、できるだけストレスを解消できるように、趣味や軽いウォーキング、自宅でのトレーニングなどの体を動かし気晴らしをする時間を作ってみるのも有効です。

一方、うつ病などが原因で中途覚醒や早朝覚醒をしている場合もありますので、そういった対策で改善しない場合や、うつ病の不安がある場合には、専門医の診察や治療を受けることが必要です。

まとめ

中途覚醒や早朝覚醒は、不眠の症状にあたります。全く眠れないというわけではありませんが、十分な睡眠がとれないことで体に影響が来すこともあるので、思い当たる原因がある場合は積極的に対策を行っていきましょう。それでも改善しない場合は、医療機関で診察を受け、専門医に相談するなど、専門家の力を借りることをおすすめします。