鍼灸で逆子を治せますか?注意点には何がありますか?
2020年11月10日
鍼灸によって逆子が治ったというケースは多く、有効だと考えられています。
逆子とは
本来お腹の中で赤ちゃんは頭を下に向けているのが正常な状態です。しかし、何らかの理由で赤ちゃんが上に向いてしまっているのが逆子ということになります。妊娠中は赤ちゃんが何度も向きを変えることがあるので、逆子になっても多くの場合元に戻りますが、出産までそのままだと帝王切開になることが多いです。妊娠後期になっても逆子のままの場合は、逆子体操や鍼灸によって戻そうとします。
鍼灸で逆子が治る?
鍼灸を行うことで、必ず逆子が治るというわけではありませんが、統計的に見ても治るケースが多いということから、現在でも逆子を治すために鍼灸を行うことは多いです。鍼灸によって、お腹を張りにくくすることと、血行を促進することで子宮が柔らかくなって、赤ちゃんが回転しやすくなると考えられています。また、鍼灸をすることで赤ちゃんに悪影響を及ぼすといった副作用もなく、安全な方法といえるでしょう。鍼灸で逆子を治すというものの、あくまで赤ちゃんが自分で戻りやすい状態になるようにサポートをするということなのです。
逆子治しの鍼灸をする場合の注意
鍼灸は、血行を促進する効果があり、それが逆子を治すことにもつながると考えられています。そのため、出血のある時などは、血行を促進することでさらに出血を促す可能性がありますので、鍼灸は控えたほうがよいでしょう。鍼灸によりお腹の張りを和らげる効果もありますので、お腹が張っているときや、貼りやすい人には鍼灸はおすすめです。
また、逆子やお腹の張りには、冷えやストレスが良くないとされています。鍼灸後はゆっくり過ごすようにするほか、普段から体を冷やさないように服装などにも気をつけたり、ストレスをためないようにこまめに解消を行うように心がけましょう。妊娠中でも楽しめるような趣味を見つけたり、そのための時間を取るようにすることも大切です。逆子が治らないことを気に病んでストレスになっては逆効果なので、鍼灸や逆子体操などできることをやってそれでも治らない場合は赤ちゃんにとってそれが位心地の良い環境だと思って気に病まずに過ごすことです。
まとめ
安全な出産のためにも、逆子はできるだけ治しておきたいものです。鍼灸は、血行を促進して子宮を柔らかくすることで、赤ちゃんが回転しやすいようにサポートを行います。また、冷えやストレスも逆子の解消にはよくないので普段の生活にも気を付けるようにしましょう。