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汗には良い汗と悪い汗がある?臭くないサラサラ汗をかくためにはどうすればいい?

サラサラ汗をかくためには、普段から適度に汗をかく習慣をつけることが大切です。

良い汗と悪い汗

汗は血液から作られますが、最初に作られた状態では塩分がたくさん含まれており、そのまま排出されると体が塩分不足になってしまうため、塩分を再吸収して水分だけを汗として排出します。この再吸収の機能がきちんと働いていると、汗は水に近い状態になり、サラサラした良い汗になるのです。一方、再吸収がうまくいかないと汗の塩分濃度が高まり、べたつきのある汗になってしまいます。こうした汗は不快感を高めるだけでなく、塩分が大量に排出されることで脱水症状を引き起こす危険性もあり、そのため悪い汗とよばれます。

汗を大量にかいたときは注意

悪い汗をかくケースはいろいろありますが、その一つに大量の汗を一気にかくことです。塩分の少ない良い汗にするためには、汗の中の塩分を再吸収する必要があるのですが、大量の汗をかいたときはどうしてもその機能が追い付かず、塩分を排出しやすくなってしまいます。また、塩分の再吸収を行う機能そのものが弱ってしまうと、悪い汗をかきやすくなるので、その点にも注意が必要です。

良い汗をかくためには

良い汗をかけるかどうかは、まず塩分の再吸収を行う機能がきちんと働く状態にあることが必要です。この機能が低下する原因でよくあるのが、日常的にこの機能が使われないために錆びついてしまっているケースです。

エアコンの効いた部屋にばかりいたり、運動を全く行わないなど、普段あまり汗をかかない人は、この塩分の再吸収がうまく行われなくなっていて、汗をかいたときに悪い汗になりやすくなっていることがあります。

良い汗をかくためには、普段から適度に汗をかく習慣をつけておくことが大切で、ウォーキングなど軽い運動をしたり、半身浴をするなどして、毎日少しでも汗をかくようにしておきましょう。体温が下がりすぎないように、温かい飲み物や食べ物を摂るようにしたり、エアコンの設定温度を下げすぎないようにするのも有効です。

まとめ

あまり汗をかかない生活をしていると、汗をかいたときの塩分濃度が高くなってしまい、べたつきのある「悪い汗」をかくようになります。サラサラした「良い汗」をかくためには、普段から適度に汗をかく習慣をつけ、汗の塩分を再吸収する機能がしっかり働くようにしておくことが大切です。