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ヘルメットをかぶったような輪状の痛みは、肩首のコリが原因かも。緊張性頭痛とは?

頭痛の中でも特に患者数が多いのが緊張性頭痛です。

緊張性頭痛とは

頭痛にはさまざまな原因があり、中には特定の原因によって痛みが引き起こされているものもありますが、そうではなく慢性的に起こる頭痛で最も多いのが緊張性頭痛です。

頭全体に痛みを感じることもあれば、首から後頭部、こめかみにかけて痛みが強い場合などがあります。ズキズキ痛む、というよりは長く鈍痛が続く、といった痛みが特徴になります。

動けないほどの痛みではないため我慢をしたり頭痛薬を飲みながら仕事や学校に行くという人も多く、とはいえ常に頭痛の痛みや不快感があるため辛い症状でもあります。

緊張性頭痛の原因

緊張性頭痛の原因はいくつかありますが、最も多いのが同じ姿勢を長時間続けたりすることによる首や肩の緊張です。デスクワークで一日中パソコンを見ていたり、スマホやゲーム機をのぞき込むなど、首が不自然な角度になる姿勢で長くいることの多い人は特に注意したほうが良いでしょう。こうした姿勢で常に肩が凝っているという人も、緊張性頭痛になりやすい人です。また、精神的なストレスによって交感神経が刺激されると、筋肉が緊張状態になるため、肩こりが起こりやすくなります。こうしたストレスや血行不良による筋肉の緊張・硬化も緊張性頭痛の原因になると考えられています。

改善のために

緊張性頭痛は慢性頭痛の多くを占めるものであり、原因がいろいろあるため簡単に改善することは難しいのですが、まずは普段の姿勢を見直すことが大切です。

首や肩に負担のかかる姿勢を長時間続けているという人は、姿勢を正すように心がけたり、こまめに首や肩のストレッチを行うなどして、肩や首の筋肉をほぐしてあげましょう。

また、ストレスをためるのも頭痛の原因になるので、可能であればストレスの原因を取り除くようにしたり、それが難しい場合でも、休日にはリラックスした時間をとってストレスの解消を行うようにしたいものです。

また、痛みの強い場合は、慢性頭痛だからと我慢したり市販薬に頼りすぎることなく、医師の診察を受けることをおすすめします。

まとめ

緊張性頭痛は、慢性頭痛のなかでも最も多いもので、長時間不自然な姿勢を続けることなどによる肩こりが原因になっていることも少なくありません。普段から姿勢に気をつけたり、ストレッチをするなどして肩こりを解消することで、頭痛も軽減できる場合が多いので、試してみるとよいでしょう。

また、自分では難しかったり、時間の余裕がない場合などは、専門家の手を借りるのもいいでしょう。首や肩の凝りからくる、緊張性頭痛でお悩みの方は当院に一度ご相談ください。